浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#607 [笹]
「あぁ‥えっと
本当は、旦那じゃないんです」
「え?!」
茂七さんの表情は
面白いほどにころころ変わる
「あたしはただ
あの方にお世話になってた‥」
:10/02/14 23:03
:D905i
:AHFqEp8k
#608 [笹]
‥お世話になってた
「だけ、なんです」
こんなに薄っぺらかったのか
言葉にしてやっと気づく
何もなかった
壱助さんとの間には、何も
:10/02/14 23:03
:D905i
:AHFqEp8k
#609 [笹]
「そうかそうか!!
と、言うことは‥やっぱり」
お世話になっただけじゃない
その上
縛られたり叩かれたり蹴られたり
酷い扱いだったじゃない
:10/02/14 23:04
:D905i
:AHFqEp8k
#610 [笹]
「俺と恋仲になると言うことか!!」
「‥え?」
茂七さん‥あんたって人は
:10/02/14 23:05
:D905i
:AHFqEp8k
#611 [笹]
とんだ‥
「‥勘違い野郎です、ね」
はっきりとあたしの目は
目の前に現れた
貴方の姿を捕らえました。
:10/02/14 23:06
:D905i
:AHFqEp8k
#612 [笹]
:10/02/14 23:09
:D905i
:AHFqEp8k
#613 [笹]
:
:
来てくれた‥壱助さん
もう何年も何十年も
会ってなかったような気がする
壱助さんは何一つ変わらず‥
表情さえも変えずに
入り口の柱に寄りかかり
横目で此方を睨みつけた
:10/02/15 16:51
:D905i
:4vzAUNjI
#614 [笹]
「壱す‥」
「おいこら!!
お前‥香夜さんの
旦那じゃないんだって?」
茂七さんがすかさず責め立て
つかつかと詰め寄った
本当に命知らず‥
:10/02/15 16:52
:D905i
:4vzAUNjI
#615 [笹]
「俺は嘘をつく奴が
大嫌いなんだぁよ!!」
と茂七さんが言い終わる前に
壱助さんは
するりと目の前に立ちはだかる
茂七さんをかわし‥
「‥帰ります、よ」
「へ?」
:10/02/15 16:52
:D905i
:4vzAUNjI
#616 [笹]
あたしの手首を捕らえた
あの美しくて冷たい手
「でも‥あたし」
いつもより少し
壱助さんが情で動いてる気がする
気のせいかな?
:10/02/15 16:53
:D905i
:4vzAUNjI
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