浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#644 []
 
さっきから
まともに会話ができていない

全てが何処かぎこちないの


「あんただけだ‥」

「壱助さん‥それは‥」

「こんなに、
子供じみた事をするのは‥」

「子供っ‥?」

⏰:10/02/15 21:08 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#645 []
 
やっぱり
あたしの予想通りにはいかない

ぐいぐいと力が強まれば
いつの間にか
呼吸を乱す原因になり


「壱助さ‥くる、苦ひいっ」

「本当に貴女と言う人は‥」

⏰:10/02/15 21:08 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#646 []
 
その内背骨が
粉々になりそうなほど

「痛い‥いたっ‥
今ぼきって!ぼきっていった!!」

「"所有物"と言う分際で‥
此方が緩く扱いだしたのを
良いことに‥ねぇ」

「壱助さん!!ぐぇっ
本当に‥本当に砕け‥っう」

⏰:10/02/15 21:09 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#647 []
 
めりめりと
背中からひしめく音

今回ばかりは
やっぱり一本くらい犠牲に‥


「随分と、度胸がお有りで‥」


それなのに
耳元で囁く色っぽい声に
全身が熱を帯びてしまう

⏰:10/02/15 21:09 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#648 []
 
「本当に‥ごめんなさ‥うぃ
もう‥こんなっ‥んぐ!!」

この勢いに乗って
内蔵が破裂しそうな気もしてくる

「それとも何ですか‥
余程、自虐行為がお好みで?」

何故でしょう壱助さん
人を戒めてる時でさえ
冷静さは保ちつつ
それでいて色めいて

⏰:10/02/15 21:10 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#649 []
 
もはやその冷静さは‥冷酷。


「もう二度と‥離れませんーっ!!
だから許してくだ‥」


すると呆気ないほどに
するりと手放され
みっともなくそのまま
倒れ込んだ

多少背中が痛むものの
‥背骨さん健在です!!

⏰:10/02/15 21:10 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#650 []
 
「言いました、ね?」

「‥え?」


呼吸を整え少し帯を緩めつつ
体を無理やり起こせば

何事もなかったかのように
綺麗に正座している壱助さん

⏰:10/02/15 21:11 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#651 []
 
「二度と離れない、と」

にやりとつり上がった
艶容な口元

「‥言いましたけど」

だから何ですかと言う話である


不思議そうに見つめれば
満足そうに茶を啜った

⏰:10/02/15 21:11 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#652 []
 

そしてまた貴方は呟いた


"あんただけだ。"‥と


_

⏰:10/02/15 21:12 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


#653 [笹]
第十九章 【約束、交わして】

*。*。*。*。*。*
本日二度目の更新
早く二人を絡めたくて
書いてしまいましたw
どうやら皆様のおかげで
スランプ抜け出しました ^ω^

えーっと
もどかしいですねw
直接的な言葉は避け続けます←
もどかしいのが好きなんです//
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/02/15 21:15 📱:D905i 🆔:4vzAUNjI


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