Love forever 〜Destiny〜
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#501 [ゅぃ]
・・・・・・・避妊はちゃんとしていた。
避妊はしていても、中で出さなくても妊娠すると聞いたことはある。
でもまさか・・・・世菜がそうなると思ってもなかった。
頭の中はとにかく、「やべぇ」。
それだけだった。
:10/03/08 14:17
:PC
:☆☆☆
#502 [ゅぃ]
俺はしばらくその写真を見つめていた。
「・・か・・・てよ!」
「・・・・だ・・よ!!」
・・・・下から微かに怒鳴り声が聞こえた。・・・・世菜?
:10/03/08 14:20
:PC
:☆☆☆
#503 [ゅぃ]
俺はゆっくり腰を上げて、その声に耳を傾けながら、階段を下りた。
・・・・・嫌な予感がした。・・・・その怒鳴り声が男の声だったから。
「・・お願い帰って!!!」
「んだよ来てんだろ!?さっさと話つけろや!!!」
:10/03/08 14:23
:PC
:☆☆☆
#504 [ゅぃ]
俺は自分の目と耳を疑った。
・・・目の前には、世菜を怒鳴り付けている男がいた。
「・・・・・世菜?」
「っ!!直哉・・・・・・っ」
男は俺を睨み付けていた。
俺も男を睨み返した。
:10/03/08 14:27
:PC
:☆☆☆
#505 [ゅぃ]
俺は男を見て思い出した。
・・・・コイツ、世菜の元彼だ。
髪型が変わっていて、一瞬誰だか分からなかった。
「世菜・・・・・何やってんの?」
「っ直哉!!あたし・・・・・」
:10/03/08 14:30
:PC
:☆☆☆
#506 [ゅぃ]
「こいつ、妊娠してんだよ!!!」
世菜の元彼が怒鳴った。
「・・・ッやめて!!!」
「どーせ分かることなんだよ!!!」
「・・・・・世菜。どーゆーこと?」
本当は聞かなくても分かっていた・・・・。
:10/03/08 14:35
:PC
:☆☆☆
#507 [ゅぃ]
「・・・っごめ・・んなさいっ・・・・!!」
「・・・何誤ってんだよ?」
「ごめっ・・・っ直哉・・・あったし・・・・・」
〜♪
世菜が俺に謝る中、携帯が鳴った。
:10/03/08 14:39
:PC
:☆☆☆
#508 [ゅぃ]
「ちっ」
男は舌打ちして電話に出た。
「・・・・俺だ。・・・・あぁ・・・・・・分かった」
「っ・・・・・ぅ・・・・っく」
世菜は泣きながら嗚咽を繰り返している。
:10/03/08 14:41
:PC
:☆☆☆
#509 [ゅぃ]
ピ
男は電話を切るなり「・・・・話つけとけよ」
・・・そう低い声で世菜に言った。
最後に俺を睨み付けて男は帰っていった。
・・・・・・・・
:10/03/08 14:42
:PC
:☆☆☆
#510 [ゅぃ]
「・・・・・・世菜」
「・・・ぅぅ・・・っ」
「世菜。何があったのか話してくれよ・・・・・?」
「・・・・ごっめんな・・さぃ・・・・・・」
俺は泣いて謝り続ける世菜に対して、段々腹が立ってきた。
:10/03/08 14:44
:PC
:☆☆☆
#511 [ゅぃ]
「・・・・何なんだよ!!ちゃんと言えよ!!!」
「・・・ッ」
俺がそう怒鳴ると世菜は身体をビクつかせた。
「ごめ・・・・「なんで謝るんだよ!?俺に謝るようなことしたのか!?どうなんだよ!!!」
:10/03/08 14:45
:PC
:☆☆☆
#512 [ゅぃ]
自分の彼女にこんな怒鳴りつけるのは、初めてだった。
・・・泣き続けてる世菜に怒りが芽生えた。
「おい!!お前浮気したんだろ!?あいつお前の元彼なんだろ!?」
「・・・ぁ・・・・っっ」
「なんとか言えよ!!!!」
:10/03/08 14:48
:PC
:☆☆☆
#513 [ゅぃ]
「・・・・・・ごめっなさい・・・・・・」
世菜はそう言って俺に頭を下げてきた。
「・・・・・嘘だろ。なんなんだよ、俺の知らないとこで会ってたのかよ!?」
俺がそう言うと、世菜は小さく頷いた。
:10/03/08 14:50
:PC
:☆☆☆
#514 [ゅぃ]
「・・・・・・ふざけんな!!!!」
ドンッ
俺は思い切り壁を殴り付けた。
世菜が大きく震え上がった。
・・・・拳に痛みなんか感じない。今は怒りの方が大きい。
:10/03/08 14:53
:PC
:☆☆☆
#515 [ゅぃ]
しばらくの間沈黙が続いた。
世菜も俺も、何も言わない・・・・・・。
もう、俺たちは終わりだ。
何もかも。
俺は静かに動いた。
階段を上がって、荷物を取り、もう一度階段を下りた。
:10/03/08 14:55
:PC
:☆☆☆
#516 [ゅぃ]
階段を下りると、世菜はさっきと同じ体制で蹲って泣いている。
嗚咽が聞こえる。肩を震わせて泣いている。
・・・・でも、俺はもう世菜の肩を抱くことはない。
「・・・・っなおやぁぁ・・・・・」
世菜が俺の名前を呼んだ。でも俺は世菜に返事をしない。
:10/03/08 14:57
:PC
:☆☆☆
#517 [ゅぃ]
「・・・・・っごめんねっ・・・・・あたしっ好きなの・・・・・」
好きと言われても、そんなの信じられない。
・・・・だってお前は、浮気しただろ?あの男と・・・俺の知らない所で会ってたんだろ?
もう・・・・俺・・・・・
:10/03/08 14:59
:PC
:☆☆☆
#518 [ゅぃ]
「信じらんねぇよ」
俺は言葉を吐き出した。
「・・・・っ好き・・なの・・・」
「・・・・・・俺・・・もう無理だ」
俺はそう言い残して、世菜の前から姿を消した。
:10/03/08 15:01
:PC
:☆☆☆
#519 [あすか]
:10/03/09 12:43
:N04A
:☆☆☆
#520 [ゅぃ]
>>519さん ありがとうございます!!!
もうこの小説読んでくれている方がいると思わなかったので
めちゃくちゃ嬉しいです!!! (ノω・、)
:10/03/09 15:31
:PC
:☆☆☆
#521 [ゅぃ]
更新します♪
:10/03/09 15:32
:PC
:☆☆☆
#522 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・
あぁ・・・そういや雨降ってたんだっけ。
世菜の家を出て、俺は傘も差さずに歩いていた。
いつのまにか雨は強く降り出していた。
・・・・・全然気付かなかった。
:10/03/09 15:34
:PC
:☆☆☆
#523 [ゅぃ]
あー・・・カラオケ。行けねぇよな、この格好じゃ。
てゆーか、電車乗るにしてもこの格好のままって・・・・・
「・・・・・・なんなんだょ・・・・」
嫌な日だ。・・・・今日は厄日だな。
:10/03/09 15:38
:PC
:☆☆☆
#524 [ゅぃ]
しばらく雨に打たれて考えていた。
どうして世菜は・・・・あの男と会っていたのか。
・・・・あの男のことが忘れられなかったのか?
俺、あの男より世菜を幸せにしてやれなかったのか?
俺は、それに気付いていなかったんだ・・・・。
・・・・・・ちくしょう。
:10/03/09 15:42
:PC
:☆☆☆
#525 [ゅぃ]
悔しかった。
あんなに一緒にいたのに・・・・愛し合ってたんじゃねぇのかよ?
・・・世菜は俺よりあの男が好きなんだ。
なんならちゃんと言ってほしかった。
あの男のことが忘れられないって。だから俺と別れようって・・・・。
俺、こんな別れ方したくなかったんだよ・・・・。
俺って・・・・なんだったんだ?
・・・・だから悔しかった。
:10/03/09 15:49
:PC
:☆☆☆
#526 [ゅぃ]
でも、それ以上に
・・・・・・・寂しかった。
あんなに一緒にいたから、愛し合っていたと思っていたから。
俺のことを誰よりも好きでいると思っていたから。
・・・・これからも一緒に、隣にいるんじゃなかったのかよ?
:10/03/09 15:50
:PC
:☆☆☆
#527 [ゅぃ]
・・・・でも、だからって・・・・・世菜がいくら俺を好きだと言おうと、
俺がいくら悔やんでも、俺はもう戻れないんだ。
何度謝られたって、どうしようもねぇんだ。
・・・・・もう、世菜との恋は終わりなんだ。
あの頃に戻ることはない。・・・・・・永遠に。
:10/03/09 15:53
:PC
:☆☆☆
#528 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
俺は鞄から携帯を取り出した。
ピ プルルルル プルルルル プルルル
「もっしー!?」
「あ、俺」
「あ!直哉!?」
:10/03/09 15:55
:PC
:☆☆☆
#529 [ゅぃ]
「おう。あと30分位でそっち行くわ」
「まじ?おーい、直哉も来るってさ♪あっいつもの駅前な!6号室だから!」
「わかった。またあとでな」
:10/03/09 15:56
:PC
:☆☆☆
#530 [ゅぃ]
ピ
俺は、今は一人でいたくなかった。
誰かと一緒にいたかった。
慰めてもらいたいわけじゃない。・・・・一人が嫌だった。
「・・・・はっ、別れブームか?今」
自嘲気味に笑った。俺ってなんだんだよ。って。
:10/03/09 15:59
:PC
:☆☆☆
#531 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・
俺はずぶ濡れのまま電車に乗った。
周りからの視線を感じたけど、もうどうでもよかった。
見たきゃ見ればいい。
俺は足早に家に帰った。濡れた制服を脱いで、Tシャツとジーンズに着替えた。
:10/03/09 16:01
:PC
:☆☆☆
#532 [ゅぃ]
髪の毛から滴が垂れてくる。
ワックスを付けた髪の毛は、少しべたついていた。
洗面所の水道で頭に水を当てた。
タオルで適当に髪を拭いて、財布と携帯だけを持って、俺は家を出た。
:10/03/09 16:03
:PC
:☆☆☆
#533 [ゅぃ]
傘を差して歩いていると、丁度タクシーがあったから、
それに乗り込んで、カラオケまで行った。
・・・・・・・・・
「あ!直哉きたぞ〜♪」
「・・・おっす」
部屋の中はみんなで歌って踊ってて、すげぇ賑やかだった。
「おー!ってお前濡れてんじゃん!?」
:10/03/09 16:06
:PC
:☆☆☆
#534 [ゅぃ]
「まぁ座れよ!」
「飲み物何飲む〜?ってか世菜よかったのか?」
「あー・・・・・・てか、別れた」
「「「え・・・・・・・?」」」
その場が一気にシーンとなった。
みんな吃驚した顔で、嘘だろ?って顔で俺を見てる。
:10/03/09 16:07
:PC
:☆☆☆
#535 [ゅぃ]
「・・・なんか、家にあいつの前の男きてさ・・・・なんか、あいつ妊娠してたんだよ。・・・俺、浮気されてた」
気付くと俺は口走っていた。
・・・こんなんじゃ、もっと悪い雰囲気になる。
「ははっ!ま!そーゆうわけで、俺も失恋。だから今日は楽しむわ!」
俺は笑ってそう言った。
:10/03/09 16:11
:PC
:☆☆☆
#536 [ゅぃ]
「直哉・・・・・大丈夫かよ?」
「ん?全然!俺も歌うわ!」
「・・・直哉、失恋同士、今日ははっちゃけよ!」
「そうだそうだ!もうこうなったら歌いまくれ!」
:10/03/09 16:13
:PC
:☆☆☆
#537 [あすか]
1作目から見てました

完結まで
頑張ってください(^^)

:10/03/10 00:04
:N04A
:☆☆☆
#538 [ゅぃ]
>>537さん
本当ですか!?ありがとうございます(っ´∀`)
なかなか更新できなくてすいません↓
頑張って完結させるので、よろしくお願いします♪
:10/03/12 16:15
:PC
:☆☆☆
#539 [ゅぃ]
更新します☆
:10/03/12 16:16
:PC
:☆☆☆
#540 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
「あ〜たしさくらんぼ〜♪」
「「「もう一回!!」」」
俺はマスカラを持ってジャカジャカ振り回して踊った。
・・・みんな、俺を心配して、気遣ってくれる。
:10/03/12 16:20
:PC
:☆☆☆
#541 [ゅぃ]
なんか・・・・・いーよな、仲間って。
一緒にいると、気が紛れるんだ。
楽しい気持ちになれる。気持ちが楽になる。
・・・・こいつらがいて、マジよかった。
「直哉」
:10/03/12 16:21
:PC
:☆☆☆
#542 [ゅぃ]
「・・・おう。心」
‘さくらんぼ’が歌い終わり、他のヤツが入れた失恋ソングが始まると同時に、心が俺の隣に座った。
「・・・・あたしもね、別れちゃったんだっ」
「そっか・・・・・。なんか今、別れブームでもきてんのか?」
:10/03/12 16:23
:PC
:☆☆☆
#543 [ゅぃ]
「だねぇ〜」
心があははと笑った。
「直哉も、もっとなんか歌いなよ」
「そうだな。何歌おっかな」
それからカラオケが終わるまで、心はずっと俺の隣に座っていた。
:10/03/12 16:25
:PC
:☆☆☆
#544 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・ん、なんか・・・・あったけぇ。
誰かが、俺の手を繋いでいる。
相手の手は、すごく温かかった。
:10/03/12 16:27
:PC
:☆☆☆
#545 [ゅぃ]
・・・・・そして、その温もりは突然スッとどこかへと消えてしまった。
俺の隣には、誰もいない。
少し遠くに・・・男女の姿が見えた。・・・・・世菜。
世菜は俺ではなく、違う男と手を繋いでいる。
その時見た世菜の笑顔が・・・・・俺の心を締め付けた。
:10/03/12 16:29
:PC
:☆☆☆
#546 [ゅぃ]
バッ!!!!!
「・・・・・夢・・・か?」
俺は世菜の夢を見ていた。・・・・気が付くと、俺は涙を流していた。
頬に、涙のあとがある。目は、少し赤く腫れていた。
・・・・・世菜と別れたという事実は、今更ながら心を締め付けられる。
:10/03/12 16:32
:PC
:☆☆☆
#547 [ゅぃ]
俺は、世菜と別れてから、世菜の夢を、よく見るようになった。
気がつくといつも、涙のあとがある。
・・・・そして、世菜を思い出しては、寝ているときでなくても、涙を流すようになった。
もう終わりにしたい。世菜を思う気持ちも、その度に目頭が熱くなることも、心を締め付けられる、あの感覚も。
:10/03/12 16:35
:PC
:☆☆☆
#548 [ゅぃ]
・・・・・俺は、忘れられるんだろうか?
「ぎゃははははは!!」
「ひぃー腹いてぇ」
「やばいってまじ直哉!」
:10/03/12 16:37
:PC
:☆☆☆
#549 [ゅぃ]
世菜と別れた俺は、毎日のようにたまり場へと入り浸っていた。
ここにいると、落ち着くんだ。
世菜の事を思い出さなくて済む。
毎日、みんなとバカなことして笑っていた。
そして、俺の隣にはいつも心が居たんだ。
:10/03/12 16:41
:PC
:☆☆☆
#550 [ゅぃ]
心は、最初出会った頃とは、段々変わってきていた。
なんか、大人っぽくなった。っていうか、あか抜けたっていうか。
まだ一年も経ってねぇのに、なんか変わっていた。
・・・・俺は、周りから見ると、どんな風に変わっているんだろう?
:10/03/12 16:43
:PC
:☆☆☆
#551 [ゅぃ]
そんなことをしながら過ごしていた。
季節は変わって、冬になった。
毎日寒い。・・・・・・そういえば、世菜と付き合いだしたのも冬だった。
:10/03/12 16:44
:PC
:☆☆☆
#552 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・
「・・・・ッ」
バッ
「・・・・・またかょ・・・・」
まただ。また夢だ。
いつもいつも・・・・笑顔の世菜がいる。
:10/03/19 17:37
:PC
:☆☆☆
#553 [ゅぃ]
カチッ
俺は煙草を一本取り出し、火を点けた。
いつからだったかな・・・・。
俺は、煙草を吸うようになっていたんだ。
煙草を吸うと・・・・落ち着くんだ。
:10/03/19 17:39
:PC
:☆☆☆
#554 [ゅぃ]
・・・・・冬休みが始まって3日目。
今年のクリスマスは、たまり場でパーティーをした。
去年は・・・・・やめよう。思い出すのは。
・・・・俺、弱い。
:10/03/19 17:42
:PC
:☆☆☆
#555 [ゅぃ]
時計を確認すると、もう昼過ぎだった。
〜♪
携帯が鳴り出した。
ピ
「はい?」
「おす直哉〜」
:10/03/19 17:44
:PC
:☆☆☆
#556 [ゅぃ]
「どーした?」
「おー今日さ、花火やるぞ、花火!」
「は?この季節に花火かよ?」
おいおい・・・・真冬だぞ?
「やーまぁ、ノリでそーなったんだよ!夏に買っといたやつ、残っててさ・・・・」
:10/03/23 18:08
:PC
:☆☆☆
#557 [ゅぃ]
「はは、なんだソレ」
「まぁまぁ。・・・っつーわけで、一応5時には集合な」
「りょうかい〜」
ピ
・・・・花火か。あんだけ夏にしたのに・・・・。(笑)
:10/03/23 18:10
:PC
:☆☆☆
#558 [ゅぃ]
ふー・・・・・
煙草・・・もう残り少ねぇ。
俺は煙草を吸い終わった後、下へ行ってとりあえず朝飯(昼飯?を食った。
ゴツッ
「ってぇ!!!!」
:10/03/23 18:14
:PC
:☆☆☆
#559 [ゅぃ]
「おい、俺のバイクの雑誌どこだ」
「・・・・いてぇよ」
あー、出たバカ兄貴。
「おい直哉、どこだ?」
「俺の部屋・・・・・」
:10/03/23 18:15
:PC
:☆☆☆
#560 [ゅぃ]
実は俺には、4つ年上の兄貴がいる。
名前は、光哉。
「・・・・つーかいてぇよ」
「許せ」
バカ兄貴はスタスタと俺の前から去って行った。
:10/03/23 18:18
:PC
:☆☆☆
#561 [ゅぃ]
あいつ・・・寝起きで機嫌わりぃんだ、絶対。
俺に当たられても困るっつーの。
ちなみに、寝起きでなかったらいっっつもヘラヘラしてるんだよな。
・・・・ヘラヘラではないか。普段は愛想良いんだよな。
:10/03/23 18:20
:PC
:☆☆☆
#562 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・
「おっす」
「直哉〜みんなきたぞー」
「おそい!!」
俺がたまり場にきた時間は、とっくに五時を過ぎていた。
「わりぃわりぃ」
:10/03/24 15:54
:PC
:☆☆☆
#563 [ゅぃ]
「よっしゃ公園行くぞ!」
「いこーっ♪」
ぞろぞろとみんなで歩き出した。
ざっと十人はいただろうな。
「打ち上げ早くしたいな〜」
「いや、線香花火だろ♪」
:10/03/24 15:56
:PC
:☆☆☆
#564 [ゅぃ]
「じゃあさ、線香花火、みんなで勝負ね!」
・・・・・今日の夢、・・・はぁ。
「直哉きいてる?」
「・・・・え?」
「だから!線香花火勝負だよ!」
:10/03/24 15:57
:PC
:☆☆☆
#565 [ゅぃ]
「あぁ、聞いてる聞いてる。勝負な!」
冬になると、日が暮れるのが早くなってきていた。
公園に着くなり、みんながわいわいと花火をやりだした。
俺もみんなと一緒になって、花火をしながら気を紛らわせた。
:10/03/24 16:00
:PC
:☆☆☆
#566 [ゅぃ]
「おい見ろ!二刀流っ!!!」
「んだと!?こっちは三十本持ちだぁぁ!!!」
「ぎゃははははは!」
「持ちすぎ〜」
はは、三十本て、持ちすぎだろ。(笑)
:10/03/24 16:02
:PC
:☆☆☆
#567 [ゅぃ]
それからしばらくして、花火は一本も無くなった。
「あ〜終わっちゃったね」
「ね〜線香花火ジンが一番だったし」
「さすが俺だろっ」
それからは、公園でずっとたまっていた。
みんな、色んな話をしている。
:10/03/24 16:04
:PC
:☆☆☆
#568 [ゅぃ]
みんなが話している間、俺は今日見た夢のことを考えていた。
・・・・考えても、何も変わらないのに。
ただ、気持ちが暗くなるだけだ。
でも・・・考えてしまう。
・・・・いい加減・・・・終わりにしてぇ。
:10/03/24 16:08
:PC
:☆☆☆
#569 [我輩は匿名である]
・・・・・・やばい。泣きてぇ。
「ちょっと、ジュース買ってくるわ」
「おー」
俺は近くのヤツに声をかけて、自販機へ向かった。
:10/03/26 00:20
:PC
:☆☆☆
#570 [ゅぃ]
↑すいませんゅぃです;;;
:10/03/26 00:20
:PC
:☆☆☆
#571 [ゅぃ]
ジュース買うなんて真っ赤なウソだ。
俺は近くのベンチに腰をかけた。
その瞬間、涙がとめどなく溢れてきた。
・・・・んだよ・・・なんだよ!!!なんで涙出てくるんだ?
俺ってこんな弱かったのか?なんで出てくるんだよ・・・・・・
:10/03/26 00:22
:PC
:☆☆☆
#572 [ゅぃ]
情けなかったけど、俺は声を押し殺して泣いた。
「・・・・ッ・・・・・・ッ」
くそ・・・・ちくしょう。
早く泣き止め。止まれ止まれ止まれ・・・・・・・。
:10/03/26 00:24
:PC
:☆☆☆
#573 [ゅぃ]
カーン カランカラン・・・・
聞かれてたか?・・・・・だれだ・・・・?
「誰?」
:10/03/26 00:25
:PC
:☆☆☆
#574 [ゅぃ]
俺がそう言うと、
「・・・・ごめん」
心が俺に姿を見せた。
「なんだ・・・心か」
・・・・泣いているのなんて、見られてたんだろうけど・・・・
俺は平然を装った。
:10/03/26 00:26
:PC
:☆☆☆
#575 [ゅぃ]
「となり、座れよ」
「うん・・・・」
それから、お互い何も喋らなかった。
心、俺が泣いてんの見て、吃驚したんだろうな、はは。
:10/03/26 00:27
:PC
:☆☆☆
#576 [ゅぃ]
もう・・・・いっか。
「・・・俺かっこわりぃよな。泣いたりとかさ」
俺はそう言っていた。
鼻がすげぇムズムズする。
俺は鼻から息を吸った。そしたら、ズズーって音がして、余計にかっこわりかった。
:10/03/26 00:28
:PC
:☆☆☆
#577 [ゅぃ]
「俺、弱いな」
そう自分の口からその言葉が出ると同時に、俺の目からは涙が溢れた。
ギュっ
:10/03/26 00:29
:PC
:☆☆☆
#578 [ゅぃ]
心が俺を抱き締めた。
・・・・駄目だ。駄目だ。優しくされたら、余計に涙が出る。
「・・ズッ・・・・・ッ」
久しぶりに、人の温もりを感じた。
・・・・俺は心の背中に手を回した。
「・・・直哉は、弱くなんかないよ」
:10/03/26 00:31
:PC
:☆☆☆
#579 [ゅぃ]
「・・・・さんきゅ」
俺はそう言い返すのが精一杯だった。
多分、声震えてた。
・・・・・・心の身体が震えている。
「・・ッ・・・っく・・・・ひッ・・・・」
:10/03/29 23:06
:PC
:☆☆☆
#580 [ゅぃ]
「・・・・・なに、お前が泣いてんだよ。」
ほんとに、え、なんでお前が?って感じだった。
「・・・だっ・・・て・・・・っく・・・直哉は・・っ・・・弱くなんっか・・・ない・・」
心は、否定してくれたんだ。
:10/03/29 23:08
:PC
:☆☆☆
#581 [ゅぃ]
嗚咽までして・・・・・俺は心の背中をさすっていた。
普通立場逆じゃね?
「お前、泣きすぎ(笑)」
心は、俺の分まで泣いてくれた。
・・・・それが、今の俺には助かったんだ。
:10/03/29 23:10
:PC
:☆☆☆
#582 [ゅぃ]
・・・・・・もう、泣きたくねぇ・・・って思ってたから。
「顔見ないでー」
「なにそんな泣いてんの。悲しいのは俺なのに、なんでお前の背中、
さすってんだろうな(笑)」
「・・・・ごめん」
:10/03/29 23:10
:PC
:☆☆☆
#583 [ゅぃ]
心は、マジでごめんって顔で言ってた。(笑)
「いや、逆に助かったわ」
「え?」
「もう泣かないって決めてたからさ。
お前が俺の分まで泣いてくれて、助かった(笑)」
:10/03/29 23:11
:PC
:☆☆☆
#584 [ゅぃ]
心のおかげで・・・・世菜を忘れる決心ついたんだ。
「ありがとな」
俺は心に、お礼を言った。
心は俺の言葉に笑いかけてくれて、「いつでも話きくからね」って言った。ていうか、少し叫びに近かった。
:10/03/29 23:14
:PC
:☆☆☆
#585 [ゅぃ]
・・・・・でも、もう話さねぇよ。
忘れるって決心したんだから・・・・。
ウジウジしねぇって決めたんだからな・・・・・・。
:10/03/29 23:16
:PC
:☆☆☆
#586 [ゅぃ]
その日から・・・・何も変わっていないようで、俺の中の気持ちが、確実に変わって行っていたんだ・・・・
・・・・・心に対する、俺の気持ち。
その自分の気持ちに気付いたのは、ジンの一言だった。
:10/03/29 23:18
:PC
:☆☆☆
#587 [ゅぃ]
・
・・・・ある日。いつものように学校へ行って、授業受けて・・・・4時間目の授業を、ジンと一緒に、屋上でサボってた。
「直哉、火ぃかして」
「ん」
二人で晴れ渡った空見ながら、煙草吸ってた。
:10/03/29 23:21
:PC
:☆☆☆
#588 [ゅぃ]
「ふぅーー」
「・・・今日、天気いいな」
「・・・・・な」
ぼーっと黄昏れてた。
:10/03/29 23:21
:PC
:☆☆☆
#589 [ゅぃ]
「・・・・お前さ、どうなったんだよ?5組のユーコちゃん」
「・・・俺みたいなチャラいヤツは無理なんだって・・・・・(泣)」
「ぶっマジかよ!(笑)」
まぁ・・・ジンは仲良くなった頃、すでにチャラい状態で。
高校へ入ると、それはそれは更にチャラくなったわけで。
:10/03/29 23:25
:PC
:☆☆☆
#590 [ゅぃ]
「いいし!こないだから目つけてる二高の子アタックするもん!」
まぁこんな感じで。
するもん!て・・・・(笑)女子か。
「まぁ次々と・・・・」
「俺は一途にはなれねぇんだよ」
:10/03/29 23:30
:PC
:☆☆☆
#591 [ゅぃ]
ジンには昔、紗理奈って言う彼女がいた。
ジンはかなり惚れていた。
・・・・でも、紗理奈がまぁすごい女で。
ジンのことを金としか見ていなかった。
紗理奈と付き合ってる時は、マジ人が変わったようにウザかった。「紗理奈がさ!紗理奈が!」ってばっか言いやがって。
:10/03/29 23:34
:PC
:☆☆☆
#592 [ゅぃ]
んで紗理奈が別の男と歩いてんの目撃して、その時紗理奈が言った台詞が、
「ジン、うざいよ?っていうか、アンタのこと遊んでるって気付かなかった?金にしか見えねぇんだよ」・・・・・・。
そんとき俺はジンと一緒にいて、紗理奈がそうジンに言ったのも横でバッチリ聞いてて。
・・・・・その日からジンは元通りになった。
っていうか、更にパワーアップした。
:10/03/29 23:39
:PC
:☆☆☆
#593 [ゅぃ]
「俺はお前みたいにチャラくはなれねぇよ」
「一緒にこの道行こうぜ、直哉」
「いや、断る。・・・・お前いつか女に呪われるぞ」
っていうかすでに呪われてんじゃ・・・・・?
:10/03/29 23:41
:PC
:☆☆☆
#594 [ゅぃ]
「つーか直哉だよ」
「は?」
いきなりジンが笑顔でそう言ってきた。
「お前!!」
「は?え?だからなに?」
「知ってんだからな、分かってんだからな。俺は♪」
:10/03/29 23:43
:PC
:☆☆☆
#595 [ゅぃ]
「だからなにが?」
半分呆れて真面目に聞き返すと、
「青春だね、直哉くん」
そしてニヤニヤした顔で俺にそう言ってきた。
「・・・・だからなんだよ・・・・」
:10/03/29 23:44
:PC
:☆☆☆
#596 [ゅぃ]
「お前、心に惚れてんだろ?」
・・・・・・・・俺が心に?
「・・・・・・・は!?」
「ぅおっなんだよ!変に隠すのやめろよ!」
:10/03/29 23:46
:PC
:☆☆☆
#597 [ゅぃ]
「え、ちょいちょいちょいちょい待って下さい」
「何回言ってんだよ?」
「俺が心に?」
「おう。見ててなんだよって思う」
ジンが煙草をふかしながら冷静に答えた。
:10/03/29 23:47
:PC
:☆☆☆
#598 [ゅぃ]
「・・・・なんだよって何が?」
「・・・・・はぁ」
ジンは俺を見つめるとため息つきやがった。
「お前な。自覚してねぇのか?最近やたら心と一緒にいねぇ?んでもって、やたら心を目で追ってねぇ?んでから、やたら心を違う目で見つめるわけ?」
:10/03/29 23:49
:PC
:☆☆☆
#599 [ゅぃ]
ジンが一気に俺に言った。
俺はそれを頭の中で整理して、数秒後にその言葉全部を理解した。
「・・・・・そうか?」
俺が出した答えはその一言だった。
そしてジンは「はぁー・・・・」ってまたため息つきやがった。
:10/03/29 23:50
:PC
:☆☆☆
#600 [ゅぃ]
「お前自覚してねぇの?」
「・・・・え?」
「してねぇんだな。心を好きだって」
「・・・・ちょっと待ってくれよ。・・・俺そんな目で見てんのか?あいつのこと。俺あいつのことは・・・・犬みたいなやつで・・・・」
:10/03/29 23:53
:PC
:☆☆☆
#601 [ゅぃ]
「・・・・・犬?」
「あ、違う違う。人なつっこいって意味で・・・・」
「んーまぁ確かに犬っぽいな・・・・って、犬に対してあんな目向けるかよ」
ジンはすっげぇ疑っているっていう目で俺を見る。
:10/03/29 23:55
:PC
:☆☆☆
#602 [ゅぃ]
「・・・・俺、そんな目で心を見てんのか?
「あぁ、見てるな」
・・・あぁ。気付かなかった。
俺が自分の気持ちに気付いてないことに。知らない内に目で、心を追っていることに。・・・・いつもいつも、隣にいることに。
:10/03/29 23:56
:PC
:☆☆☆
#603 [ゅぃ]
「・・・・・ジン。俺さ、世菜と別れてから、感覚狂ったのかもしんねぇ。好きってなんなんだよ・・・・・」
「・・・・・そのまんまだよ。知らない内に目で追ってたり・・・・それが好きって事なんじゃねぇの?」
ジンはチャラいくせに、そーゆーとこには敏感なんだ。
:10/03/29 23:59
:PC
:☆☆☆
#604 [ゅぃ]
「・・・・・・好き、か」
俺はその言葉を呟いてみた。
「直哉・・・お前、」
「ん?」
「・・・・いや、なんでもねぇわ」
:10/03/31 16:33
:PC
:☆☆☆
#605 [ゅぃ]
「んだよ?」
「・・や・・・・・直哉さ」
「おう?」
「もう・・・・世菜とのこと、大丈夫かよ?」
「え・・・・?」
:10/04/08 22:16
:PC
:☆☆☆
#606 [ゅぃ]
「や、言いたくねぇならいいんだけどさ?・・・・・たまに悲しそうな顔するだろ?お前。・・・・・心のことが好きなんだったら、俺はそれで良いと思う・・・・」
・・・・・・・ジン。
「・・・・・・俺さ、ぶっちゃけあの頃かなりキツかった」
「・・・・あぁ」
:10/04/08 22:19
:PC
:☆☆☆
#607 [ゅぃ]
でも・・・・俺は。
「実はな?結構前に公園で花火したろ?・・・・・そんとき俺、頭ん中世菜のことばっかでさ・・・・皆の前だったし、情けねぇけど、俺抜け出して泣いてたんだょ・・・・・」
「・・・・・おぅ」
「・・・・・そんとき、心が着いてきたんだ。・・・・んで、一緒に泣いてくれた」
:10/04/08 22:21
:PC
:☆☆☆
#608 [ゅぃ]
「で、言ってくれた。・・・・直哉は弱くないよって」
俺は一旦そこで話を止めて、煙草を吸った。
「・・・・・・・そんなことがあったのか」
ジンが静かに呟いた。
:10/04/08 22:24
:PC
:☆☆☆
#609 [ゅぃ]
「あぁ・・・・俺、気付かねぇ内に心に惹かれてたのかもしんねぇ。いっつも俺の心配ばっかして、俺の隣にばっかり来て・・・・俺、あいつが俺に笑いかけてるのとか見ると、犬がしっぽ振って喜んでるように見えんだよな・・・・・」
「・・・・・・ぶっ」
ジンが噴出した。
:10/04/08 22:26
:PC
:☆☆☆
#610 [ゅぃ]
「確かに見えるかもな(笑)」
「・・・・だろ?でも・・・その笑顔がさ、俺の心癒してんのかなぁ・・・って思うんだよな。・・・気付いたら心にばっか連絡してるし」
「・・・・・決定的だな」
ジンが俺を見てふっと笑って言った。
:10/04/08 22:29
:PC
:☆☆☆
#611 [ゅぃ]
「・・・・良かった。お前まだ引きずってんじゃねぇかって思ってたんだよ。お前なんも言わねぇからさ、俺なりに心配してたんだぞ?」
・・・・・ジン・・・・・・
「・・・さんきゅーな」
「おう。なんかあったら、すぐ言えよな」
:10/04/08 22:32
:PC
:☆☆☆
#612 [ゅぃ]
そう言ってジンは、俺の肩に軽いパンチを入れた。
なんつーか・・・・こいつとの友情が深まった気がした。
クサイけど。
その日は色んなことについて、ずっと喋っていたような気がする。
:10/04/08 22:34
:PC
:☆☆☆
#613 [ゅぃ]
・
・・・・・・・・ジンと屋上で話した日以来、俺は特に心を意識するようになっていた。
周りから見たら変わんないと思うけど、俺はかなり平然を装って心と接していた。
・・・・・・俺はそろそろ、心に気持ちを伝えようと思っていた。
:10/04/08 22:36
:PC
:☆☆☆
#614 [ゅぃ]
いつ、どこで気持ちを伝えようと考えていた頃、俺の携帯に心からメールが届いた。
「この間借りたCD返したいんだけど?」
俺はすぐに返信した。
「今家いるから、うちくる?」
:10/04/08 22:40
:PC
:☆☆☆
#615 [ゅぃ]
心から、「すぐ行くね♪」って返ってきたから、俺は今日告白しようって思っていた・・・・・。
心は20分くらいで家についた。
・・・・最初の方、心はマンガ、俺は雑誌を読んでいて、心も俺も全然会話らしい会話をしていなかった。
:10/04/08 22:42
:PC
:☆☆☆
#616 [ゅぃ]
読んでいる雑誌の内容が頭に入ってこない位、俺はこのあとどう出るか・・・・ずっと考えていた。
・・・・・・よし、心がマンガを読み終わったら、・・・言う!
俺はそう決めた。
マンガはあと半分くらいのページまできていた。
:10/04/08 22:43
:PC
:☆☆☆
#617 [ゅぃ]
パラ・・・・・・パラ・・・・・・
心が一枚一枚マンガをめくる度、俺の心臓はドキドキと音を立てる。
・・・・・あーこれが告白だったっけな。
なんて、初めて女の子に告白したときの事を思い出したりしていた。
:10/04/08 22:45
:PC
:☆☆☆
#618 [ゅぃ]
マンガのページ数が減ると、反比例するように俺の心臓の音は早くなる。
・・・・・心が最後のページに指をかけた。
ドクンッッ
俺の心臓は今日一番の音を立てて飛び跳ねた。
:10/04/08 22:47
:PC
:☆☆☆
#619 [ゅぃ]
心がマンガを机の上に置いた。
俺はもう・・・・・頭が真っ白だった。
だけど、行動を起こさなきゃ駄目だ・・・・・・
そう思い、俺は後ろから心に抱きついたんだ。
「え・・・直哉?」
:10/04/08 22:49
:PC
:☆☆☆
#620 [ゅぃ]
当然心は吃驚している。
「なお・・・・」
「心。・・・俺、お前の事好きかも」
・・・・・・言った。
:10/04/08 22:49
:PC
:☆☆☆
#621 [ゅぃ]
「今まで妹みたいだと思ってた。でも、あの日・・・・
俺は弱くないって、そう言ってくれた」
俺がそう言うと心は、ゆっくりと・・・・俺の腕に自分の手を重ねた。
「・・・・俺、お前に側にいてほしい」
「・・・直哉。あたしも好き。」
:10/04/08 22:51
:PC
:☆☆☆
#622 [ゅぃ]
3月5日。
俺と心は、この日から恋人同士になった。
・・・・・その日、俺は初めて心とキスをした。
そして・・・・・・・身体を重ねた。
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#623 [ゅぃ]
・
「いやぁ〜ほんとよかった!」
「カップル誕生だね〜」
「ヒューヒュー♪」
直哉と付き合いだしてから、直哉と一緒にたまり場に行くと、案の定皆からひやかされた。
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#624 [ゅぃ]
↑すいませんミスです。。。。
心と付き合いだしてから、心と一緒にたまり場に行くと、案の定皆からひやかされた。
です。ごめんなさい
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#625 [ゅぃ]
「なおやん・こころんカップル〜♪ポッキーだよーん」
ジンがそう言いながらポッキーを差し出してきた。
「おい・・・なんだよその、なおやん・こころんって・・・・」
「あはは。こころんって・・・・ぶっ(笑)」
心はどうやらツボにはまったらしい・・・・。
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#626 [ゅぃ]
「いや〜お前ら二人にピッタリなカップル名だろっ!?」
そう言ってジンはポッキーを食べ始めた。
「ピッタリって・・・・・」
「なおやん・・・・っ!良いねなおやん!ねっなおやん♪」
「・・・・・こころん、それやめて?」
とか言って俺もノリで言ってみた(笑)
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#627 [ゅぃ]
「ぶっ!あははははは!」
「ふはっなおやん今日ノリいーな!」
ジンと心は二人で爆笑してた。
・・・・・言うんじゃなかったって少し後悔した。
「ジン君やばいって〜あたしはまりそう・・・・ね、なおやん」
「てゆーか、すでにはまってんじゃん・・・・・」
:10/04/08 23:05
:PC
:☆☆☆
#628 [ゅぃ]
・
それからしばらくの間、俺たちはたまり場で「なおやん・こころん」って呼ばれてた。
心もかなり楽しそうに「なおやん〜」とか言って、俺のこと呼んでた。
:10/04/08 23:07
:PC
:☆☆☆
#629 [ゅぃ]
三月には中・高卒業式があって、俺たちは付き合いだしてすぐ春休みを迎えた。
春休み中は皆で遊んだり、心と二人っきりで遊んだりもした。
:10/04/08 23:09
:PC
:☆☆☆
#630 [ゅぃ]
たくさん思い出ができた。
そうやって毎日遊んでいると、春休みなんてあっという間だった。
・・・・・・・それから一年。俺と心は別れもせず順調に付き合っていた。
春は花見に行って、夏は海に行って、秋には遊園地へ行って、冬には公園で雪遊びした。
:10/04/08 23:13
:PC
:☆☆☆
#631 [ゅぃ]
心は中三になってて、俺と一緒の高校へ受験するために、勉強を頑張っていた。
元々勉強できる心は、毎日こつこつ頑張っていて、無事に高校に合格した。
俺は頑張っている心を見てきたから、「よく頑張ったな」って言って、合格祝いにホールケーキ買ってやった。
:10/04/08 23:16
:PC
:☆☆☆
#632 [ゅぃ]
「二人じゃ食べきれない」って言って、結局皆で食べたんだっけ。
そのときジンに「お前よっぽど好きなのな。付き合って一年は経つのに、いーよな」って言われた。
・・・・・心といると飽きねぇ自分がいた。
春・夏・秋・冬。一年365日一緒にいてもいい程。って思ってた。
:10/04/08 23:19
:PC
:☆☆☆
#633 [ゅぃ]
そして4月、入学式。
俺と一緒の制服着てる心を、嬉しく思った。
いつもつるんでいる皆も一緒だったから、高校生活は半端なく楽しかった。
そうやってまた一年過ぎていったんだ・・・・・・・
:10/04/08 23:22
:PC
:☆☆☆
#634 [ゅぃ]
俺と心は二つ歳が離れている。
・・・・・だから、一緒に高校へ通えるのは、たったの一年だった。
俺には仲の良い先輩がいて、その先輩が県外の大学へ行っていた。
その先輩から聞く大学の話が、俺には新鮮で、その大学へ行ってみたい。って思い始めてた。
:10/04/08 23:24
:PC
:☆☆☆
#635 [ゅぃ]
・・・・・・でも、県外の大学へ行くには、地元を離れなきゃいけない。
心とも毎日会えなくなる。
皆とも毎日会えなくなる。
・・・・・・俺は決心した。
遠距離恋愛、そんなもんどうってことない。
ここにも帰ってこれる。またいつでも皆に会える。
:10/04/08 23:26
:PC
:☆☆☆
#636 [ゅぃ]
俺は心に、先輩が通ってる、県外の大学へ行きたい・・・・って話をした。
そしたら心は「がんばってね!!」って屈託のない笑顔で俺を応援してくれた。
だから俺は、頑張ろうって決めたんだ。
:10/04/08 23:29
:PC
:☆☆☆
#637 [ゅぃ]
日は長くはない。
俺は心といる時間も勉強をしていた。
誰より俺を応援してくれていたんだ、心は・・・・・
・・・・・・だけど、心は・・・・寂しくないのか?
心は毎日俺を見てくれていた。
一回も、「寂しい」「行って欲しくない」なんてこと、言わなかった。
:10/04/08 23:31
:PC
:☆☆☆
#638 [ゅぃ]
・・・・・・俺は無事大学に合格した。
「直哉おめでとう!よかったね!がんばってね!」
心がとびきりの笑顔で祝福してくれた。
だけど俺は、
「お前寂しくねぇの?」
ずっと聞きたかった事を口にした。
:10/04/08 23:34
:PC
:☆☆☆
#639 [ゅぃ]
「・・・・・・・・」
俺がそう言うと、今まで笑顔だった心が突然ぴたっと黙った。
「・・・・・・ひっ」
ひっ!?
「寂しいよぉー・・・・・ひっく・・・・ぅぅ・・・・・・」
黙ったと思った心が、いきなり泣き出した。
:10/04/08 23:36
:PC
:☆☆☆
#640 [ゅぃ]
「っう・・・・・・寂しかったけど・・・・我慢してた・・・・・っほんとは寂しいぃ・・・・・」
そう言って泣いている心を、俺は抱き締めた。
抱き締めて、背中をさすっていた。
・・・・・そして、泣き止まない心に、俺は指輪を贈ったんだ。
:10/04/08 23:39
:PC
:☆☆☆
#641 [ゅぃ]
実は、日雇いのバイトとかで、ちょくちょく貯金してた。
心はすげぇ吃驚してたけど、泣きじゃくりながら、「ありがとう
」って言ってた。
「ペアだからな」って言うと、もっと涙を流す心を、改めて好きだって実感した。
:10/04/08 23:43
:PC
:☆☆☆
#642 [ゅぃ]
それからすぐに、俺は地元から出て行った。
・・・・・・・・新しい地へ向かう汽車の中、俺は静かに、一筋の涙を流した。
:10/04/08 23:46
:PC
:☆☆☆
#643 [ゅぃ]
・
俺の新しい生活は、一日があっという間に終わる。
親からの仕送りは毎月ちゃんと送られてくる。だけど、俺は毎日バイトを入れていた。
大学生活はすげぇ楽しいけど、やっぱり地元が恋しくなる。・・・・心に会いたくなる。
:10/04/08 23:48
:PC
:☆☆☆
#644 [ゅぃ]
俺と心は毎日連絡を取り合っていたけど、毎日忙しくて・・・・・・忙しすぎて、あんまり連絡を取ってやれないような生活になっていた。
バイトから帰ってきたらクタクタで、すぐに眠りにつく。
飯はちゃんと食ってるつもりでいたけど、体重が少し減ってるように感じた。
:10/04/08 23:50
:PC
:☆☆☆
#645 [ゅぃ]
ある日・・・・・・ある人物との再会のせいで、・・・・俺は人生を狂わせることになる。
その日は大学が休みだった。
だけど、昼にはバイトを入れていたから、昼前までしっかり寝てから、バイトへ出かけた。
:10/04/08 23:54
:PC
:☆☆☆
#646 [ゅぃ]
「お疲れ様です!」
バイトが終わったのは、夜8時頃だった。
・・・・・晩飯何食おっかな・・・・そんな事を考えながら駅へ向かって歩いていた。
すっかり暗くなった空の下、「・・・・・・直哉・・・・」誰かが俺を呼んだ。
:10/04/08 23:56
:PC
:☆☆☆
#647 [ゅぃ]
・・・・・・まさか。俺はそう思った。
・・・・でも、このよく聞いた事のある声。間違いないと俺は思った。
俺は後ろを振り向いた。
そこには・・・・・・世菜がいた。
:10/04/08 23:57
:PC
:☆☆☆
#648 [ゅぃ]
「直哉、久しぶりだね・・・・・・」
世菜は俺に段々近づいてくる。
「世菜・・・・・」
「元気だった?」
そう言った世菜の顔を見た瞬間・・・・・おかしいと思った。
・・・・・目が・・・・・おかしい。
:10/04/09 00:00
:PC
:☆☆☆
#649 [ゅぃ]
「・・・・ぉう」
「ずっと・・・・話しに行こうって思ってたの」
「もう・・・話すことなんてないよな・・・・?」
どうして今頃いきなり現れたんだ?
・・・・・なんのために?
:10/04/09 00:02
:PC
:☆☆☆
#650 [ゅぃ]
世菜は俺の言葉に、首を横に振った。
なんなんだよ・・・・・・・
「あのね・・・・・・あたし、流産したの」
・・・・・・え?
流・・・・産?
:10/04/09 00:03
:PC
:☆☆☆
#651 [ゅぃ]
「・・・・んだよ、それ。・・・・・俺には関係ないだろ?」
俺がそう言うと、世菜はまた首を横に振った。
・・・・・・・・
「あのときの子供・・・・・・直哉の子なの」
:10/04/09 00:04
:PC
:☆☆☆
#652 [ゅぃ]
うそだろ・・・・・・うそに決まってんだろ・・・・・?
「冗談やめろよ?」
「・・・・冗談じゃない」
・・・・・・そんな目ラリってるやつの話なんか、信じられるかよ。
「・・・・あのときの男の子供じゃねぇのかよ?」
:10/04/09 00:06
:PC
:☆☆☆
#653 [ゅぃ]
「・・・・・違う」
じゃあなんなんだよ・・・・・!?
あのとき、謝ってたじゃねぇかよ・・・・・・・
「・・・・・確かに、あたしは・・・・直哉と付き合っている時、元彼とも会ってた・・・・・・」
「・・・・・・浮気してたんだろ?」
:10/04/09 00:08
:PC
:☆☆☆
#654 [ゅぃ]
世菜は足下を見つめたまま、否定しなかった。
「・・・・ごめんっでも!・・・・・避妊はちゃんとしてたの・・・・・」
・・・・・・んだよソレ。
「だから・・・・俺の子供だって言いたいのか?・・・・・避妊してたのは俺も一緒だろ?」
・・・・・でも・・・・例え避妊していても、その行為をしたって事は、100パーセント子供の父親が俺じゃないとは言い切れない・・・・・・。
:10/04/09 00:10
:PC
:☆☆☆
#655 [ゅぃ]
マジ・・・・・・勘弁してくれよ・・・・・・。
「お前・・・・あの男んとこ、戻ったんじゃねぇのかよ?」
「・・・・・・・・・」
世菜は答えない。
「・・・・・・・・」
俺も黙ったまま何も言わない。
:10/04/09 00:13
:PC
:☆☆☆
#656 [ゅぃ]
少しして、世菜が口を開いた。
「・・・・・直哉のこと、忘れられない」
・・・・・・は?
「んだよ?・・・・・今更。俺、今彼女いるし」
「・・・・・でも、忘れられない」
なんだよそれ、マジ。
俺と付き合っている間、あの男・・・・元彼のこと、忘れられなかったんじゃねぇの?
だから、浮気してたんじゃねぇの?
:10/04/09 00:15
:PC
:☆☆☆
#657 [ゅぃ]
俺の・・・・・俺の気持ちも知らないで。
「毎日思ってた。・・・・あのときの子供・・・・直哉との子じゃないのかなって・・・・・」
やめてくれ・・・・・・・
「きっと・・・・・直哉との子だったんだなって・・・・・・」
マジやめろよ・・・・・・。
:10/04/09 00:17
:PC
:☆☆☆
#658 [ゅぃ]
「・・・・・・俺に責任取れって言ってんのか?」
「・・・・それは・・・・・・・・」
世菜はまた黙ってしまった。
マジ意味わかんねぇ。
:10/04/09 00:19
:PC
:☆☆☆
#659 [ゅぃ]
「・・・・・・俺、今忙しいんだけど」
そう言うと世菜は俺を見上げた。
そして、何か考えたようにすると、「・・・・・分かった。じゃあ・・・・・」
「悪いけど、俺もう話す気ないよ?今大事な彼女いるし。責任取ってほしいって言うんなら、金渡すし」
:10/04/09 00:22
:PC
:☆☆☆
#660 [ゅぃ]
「・・・・・・・・・」
「・・・・じゃあな」
俺はそう言って再び駅へと向かった。
・・・・・もう、俺の前に姿見せないでくれ・・・・・・。
:10/04/09 00:23
:PC
:☆☆☆
#661 [ゅぃ]
その日、俺は心から掛かってきていた電話を、掛け返さなかった。
・・・・・動揺していたから・・・・・心への気持ちが変わったわけなんかじゃない。
・・・・・何か余計なことを言ってしまいそうで、心に心配掛けたくなかった。
・・・・・・・・・ごめんな、心。
:10/04/09 00:25
:PC
:☆☆☆
#662 [ゅぃ]
それからしばらく、世菜は俺の前に姿を現さなかった。
心とは、忙しいけど合間を見つけて、連絡を取り合っていた。
けど・・・・俺が生活に段々慣れてきた頃、世菜がまた、俺の前に姿を見せたんだ・・・・・。
:10/04/09 00:26
:PC
:☆☆☆
#663 [ゅぃ]
夜10時。
バイトが終わって、家に帰って、大学の課題をしていた。
そのとき、インターホンが鳴った。
・・・・・・・誰だ?
俺は不審に思いながら、ドアの小さな穴を覗いた。
:10/04/09 00:28
:PC
:☆☆☆
#664 [ゅぃ]
そこにいたのは・・・・・・・・・・世菜。
「直哉っ!」
・・・・・んで家知ってるんだ?
まさか、つけられてたのか?
・・・・・・・今日で話をつけよう。
俺はそう思いドアを開けた。
:10/04/09 00:30
:PC
:☆☆☆
#665 [ゅぃ]
「直哉・・・・・!」
「・・・・なに?こないだの話?」
俺は冷たく言い放った。
「あ・・・・・あたし、やっぱり直哉が・・・・・」
「その話なら聞かないから」
:10/04/09 00:31
:PC
:☆☆☆
#666 [ゅぃ]
俺はそう言って再びドアに手を掛けた。
「待って!話だけでも聞いて・・・・・・・」
「・・・・・いい加減にしてくれよ」
世菜は俺同様ドアに手を掛け、悲願してくる。
:10/04/09 00:37
:PC
:☆☆☆
#667 [ゅぃ]
「お願い!」
世菜はそう言い、部屋に入ってこようとする。
「帰ってくれよ!!!!」
俺がそう怒鳴った瞬間、世菜は隙をついて俺を押し倒した。
ドンッ
:10/04/09 00:39
:PC
:☆☆☆
#668 [ゅぃ]
俺は背中を思い切り床に打ち付けられた。
いってぇ・・・・・・
そう思い俺は身動き出来なくなっていた。
その瞬間
「・・・・・・・・・ッ!!」
何かが腕に刺さった、そんな痛みが走った。
:10/04/09 00:40
:PC
:☆☆☆
#669 [ゅぃ]
「おっ・・・おい!何したんだよ!?」
「大丈夫・・・・・・・すぐ気持ち良くなるから・・・・・」
!?
んだよそれ!
・・・・・・腕には注射器が刺さっていた。
:10/04/09 00:42
:PC
:☆☆☆
#670 [ゅぃ]
「やめろ!やめろーーーーー!!!!!」
俺は・・・・・・薬物を投入された。
「・・・・・っやめてくれ・・・・・・」
俺は何度もそう言った気がする。
・・・・・俺はパニックに陥っていた。
:10/04/09 00:45
:PC
:☆☆☆
#671 [ゅぃ]
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・」
パニックのせいか、息が乱れてくる。
玄関の扉は、気付かない内に閉められていた。
そして、俺に薬物を投入した世菜は、自分にも薬物を投入していた。
:10/04/09 00:46
:PC
:☆☆☆
#672 [ゅぃ]
「直哉、大丈夫だよ・・・・・?」
フラフラした目で、俺を見つめる世菜。
「・・・・・・っ」
世菜は俺に、キスをした。
「・・・・ゃめろ!やめろ!!」
「やめないよ・・・・・・?」
:10/04/09 00:48
:PC
:☆☆☆
#673 [ゅぃ]
そう言った世菜は、俺に跨りキスを繰り返す。
・・・・・その内、段々と俺は抵抗することもなくなっていた。
なんだか・・・・凄い良い気分だ。
気持ちが良い。
「・・・・・気持ちいーよね?」
「・・・・・うん」
:10/04/09 00:49
:PC
:☆☆☆
#674 [ゅぃ]
俺は完全に、自分を見失っていた。
俺は・・・・・・・狂った。
どれくらい時間が経っただろう?
俺は今何してるんだ?・・・・・俺の目の前にいるのは・・・・・世菜。
:10/04/09 00:52
:PC
:☆☆☆
#675 [ゅぃ]
「・・んっ・・・・あっ・・・・ぁ」
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・」
俺が今身体を重ねてるのは・・・・・世菜。
「あっ・・・・・なお・・・・ゃぁ・・・・・・」
今俺の首に手を回して、俺の名前を呼んでいるのは・・・・・・世菜。
・・・・・・おれ・・・・・・おれ・・・・・・。
:10/04/09 00:55
:PC
:☆☆☆
#676 [ゅぃ]
・
「ねぇ・・・・・・直哉」
「・・・・・・・・」
「あたしと・・・・・一緒にいてくれる?」
「・・・・・・・・」
:10/04/09 00:56
:PC
:☆☆☆
#677 [ゅぃ]
最悪だ・・・・・・こんなの最低だ。
「また・・・・・・あげるよ?」
「・・・・・・・・」
「一緒にいてくれたら、またあげる」
「・・・・・・・分かった」
・・・・・・・・俺は、腐っている。
:10/04/09 00:59
:PC
:☆☆☆
#678 [ゅぃ]
「直哉・・・・・彼女と別れて?」
「・・・・・・・」
「・・・・じゃないと、もうあげないよ?」
「分かった」
・・・・・・俺はクズ以下だ。
:10/04/09 01:00
:PC
:☆☆☆
#679 [ゅぃ]
プルルルルル・・・・・・
プルルルルル・・・・・・
「もしもし直哉!?」
「・・・・・」
「・・・・直哉?」
あぁ。俺は最低最悪の人間だ。
:10/04/09 01:03
:PC
:☆☆☆
#680 [ゅぃ]
「なお・・・・」
「心。俺ら別れよう」
「・・・・・え?」
「ごめん、別れて。」
「な・・んで?直哉?」
「それだけだから。じゃあ」
ピ
:10/04/09 01:05
:PC
:☆☆☆
#681 [ゅぃ]
・・・・・・・俺は自分の手で・・・・・心を失った。
薬の力に・・・・・誘惑に・・・・・俺は敵わなかったんだ。
こんな俺を・・・・・心は二度と会ってはくれないだろう。
俺を許してはくれないだろう・・・・・・。
こんなに汚れた俺を。
:10/04/09 01:08
:PC
:☆☆☆
#682 [ゅぃ]
「直哉・・・・・・抱いて?」
「・・・・・・あぁ」
こんなに腐り切った俺を・・・・・・・・・
誰が許してくれる?
:10/04/09 01:09
:PC
:☆☆☆
#683 [ゅぃ]
ごめん。
・・・・・そんな言葉だけじゃ済まされない。
俺は、簡単には抜け出せられない道を、彷徨うことになる。
もう、俺は駄目だ・・・・・・。
:10/04/09 01:10
:PC
:☆☆☆
#684 [ゅぃ]
・
心・・・・・・・心・・・・・・・こころ・・・・・・
心・・・・・・・・・
ごめん。
:10/04/09 01:11
:PC
:☆☆☆
#685 [ゅぃ]
〜心side〜
:10/04/09 01:22
:PC
:☆☆☆
#686 [ゅぃ]
・・・・・・・・吃驚した。
亜美と一緒に、翔輝の家へ行って、上着を返しに行った・・・んだけど・・・。
あたしの前に姿を見せた翔輝は、寝起きだった。
・・・・・しかも、キティちゃんのゴムで、前髪をちょんまげに縛って・・・・
:10/04/14 22:45
:PC
:☆☆☆
#687 [ゅぃ]
二人で話すのは、あの夜・・・あたしと翔輝が初めて会った時以来で・・・・翔輝に妹がいるってことが分かった。
・・・・・・それから、翔輝と連絡先を交換した。
昔のあたしからは、想像もつかない。
翔輝は・・・・・なんだか大丈夫だって思えるんだ。
:10/04/14 22:49
:PC
:☆☆☆
#688 [ゅぃ]
「亜美〜お待たせ」
「あ、起きてた?翔輝!」
「寝起きだったよ。メール気付かなかったって言ってた」
「やっぱり!」
:10/04/14 22:52
:PC
:☆☆☆
#689 [ゅぃ]
・・・・・翔輝が玄関に出てきたときに気付いたんだけど・・・・・、翔輝の目は二重だった。
初めて会った時は、警戒していたし・・・・一緒に飲んだ時は、まじまじと顔見る余裕なんてなかったし・・・・・。
でも、さっきのは結構な至近距離だったから、改めて顔を見たような気がした。
:10/04/14 22:54
:PC
:☆☆☆
#690 [ゅぃ]
・
「「ありがとうございましたぁ」」
「心ちゃんっ上がっていいよ〜♪」
「えっもうそんな時間ですか?お疲れ様でした!」
時計を見ると、もう七時。
仕事が終わる時間だった。
:10/04/14 22:59
:PC
:☆☆☆
#691 [ゅぃ]
・・・・・・翔輝と連絡先を交換してから、三日が経った。
交換した日に、一通だけメールが届いていた。
「上着わざわざありがとな。また飲みいこーな。 翔輝」
ってきていた。
「こちらこそ。また行こうね」
・・・・・男の人とのメールなんて、凄く久しぶりだったあたしは、たったそれだけの返事を返した。
:10/04/14 23:03
:PC
:☆☆☆
#692 [ゅぃ]
それから二日が経って・・・・・仕事が終わって携帯を見ると、不在着信が入っていた。
誰だろう?
そう思って確かめると、翔輝からだった。
・・・・・・・え、電話?
:10/04/14 23:05
:PC
:☆☆☆
#693 [ゅぃ]
着信が入っていたのは、一時間くらい前。一件だけだった。
あたしは、なんだろう?と思い、電話をかけ直した。
プルルルルル・・・・・・
プルルルルル・・・・・・
「・・・・もしもし?」
「あ・・・・心、です」
:10/04/14 23:07
:PC
:☆☆☆
#694 [ゅぃ]
一瞬、翔輝の声を聞いてドキッとした。
・・・・・・電話越しでの低い声に。
「あ、仕事終わった?」
「うん、ついさっき」
「実はさー・・・・・あ、亜美に代わるな?」
亜美?
今一緒いいるの?
:10/04/14 23:08
:PC
:☆☆☆
#695 [ゅぃ]
「もしもし心?」
「亜美〜」
「仕事おつかれ!」
「うん」
「今ね、一登と翔輝といるんだけど・・・久しぶりにご飯いこーってなってね!心これる?」
「うん、行けるよ」
:10/04/14 23:10
:PC
:☆☆☆
#696 [ゅぃ]
「分かった!じゃあ、●○駅今からこれる?」
「はーい、二十分くらいで着くかな」
「おっけ〜じゃ、また後でねっ♪」
「はいはーい」
なんでだろ・・・・?
なんで亜美、電話直接掛けてこなかったんだろ?
:10/04/14 23:13
:PC
:☆☆☆
#697 [ゅぃ]
特に意味はないのかな。
充電切れてるって事も、あるし。
あたしは特に気にしないで、電車に乗って、待ち合わせの駅まで向かった。
それにしても・・・・やばい。
翔輝の声にドキッってしちゃったよ・・・・・。
:10/04/14 23:14
:PC
:☆☆☆
#698 [ゅぃ]
待ち合わせの駅に着くと、亜美・一登・翔輝があたしを迎えてくれた。
「おつかれ〜♪」
「ごめんっ待たせちゃって!」
「いいのいいのっ」
皆を交互に見ると、翔輝とバチッと目が合った。
「おつかれ」
翔輝が少し笑って、言った。
「あ、ありがとう」
:10/04/14 23:16
:PC
:☆☆☆
#699 [ゅぃ]
「ここから歩いて少しのトコなんだけどさー」
「なんかね、最近できたお店なんだって♪」
「へぇー居酒屋?」
「そうそう。美味しいらしいよ〜」
「ビール飲みてぇな」
いきなり隣を歩いていた翔輝がそう言った。
:10/04/14 23:18
:PC
:☆☆☆
#700 [ゅぃ]
え!あたしに喋りかけてんのかな・・・?そうだよね?
だから、
「楽しみだね」って言っておいた。
そしたら「だな」って返事が返ってきて・・・・やっぱりあたしに話しかけてたのか・・・・って思った。
:10/04/14 23:20
:PC
:☆☆☆
#701 [ゅぃ]
それから皆で喋っていたら、お店に着いた。
外から見ると、今時の若い人達が集まるって感じのお店だった。
内装も凄く凝っていた。
店内は少しだけ薄暗くて、カップルとかも結構いた。
「お腹すいた〜」
「とりあえずビールと〜枝豆と〜・・・・・」
:10/04/14 23:23
:PC
:☆☆☆
#702 [ゅぃ]
適当に注文して、すぐに料理が運ばれてきた。
「コレ美味しい〜♪」
「あ、ビールおかわり」
亜美と一登は、とにかく食べまくりの、飲みまくりだった(笑)
前に座っていた翔輝が、「はい」っていきなりお皿を目の前に置いてきて、「?」って顔をしていると、「それ、ウマいよ」って、チーズがついている揚げ物を分けてくれた。
:10/04/14 23:26
:PC
:☆☆☆
#703 [ゅぃ]
食べてみると、翔輝の言う通り美味しかった。
「・・・コレ、おいしいね」
「だろ?」
それから色んな単品料理が出てきて、翔輝にたくさん分けてもらって、すっかりお腹は満腹状態になっていた。
:10/04/14 23:27
:PC
:☆☆☆
#704 [ゅぃ]
「コレも食う?」
「ま、待って・・・・・ギブ」
「・・・まじ?」
「翔輝〜心は小食なんだよっ」
「まじで?わりぃ、勧めすぎた」
「ううんっおいしかったよ」
:10/04/14 23:29
:PC
:☆☆☆
#705 [ゅぃ]
あたしとは正反対で翔輝は、出てくる品を次から次へと食べていた。
だから
「すごい食欲だね」って言ったら、
「仕事、疲れたから」って言っていた。
「どんな事するの?」
「んー、組み立てとか、高いとこで足場設置したり・・・・」
「へぇ・・・・・」
:10/04/14 23:36
:PC
:☆☆☆
#706 [ゅぃ]
「だから、体力使う」
「大変なんだね」
「まぁ・・・・・そーいや心、仕事何だっけ?」
「○●通りにあるビルのね、ショップ店員してるんだ」
「へぇー。客商売か」
「うん。結構楽しいよ」
:10/04/14 23:40
:PC
:☆☆☆
#707 [ゅぃ]
「へ〜」
「あ、でも立ちっぱなしだから、足パンパンなんだよね」
「そうか・・・・じゃあ体力も使うな」
「まぁ・・・・楽な仕事はないって事だな!」
と、一登が話をまとめた。
:10/04/21 23:31
:PC
:☆☆☆
#708 [ゅぃ]
「亜美もさ〜神経使うなぁ、細かい作業だから」
「だよね!あたし何回か亜美にしてもらったんだけど、亜美の集中力半端ないよ!」
「「へぇ・・・・・」」
「おかげで肩こりまくりだよ〜」
そう言って亜美はコキコキと首を鳴らした。
:10/04/21 23:36
:PC
:☆☆☆
#709 [ゅぃ]
「俺、亜美が仕事してるの見たことねぇわ」
「確かに一度もないね!一登してあげるよ、割引したげる♪」
「えっ一登がネイルって・・・・・(笑)」
「いや、俺しねーから」
「・・・・・・・ふはっ」
:10/04/21 23:38
:PC
:☆☆☆
#710 [ゅぃ]
みんなで冗談交じりの会話をしていたら、翔輝が吹き出した。
一登がネイルをしているところを想像したんだろうね・・・・。
この日はよく喋ったような気がした。
少しずつ・・・・このメンバーでいると、楽しくて落ち着くような感じがしてきた。
友達って、凄く大事な存在だなぁ・・・と、思った日だった。
:10/04/21 23:40
:PC
:☆☆☆
#711 [ゅぃ]
・
・・・・・・ぁれ?
直哉がいる。・・・・・なんで・・・・・?
「・・・・・・俺・・・・・」
え・・・・何?何って言ってるの?
:10/04/21 23:44
:PC
:☆☆☆
#712 [ゅぃ]
「俺さ・・・・・・・」
直哉、聞こえないよ。
直哉の言っていることが聞き取れない。
そのまま直哉はどんどん離れていってしまった。
「・・やッ・・・・行かないで!!!!」
:10/04/21 23:45
:PC
:☆☆☆
#713 [ゅぃ]
バッ!!!!!!
「・・・・・・・ゆ・・・め?」
夢か・・・・・
あたしは気が付くと身体が汗で湿っていた。
・・・・・・・どうして今頃、直哉の夢なんて見るのかな・・・・・。
:10/04/21 23:46
:PC
:☆☆☆
#714 [ゅぃ]
あたしは直哉のことを、忘れてない?
まだ、引きずってる?
・・・・・・たまに、本当にたまにだけど、直哉の夢を見ることはあった。
でも、ここ最近ずっとそんな夢見ていなくて・・・・やっぱり、心のどこかで、引きずっている部分があるのかもしれない。
:10/04/21 23:49
:PC
:☆☆☆
#715 [ゅぃ]
あたしはしばらくぼーっとしていた。
そして、何となく左手首に視線を向ける。
「・・・・・消えないか」
あたしの左手首・・・・リストカットの傷跡。
あれから数年経っても、消えてくれない手首の傷。
あたしの・・・・心の傷も。
:10/04/21 23:50
:PC
:☆☆☆
#716 [ゅぃ]
あたしは今まで、夏は腕時計をはめたり、太めの腕輪をして傷跡を隠してきた。
冬は服で隠れるから、助かる。
自分でつけた傷なのに・・・・あたしは馬鹿だ。
一人で自己嫌悪する。
:10/04/21 23:53
:PC
:☆☆☆
#717 [ゅぃ]
今日は仕事が休みで、一人でのんびりとしていた。
亜美は今日も仕事で、夜は職場の人たちと食事会って言っていた。
だから、今日のご飯何作ろうかな・・・と考えていた。
すると、あたしの携帯が鳴り出した。
あ・・・・・・翔輝。
:10/04/21 23:57
:PC
:☆☆☆
#718 [ゅぃ]
「もしもし・・・・・?」
「もしもし、俺・・・・翔輝だけど」
「うん。・・・どうしたの?」
「今日の夜、空いてる?」
「・・・・うん、予定ないけど・・・・・」
「じゃあさ・・・・二人で飯行かねぇか?」
え・・・・・二人で?
:10/04/21 23:58
:PC
:☆☆☆
#719 [ゅぃ]
「あっえっと・・・・・」
「や、無理ならいいんだけどさ?」
・・・・翔輝とならこの間たくさん喋ったし・・・・・
それに、翔輝は大丈夫だ。初めて会った時だって・・・・。
「えっと・・・・大丈夫だよ?」
「まじ?」
:10/04/21 23:59
:PC
:☆☆☆
#720 [ゅぃ]
「うん・・・・・」
「分かった。じゃあ待ち合わせ場所・・・・この間の駅でいい?」
「うん、分かった」
「おう。じゃあまた夜にな」
「うん、またね・・・・・」
:10/04/22 00:01
:PC
:☆☆☆
#721 [ゅぃ]
・・・・・約束しちゃった。
え、どうしよう。服とか何着ていこう?
髪の毛どうしよう?巻き髪?ストレート?
って・・・・何であたし、こんなに考え込んでるんだろう?
・・・・翔輝はただの友達なのに。
友達がご飯食べようって誘うのは、普通のことなのに。
:10/04/22 00:03
:PC
:☆☆☆
#722 [ゅぃ]
でも・・・・あたしは翔輝のことが好きなのかな?
・・・・・・・分かんない。
結局その日選んだ服は、シンプルな黒のニットに、下はデニムを履いて、髪の毛はアイロンでストレートにした。
:10/04/22 00:06
:PC
:☆☆☆
#723 [ゅぃ]
・
駅につくと、改札口の近くに翔輝が立っていた。
「お待たせっ・・・」
「おう。行くか?」
翔輝はそう言ってあたしに微笑んだ。
:10/04/26 22:16
:PC
:☆☆☆
#724 [ゅぃ]
「うん。どこ食べに行くの?」
「ここから車で少しのとこ。車こっちだから」
そう言って翔輝は歩き出した。
「えっ・・・・車なの?」
あたしは一瞬戸惑ってしまった。
「あー・・・・・わりぃ・・・・」
:10/04/26 22:18
:PC
:☆☆☆
#725 [ゅぃ]
翔輝はそう言うと、しまった。という感じで頭を掻いた。
・・・・多分、あたしが嫌がってると思ったのかな・・・・。
そう思ったあたしは、
「あっ違うの!今日、飲まないのかなぁ・・・って思ったから」
そう言った。
「明日、仕事だからさ」
「あっそうなんだ!」
:10/04/26 22:19
:PC
:☆☆☆
#726 [ゅぃ]
あたしは精一杯平気なフリをした。
翔輝なら大丈夫だって頭では分かってるんだけど・・・・どうしても男の人が平気になれない。
身体が拒否してるんだ。男性を。
友達なのに・・・・・と、あたしは心の中でため息をついた。
:10/04/26 22:21
:PC
:☆☆☆
#727 [ゅぃ]
「助手席、乗って」
少し歩いた所に、車が止めてあった。
「うん」
あたしは助手席に座った。
・・・この間と同じ、煙草の香りがした。
煙草と、香水の匂いが少し混ざっている香り・・・・・。
同じ煙草の臭いでも、翔輝の車の匂いは、なんだか違うように感じた。
:10/04/26 22:29
:PC
:☆☆☆
#728 [ゅぃ]
「ここからすぐだから」
「うん。そのお店よく行くの?」
「知り合いがいてさ、しょっちゅう行く」
「へぇ・・・・・」
「飯もうまいよ」
そんなことを話しながら、翔輝とあたしを乗せた車は、本当にすぐお店についた。
:10/04/26 22:31
:PC
:☆☆☆
#729 [ゅぃ]
ついたお店はまだ新しくて、店内にはあたしたちと同年代位の人たちが多かった。
「いらっしゃいませー。・・・あ、翔輝!」
黒いエプロンをつけた店員さんが、翔輝を見るなりそう言った。
「よお。飯食いにきた」
「久しぶりじゃん?あ、二人な?って、その子彼女?」
:10/04/26 22:33
:PC
:☆☆☆
#730 [ゅぃ]
店員さんはあたしを覗き込むようにして言った。
「ぃや・・・友達だよ」
「そっか!じゃあ、席こっちどーぞ」
店員さんはニカっと歯を見せて笑い掛けてくれて、席に案内してくれた。
:10/04/26 22:35
:PC
:☆☆☆
#731 [ゅぃ]
「飲み物何にする?」
「あー、俺水でいーわ。心は?」
「あ、あたしもお水で!」
「なんだよ〜飲まねぇのかよ」
「今日車なんだよ。・・・・コレとーあとコレも。あと・・・・」
そう言って翔輝は料理を注文し始めた。
:10/04/26 22:37
:PC
:☆☆☆
#732 [ゅぃ]
「じゃ、ごゆっくりどーぞ♪」
注文を終わったあたし達に、店員さんはそう言い店の奥へと消えていった。
「・・・・・あいつさ、俺らとタメなんだよ」
「へぇ・・・・すっごく感じのいい人だね」
:10/04/26 22:39
:PC
:☆☆☆
#733 [ゅぃ]
それから料理が次々と運ばれてきて、あたしと翔輝は仕事の話とかをしながら、ご飯を食べた。
「ちょっと・・・お手洗い行ってくるね」
「おう」
あたしはそう言って席を立った。
:10/04/26 22:41
:PC
:☆☆☆
#734 [ゅぃ]
トイレに行って用を足してから、少し化粧直しをした。
「・・・・・・ふぅ」
ちょっと今日は食べ過ぎちゃったな・・・・。
そう思いながらトイレを後にした。
:10/04/26 22:42
:PC
:☆☆☆
#735 [ゅぃ]
ガチャ
ドアを開けると・・・・・
「わっ!」
「・・・・・・っ!!」
ガシャーーン!!!!!
:10/04/26 22:43
:PC
:☆☆☆
#736 [ゅぃ]
トレーを持った店員さんとぶつかってしまった。
「すいません!!」
そう言って布巾を差し出す店員さん。
気が付くと、あたしの服が濡れていた。
足下には割れたグラス。
「申し訳ありません、お客様!!!」
:10/04/26 22:46
:PC
:☆☆☆
#737 [ゅぃ]
「あ、いいですよっ全然大丈夫ですから!」
あたしはとりあえず、濡れた左腕を拭こうと、服を捲った。
店員さんは割れたグラスを片付けるために、店の奥へと行ってしまった。
「心!」
「あ・・・・翔輝」
:10/04/26 22:47
:PC
:☆☆☆
#738 [ゅぃ]
翔輝が慌てた様子であたしに近付いてきた。
「ぶつかったのか!?」
「うん、トイレから出たら・・・・」
「怪我してないか?大丈夫か?」
割れたグラスを見ながら、あたしを心配してくれた。
:10/04/26 22:49
:PC
:☆☆☆
#739 [ゅぃ]
「全然平気だよ。怪我もしてないから大丈夫」
あたしはそう言って布巾で左腕を拭いた。
すると翔輝は・・・・
「・・・・・!これ・・・・?」
「え・・・?」
翔輝があたしの腕を掴んで、吃驚した顔をしている。
:10/04/26 22:50
:PC
:☆☆☆
#740 [ゅぃ]
・・・・・・・!!!!
バッ
あたしは左腕を思い切り振り切って、後ろに隠した。
「・・・・・お前」
翔輝は変わらず、吃驚した顔であたしを見つめる。
「・・・・・・・」
あたしは何も言えず、無言だった。
:10/04/26 22:51
:PC
:☆☆☆
#741 [ゅぃ]
「すいません!!今すぐ片付けます!」
そこに店員さんが、ほうきとちり取りと手にして戻ってきた。
あたしは内心ほっとしていた。
よかった・・・・
それから翔輝は、左腕の傷跡の事には触れてこなかった。
というより、会話らしい会話をしなかったんだ。
:10/04/26 22:54
:PC
:☆☆☆
#742 [ゅぃ]
料理も残り少なくて、再び席について、二人で黙々と料理を口に運んだ。
二人の間には、気まずい空気が漂っていた。
多分・・・・よくわからないけど、翔輝はあたしがリストカットをしたこと、気付いたのかな?
あたしのあの時の反応から見て、大体察しがつくだろうな。
:10/04/26 22:55
:PC
:☆☆☆
#743 [ゅぃ]
料理もすっかりなくなった頃、「・・・そろそろ行くか?」翔輝がそう言い、店を出ることにした。
車に戻ったあとも、「家まで送るな」って言った翔輝に、「・・・うん」としか言えず、その後も家につくまで、ずっと無言だった。
:10/04/26 22:58
:PC
:☆☆☆
#744 [ゅぃ]
家につくと、「・・・ありがとうっ!!」あたしはそう言って、逃げるようにして部屋に入った。
・・・・なんか、翔輝に悪かったよね?
せっかく晩ご飯に誘ってくれて、しかもご馳走になっちゃったし・・・、車の中でもずっと無言だったから。
はぁ・・・・・・。
:10/04/26 23:00
:PC
:☆☆☆
#745 [ゅぃ]
結局その日は、悶々としたままベッドに入った。
今日見た夢のことや・・・翔輝との今日の出来事を振り返っていると、段々とテンションが下がってきた。
あたし、どうしたんだろう。何やってるんだろう・・・。
:10/04/27 22:48
:PC
:☆☆☆
#746 [ゅぃ]
〜翔輝side〜
:10/04/27 22:48
:PC
:☆☆☆
#747 [ゅぃ]
「もしもし・・・・・?」
「もしもし、俺・・・・翔輝だけど」
ある日。仕事の休憩中に、俺は心に電話をかけた。
・・・・・今日こそ、心を晩飯に誘う。
最近、一登・亜美・心の四人でよく飲んだりするようになっていた。
まだ、一度も二人で行ったことはなかった。
だから、誘おうって決めてたんだ。
:10/04/27 22:59
:PC
:☆☆☆
#748 [ゅぃ]
俺が誘うと、心は少し戸惑っていた。
会う回数が増えていく度に、段々と喋るようになってきた俺たち。
最初心は、人見知りなんだろうな。って思ってた。
でも、喋っていく内に、俺に笑いかけてくれたりするようになってきた。
段々仲良くなってきてるんだ。って思うと、俺は自然と口元が緩んだ。
:10/04/27 23:01
:PC
:☆☆☆
#749 [ゅぃ]
戸惑っている心に、無理強いはしない方がいい。と思って、
「や、無理ならいいんだけどさ?」
と言った。
「えっと・・・・大丈夫だよ?」
「まじ?」
:10/04/27 23:03
:PC
:☆☆☆
#750 [ゅぃ]
その日、心と夜合うことになった。
電話を切った後の俺は、多分テンション高かったと思う。
「お前、なんかあったのか?」
一登が少し不思議そうに俺に言った。
「や、別に?」
・・・・・俺、思いっきり恋する男子じゃん?
恥ずかしすぎて、言えねぇー・・・・・。
:10/04/27 23:05
:PC
:☆☆☆
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