浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#406 [笹]
「正宗は姉貴の子供でして」
「お姉さんの‥そうでしたか」
「姉貴は病弱なもんで、
よく俺が世話するんですが‥」
見る限り
あまり懐いてなさそうだ
「茂七‥怒ると怖いんだもん」
正宗くんが拗ねた様子で呟いた
子供らしい理由に
思わずクスリと笑ってしまう程
:10/02/05 22:23
:D905i
:mdMMDFsU
#407 [笹]
「迷惑かけちゃいやしたし‥
飯でもおごらせてくださいよ!」
非常に爽やかである
うん‥いい青年ってかんじ
‥なんて品定めするほど
あたしは男を知りません
「本当ですかぁっ?」
食べ物には目がありません
:10/02/05 22:24
:D905i
:mdMMDFsU
#408 [笹]
"道草を喰わない、こと"
‥鬼が呼んでいる
"でないと‥お仕置きです、よ"
か‥帰らねば
:10/02/05 22:24
:D905i
:mdMMDFsU
#409 [笹]
「お言葉に甘えたい所ですが、
"鬼"に殺されるので‥あは」
「鬼?」
「鬼のような人が、待ってるので」
:10/02/05 22:26
:D905i
:mdMMDFsU
#410 [笹]
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:
:
何だか足取りが軽い
だって明日
男の人とお食事なんて‥
「うふふー」
「ほぉう‥
こりゃあ随分と
遅い帰りで、いらっしゃる」
心臓‥いや
体の全部の臓器がびくりとした
:10/02/05 22:27
:D905i
:mdMMDFsU
#411 [笹]
「あぁあ‥ちょっと」
あははなんて笑って見せても
‥もちろん無駄で
布団の上で正座をする壱助さんは
怪しい笑みを浮かべた
「病人をほったらかしにするとは
‥薄情な人です、ねぇ」
:10/02/05 22:28
:D905i
:mdMMDFsU
#412 [笹]
額にあてていた濡れた手拭いを
ピンと張って‥戦闘態勢ですね
「いや、そのぉ‥」
「お仕置きがそんなに
‥お好きです、か」
「ひぃっ!!」
「自虐的です、ね」
「‥ッうぅ!!!」
:10/02/05 22:29
:D905i
:mdMMDFsU
#413 [笹]
壱助さんの右手が
あたしの首をぐっと掴む
細い指が食い込むのが分かる
「く‥るひぃ」
「風邪を引いてます故‥
少々手に力が入りませんで」
鬼‥鬼鬼鬼!!
「もっと苦しんだ顔が
見たいもの、ですが‥ねぇ」
死ぬ‥窒息死‥馬鹿力‥
:10/02/05 22:29
:D905i
:mdMMDFsU
#414 [笹]
にやりと微笑む壱助さん
優しい笑顔なのだ
いや優しすぎる笑顔なのだ
笑顔が怖いと思うのは
壱助さんくらいだよ
「い‥ひふへ」
ぱっと手が離されると
肺が破裂しそうなほど息を吸い
酸素が脳に一気に入って
体が浮きそうになった
:10/02/05 22:30
:D905i
:mdMMDFsU
#415 [笹]
「‥んぐっはぁ」
「何を‥してたんですかい?」
手拭いをこっちに差し出し
"早く濡らして絞れ"と言うように
顔に押し付ける
もう治ったんじゃないですか?
壱助さん不死身そうだし
「それが‥」
:10/02/05 22:31
:D905i
:mdMMDFsU
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