Vampire Kiss
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#173 [ゆかぴ]
レイくんは微笑んだ。
私の心はドキドキ。
私のために……。
なんか嬉しい。
「ありがとね…。」
「お礼なんかいらねぇよ。」
レイくんはそう言って
私の頭をぐしゃっとした。
:10/02/04 21:12
:SH03A
:Xa3fAZrg
#174 [ゆかぴ]
次の日からその先輩達は
何事もないように
練習に参加していた。
レイくんとも普通に
接していた。
先輩達はただレイくんを
妬んだだけだったんだ。
よかったよかった。
私は自然と笑顔になった。
でもそれもつかの間だった。
:10/02/04 21:25
:SH03A
:Xa3fAZrg
#175 [ゆかぴ]
ある日私は部室に残って
部誌を書いていた。
部員のみんなは帰って、
私だけだった。
やっと終わった〜。
さぁ、帰ろっ。
私は帰る準備をし始めた。
ガチャ
「あ、愛理ちゃん。」
:10/02/04 21:28
:SH03A
:Xa3fAZrg
#176 [ゆかぴ]
ドアが開いたから
私は顔を上げた。
そこにはレイくんを
妬んでいた先輩達だった。
「お疲れ様です。」
私はニコッと笑って言った。
「一人?」
「はい、みんな帰ったんで。」
私がそう言うと
先輩はお互い顔を
見合わせてニヤッとした。
:10/02/04 21:30
:SH03A
:Xa3fAZrg
#177 [ゆかぴ]
え……何?
私は嫌な予感がした。
「じゃあお疲れ様です。」
私はそう言って
先輩達の間を抜けて
帰ろうとした。
ドンッ!
「きゃっ!」
私はいきなり先輩に
体を押されて
ロッカーにぶつかり、
座り込んでしまった。
:10/02/04 21:32
:SH03A
:Xa3fAZrg
#178 [ゆかぴ]
「いった〜…。」
私は意味が分からなくて
動けなかった。
目の前に先輩達が
ヤンキー座りをして
私を見ていた。
「一体なんですか!?」
「神崎狙っても
あいつはかわすだろ?
じゃあ愛理ちゃんを
どうにかしたら
いいじゃん?」
:10/02/04 21:50
:SH03A
:Xa3fAZrg
#179 [ゆかぴ]
先輩達はニヤッとした。
やだ…やだ…。
私は泣きそうになった。
叫ぼうにも怖くて
声が出なかった。
「痛くしねぇから。」
誰か助けて!!
「先輩何してんすか?」
:10/02/04 21:57
:SH03A
:Xa3fAZrg
#180 [ゆかぴ]
先輩達は勢いよく
振り向いた。
そこにはレイくんがいた。
「神崎……。」
先輩達は一斉に
ゆっくり立った。
寝耳に水みたいな顔だった。
「このこと言ったら
強制で退部ですね。」
レイくんは無表情で言い、
それが余計に怖かった。
:10/02/04 22:01
:SH03A
:Xa3fAZrg
#181 [ゆかぴ]
「っ…!」
先輩達は早足で
部室から出ていった。
レイくんはそれを見て、
私のところに来てくれた。
私はまだ動けず
座ったままだった。
「なんで…?」
やっと出た言葉が
それだった。
レイくんは私の前に座った。
:10/02/04 22:06
:SH03A
:Xa3fAZrg
#182 [ゆかぴ]
「吸血鬼の感…?笑」
レイくんはフッと笑い、
私を抱きしめた。
レイくんはほんのり
冷たかった。
でも違う暖かさがあった。
「ごめん…俺のせいで。」
レイくんは抱きしめる力を
一層強めた。
私は言葉の代わりに
首を横に振った。
:10/02/04 22:08
:SH03A
:Xa3fAZrg
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