浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#592 []
 
「でも‥タダで借りるなんて」

「それなら、うちで雇うよ?
裏方ならできるだろう?」


裏方‥そっか
表にでなきゃいいんだ


「よろしくお願いします!!」

⏰:10/02/14 22:45 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#593 []
 
いつか壱助さんが
迎えに来てくれたら‥なんて
仕様もない希望を抱いていた


日が経てば経つほどに
このもどかしさは
恐ろしいくらいに膨れ上がり

壱助さんは
‥あたしを蝕んでいくの

⏰:10/02/14 22:46 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#594 [笹]
第十六章 【嘆いてみても】

*。*。*。*。*
遂に絡みがなくなったw
あー早く絡ませたい←
いやでも
これからどうなるかは
あたしの頭の中次第w

2人の絡みが好きな皆様
もう少々お付き合いください
(´・ω・`)ね
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/02/14 22:51 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#595 []
 
去るものは追わぬ主義

確か‥
私はそう言いました、ね



"乙に澄ます"のも


終わりにしやしょう、か

⏰:10/02/14 22:57 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#596 []



「香夜ちゃーん!!」

「はぁい!」

あれから一週間
あたしの知る限りでは
壱助さんは此処には来ておらず

伊代さんと伊代さんのご家族に
本当に親切にしてもらい
不自由なく生活してます

⏰:10/02/14 22:57 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#597 []
 
だけどやっぱり
忘れることができなくて

夢に見ては
涙に濡れた頬を拭う


夢の中でしか会えないなら
ずっと眠りについてたいくらい

⏰:10/02/14 22:58 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#598 []
 
朝独りでに目が覚めて

笑いもせずにあたしを見下ろして
"朝です、よ"って言う
そんな声を脳裏から
無理矢理に引っ張り出せば

虚しさが増すばかり


‥馬鹿だなぁ、あたし

⏰:10/02/14 22:58 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#599 []
 
「ちょいと、
買い出し行ってくるから
その間店番‥お願いできる?」

店番‥
表にでなきゃ、か‥


「あぁ‥はい!」

お世話になってるんだもの
しっかり働かなきゃ

⏰:10/02/14 22:59 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#600 []



「‥あぁああ」

独りになると‥貴方ばかり

会いたくない
合わせる顔もない

‥だけど何処かで
ふらりと現れる壱助さんに
期待してるみたい

⏰:10/02/14 22:59 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


#601 []
 
「もぉ‥わかんないよぉ」

前のめりに突っ伏して
頭を掻きむしる


木の独特の慣れない香りに
顔をしかめ
恋しくなるは貴方の香り


‥こんな気持ち初めて

⏰:10/02/14 23:00 📱:D905i 🆔:AHFqEp8k


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