Vampire Kiss
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#301 [ゆかぴ]
▼澪side▼
気付くと愛理は俺の腕の中で
気持ちよさそうに寝ていた。
愛おしくて愛おしくて、
俺はおでこに口づけをした。
愛理はきっとレイが好きだ。
なんとなく分かる。
でもだめだ。
愛理がズタズタになる前に
俺が愛理を…。
俺は眠っている愛理を
一層ぎゅっと抱きしめた。
:10/02/23 16:19
:SH03A
:mtu28quQ
#302 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
「ん…。」
私は寝ていたみたい。
ゆっくり目を開けると
保健室の天井が見えた。
首だけを動かして辺りを見た。
ミオくんの姿はなかった。
私ミオくんに抱かれて
安心して寝ちゃったんだ!
なんか恥ずかしい…。
:10/02/23 16:49
:SH03A
:mtu28quQ
#303 [ゆかぴ]
私は目の高さまで
シーツを被った。
なんか私…
大変なことに
巻き込まれてるよね…。
私吸血鬼に縁あるのかな?
私はベッドの脇に置いていた
カバンの中からケータイを
取り出した。
開くと香奈からメールが
来ていた。
:10/02/23 18:05
:SH03A
:mtu28quQ
#304 [ゆかぴ]
「愛理〜

大丈夫?

もうすぐでお昼だけど
ご飯は食べれる?」
私は画面に表示された
時計を見た。
12:17と表示されていた。
昼休みまで後13分。
私は香奈に返事を打ち始めた。
「大丈夫〜

ありがとう

昼ご飯一緒に食べよ

」
:10/02/23 20:37
:SH03A
:mtu28quQ
#305 [ゆかぴ]
そう送信してケータイを閉じた。
なんかよく分からないけど
頑張るしかないよね…。
私はベッドから降りて
昼ご飯を食べるために
香奈に会いに行った。
―ーー…
香奈は私をすごく
心配してくれた。
でもミオくんのことは
言わなかった。
「そうだ!
今日レイくん
来てないらしいよ。
恭介が言ってた。」
「え…。
あー…そうなんだ。」
私は平然を装って言ったけど、
内心はすごく動揺していた。
:10/02/23 20:58
:SH03A
:mtu28quQ
#306 [ゆかぴ]
>>305香奈のセリフなのに
玲がカタカナになってました

しかも「続き」が出ました

すみません

:10/02/23 21:03
:SH03A
:mtu28quQ
#307 [ゆかぴ]
レイくん休みなんだ…。
話したかったのに。
私は購買で買ったパンを
一口かじった。
そして放課後。
部活にもレイくんは
現れなかった。
「今日玲休みかー!!」
そう言って現れたのは
恭介くん。
そう言って私を
ニヤニヤして見ていた。
:10/02/23 21:12
:SH03A
:mtu28quQ
#308 [ゆかぴ]
恭介くん…。
今日はレイくんネタは
禁物なんだけど…。
私は恭介くんをキッと睨んだ。
すると恭介くんは
驚いた顔をして、
自分を指差して私を見た。
私はそれに頷いて
踵を返した。
レイくん…。
会って話がしたい。
:10/02/23 21:19
:SH03A
:mtu28quQ
#309 [ゆかぴ]
部活が終わり、
私はすぐに家に帰った。
レイくんがいるかと
勝手に思ったからだ。
ガチャ…
「ただいまー……。」
でも、返事がなかった。
家の中に入ると
いつもいたはずの
ソファーにもいなかった。
やっぱ…いないか。
私はボスッとソファーに座った。
:10/02/23 21:34
:SH03A
:mtu28quQ
#310 [ゆかぴ]
なんか虚しいや…。
レイくん…。
その夜私はまた泣いた。
会って話がしたくて
たまらなかった。
ベッドに入る頃は
泣き疲れていて
睡魔に襲われていた。
だから私はすぐに眠りについた。
:10/02/23 21:55
:SH03A
:mtu28quQ
#311 [ゆかぴ]
▼玲side▼
俺は今日学校を休んだ。
愛理に合わす顔がなかった。
こっちの世界を
ぶらぶらしていた。
友達からメールがたくさん来た。
「今日休みー?」
みたいなのばっか。
休みだからいないんだよ笑
「はあ…。」
俺は小さくため息をついた。
愛理に会いたい。
会って話がしたい。
:10/02/23 22:07
:SH03A
:mtu28quQ
#312 [ゆかぴ]
俺は猫の姿になり、
愛理の住む
マンションまで行った。
愛理の部屋には
電気が点いていた。
愛理っ…。
俺は人の姿に戻って
ドアノブに手をかけた。
きっとこのドアを開けると、
「また来たの?笑」
って笑顔で迎えてくれるはず。
:10/02/23 22:27
:SH03A
:mtu28quQ
#313 [ゆかぴ]
「や…めて…。」
俺の頭にあの時の
愛理の顔が浮かんだ。
それがドアノブを握っていた
手を離すきっかけになった。
だめだ…。
会えねぇ…。
俺はまた猫の姿になり、
その場を去った。
:10/02/23 22:48
:SH03A
:mtu28quQ
#314 [ゆかぴ]
それから2日が経った。
レイくんがやっと
学校に来たらしい。
「愛理ー!
よかったねー!
話できるじゃんっ。」
香奈が私の頭を
ポンポンしながら言った。
「そうだね…。」
私は浮かない顔をした。
どんな顔で会えばいいのか
分からなかったからだ。
:10/02/23 23:46
:SH03A
:mtu28quQ
#315 [ゆかぴ]
>>314最初に
▼愛理side▼
と入れるの忘れました

:10/02/24 09:35
:SH03A
:sDjxTQ5g
#316 [ゆかぴ]
「無理しちゃだめだよ。
愛理のタイミングで
いけばいいから…。」
「うん。ありがと。」
私はニコッと笑って
香奈の優しさに答えた。
:10/02/24 09:37
:SH03A
:sDjxTQ5g
#317 [ゆかぴ]
放課後になり、
部活に行った。
グラウンドに出ると
部員達が練習をしていた。
レイくんいるかな…。
私は自然と辺りを
キョロキョロしていた。
すると視界に入ったのは
楽しそうにボールを蹴っている
レイくんだった。
私はジャージのパンツを
ぎゅっと握った。
:10/02/24 10:29
:SH03A
:sDjxTQ5g
#318 [ゆかぴ]
3日ぶりだ…。
たった3日なのに…。
私は胸の奥から
何か熱いものが
溢れてくるのが分かった。
気持ち悪くなって、
その場からダッシュで
逃げ去った。
だめだ…だめだ…。
レイくんを見たら
すごく苦しいよ…。
:10/02/24 10:41
:SH03A
:sDjxTQ5g
#319 [ゆかぴ]
私はグラウンドの隅に
べたりと座り込んだ。
ちょうどここは死角で
グラウンドからは見えない。
だめだ…。
一回落ち着こう。
私は目をつむって
大きく深呼吸をした。
そして目を開けた。
会って話したいと
思ってたのに、
本人を見てしまうと
やっぱだめだなー…。
:10/02/24 10:55
:SH03A
:sDjxTQ5g
#320 [ゆかぴ]
グラウンドに戻らなきゃと
何回も思ったけど、
身体は動かなかった。
レイくんに会いたいけど
会うのが怖かった。
「愛理…。」
「え…。」
顔を右に向けると
レイくんが壁にもたれて
立っていた。
:10/02/24 11:25
:SH03A
:sDjxTQ5g
#321 [ゆかぴ]
「レイくん…。」
「練習始まってんぞ。」
レイくんは冷たく言った。
私はその言い方に
チクッときた…。
「愛理…行くぞ。」
レイくんはそう言うと
私に背中を向けた。
私はとっさに立った。
「最低……。」
:10/02/24 11:48
:SH03A
:sDjxTQ5g
#322 [ゆかぴ]
私から出た言葉はそれだけ。
あれだけ悩んだのに、
悩まされていた人のあの態度。
私の中でレイくんに対する
モヤモヤが弾けた瞬間だった。
「え?」
レイくんは身体ごと
私の方に向けた。
「何が?」みたいな顔が
私をまた傷付けた。
「何も分かってないっ…。
本当に最低だよっ…!」
私はそう言い残し、
レイくんの隣を通り、
グラウンドに戻っていった。
:10/02/24 11:52
:SH03A
:sDjxTQ5g
#323 [ゆかぴ]
▼玲side▼
俺はグラウンドに戻っていく
愛理を見つめることしか
できなかった。
最低…か…。
そうだよな。
俺は最低だ。
俺は愛理に続いて
グラウンドに戻ろうとした。
その時目の前にあいつが
現れたんだ。
「よっ。レイ。」
「ミオ…。」
:10/02/24 12:15
:SH03A
:sDjxTQ5g
#324 [ゆかぴ]
「久しぶりだな。」
ミオはそう言って笑った。
俺はその笑みに
嫌悪感を抱いた。
「愛理かわいそうに。
レイのせいだな。」
「お前愛理知ってるのか?」
「ああ…知ってる。
好きだからな。」
俺の思考回路がストップした。
考えられなかった。
ミオが愛理を好き…?
:10/02/24 14:32
:SH03A
:sDjxTQ5g
#325 [ゆかぴ]
「俺は愛理が好きだから
ぎゅっとしたりキスもした。
お前はどうなんだよ。」
ミオはそう言うと
俺を吸血鬼の目で睨んだ。
俺も負けじと睨み返した。
「俺は……。」
正直言って分からない。
この気持ちは愛理が
好きなのか?
「そんな生半可だから
愛理傷付けるんだよ。
絶対にあいつを
俺のものにしてやる。」
:10/02/24 14:41
:SH03A
:sDjxTQ5g
#326 [ゆかぴ]
ミオはそう言うと消えた。
俺はその場に突っ立っていた。
ミオは愛理が好きなのか。
俺は一体…。
俺は拳をぎゅっと握り締めた。
:10/02/24 14:44
:SH03A
:sDjxTQ5g
#327 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
私はぼーっと練習中の
レイくんを見つめていた。
私…レイくんに最低って
言っちゃった…。
カッとなってあんなこと…。
私のほうが最低だ。
「愛理大丈夫?」
香奈が心配そうに
私の顔を覗き込んだ。
「あ…うん。
大丈夫。」
私は笑って答えた。
:10/02/24 15:58
:SH03A
:sDjxTQ5g
#328 [ゆかぴ]
だめだめ!
今は部活中なんだから
マネージャーの仕事を
頑張らなくっちゃ!
私はふぅっと大きく
一回だけ息を吐いた。
よし!頑張るぞ!
―ーー…
「愛理ちゃんー。
今日頑張ってたね!」
先輩マネージャーから私は
たくさん褒めてもらった。
頑張った理由は不純だけど…。
:10/02/24 17:13
:SH03A
:sDjxTQ5g
#329 [ゆかぴ]
レイくんのことを
考えないように
必死に仕事をした。
レイくんの姿も
見ないようにした。
その日結局レイくんとは
会話をしなかった。
家に帰ってもレイくんは
現れることはなかった。
:10/02/24 21:06
:SH03A
:sDjxTQ5g
#330 [ゆかぴ]
「もうだめなのかな…。」
私は誰もいない自分の部屋で
ぽつりと独り言を言った。
「何が?」
急に背後から声がしたので
私は勢いよく振り向いた。
そこにはミオくんが立っていた。
「ミッ…ミオくん!?
私の家……え!?」
私は急なことすぎて
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
:10/02/24 22:57
:SH03A
:sDjxTQ5g
#331 [ゆかぴ]
「あはは笑
焦りすぎ笑」
ミオくんは片手で口を
押さえて言った。
相当つぼったらしい。
「…何しに来たの?」
「あー…。
俺レイに会った。
レイに俺の気持ち伝えた。」
「え!?」
私はビックリして立ち上がった。
ミオくんは私が急に
立ち上がったせいか、
同じようにビックリしていた。
:10/02/24 23:01
:SH03A
:sDjxTQ5g
#332 [ゆかぴ]
「俺は本当のこと言っただけ。」
「……そうだよね。」
私はボスッとソファーに
崩れるように座った。
ミオくんは私が好き。
それをレイくんに言った。
ただそれだけなのに、
何を焦ってるのか…。
するとミオくんは私の
隣に座ってきた。
「俺、愛理のこと好きだから。
早く俺のこと好きになって。」
:10/02/24 23:27
:SH03A
:sDjxTQ5g
#333 [ゆかぴ]
私はゆっくりと顔を
ミオくんのほうに向けた。
ミオくんはじっと私の
目を見つめた。
私は視線が逸らせなかった。
「そんな顔で見んなよ笑
襲うぞ?笑」
「なっ…!」
私は顔が赤くなった。
恥ずかしくなり
顔をパッと背けた。
「やっぱかわいいなぁ。」
:10/02/24 23:30
:SH03A
:sDjxTQ5g
#334 [ゆかぴ]
「からかわないでよっ…汗」
「からかってなんかねーよ。」
ミオくんはふわりと
私を抱きしめた。
なんかもう慣れたな…笑
「あれ?
嫌がらねーの?」
ミオくんは私の頭上で言った。
ミオくんが話すと息が
頭に当たってくすぐったい。
「慣れた…。」
:10/02/25 09:26
:SH03A
:oBa1TR4Q
#335 [ゆかぴ]
「え?慣れた?笑」
「うん…。」
「嫌じゃないだけで
俺はうれしい。」
ミオくんはそう言うと
私の頭にキスをした。
私…ミオくんのことを
好きになるように
努力しようかな…。
ミオくんなら私を
大切にしてくれるはず。
:10/02/25 10:14
:SH03A
:oBa1TR4Q
#336 [ゆかぴ]
「だめだっ。」
ミオくんはそう言うと
私からパッと離れた。
そして苦笑いの表情をした。
「まじで襲いそうになる笑」
私はその言葉に反応し、
顔が熱くなった。
冷まそうと両手で
両頬を触った。
「ごめんごめん笑」
ミオくんは私の両手を
両頬から引き離して言った。
:10/02/25 10:34
:SH03A
:oBa1TR4Q
#337 [ゆかぴ]
「じゃあ…帰るな。」
ミオくんはそう言うと
その場から消えた。
レイくんのことはもう…。
うん…。
考えないでおこう。
もうどうでもいいやって
思えるようにしよ。
:10/02/25 10:37
:SH03A
:oBa1TR4Q
#338 [ゆかぴ]
翌日。
私の気分はなぜかよかった。
私は意気揚々と学校に行った。
1限目の授業がある
教室に行くと、
香奈と友達が喋っていた。
「おはよー!」
私はその集団の所まで
小走りで行きながら言った。
するとみんな私に気付いて
「おはよう。」と言ってくれた。
「今日テンション高いねっ笑」
香奈が私のために席を
空けながら言った。
:10/02/25 11:44
:SH03A
:oBa1TR4Q
#339 [ゆかぴ]
「ありがと。
…そう?笑」
私はお礼を言い、
愛理の隣に座った。
「いいことあったの?」
別の友達が色々と
私に聞いてきた。
ちょっと焦った。
「いや、何もないよっ。」
私は顔の前で片手を
ブンブン振った。
:10/02/25 12:12
:SH03A
:oBa1TR4Q
#340 [ゆかぴ]
「ふーん…。」
逆に嫌なことばかりだよ。
でももういいんだ。
私は前に進むと決めた。
―ーー…
なんで学生課に
呼ばれるかなぁ…。
私は理由を考えながら
廊下を歩いていた。
学内掲示板に
「中山愛理さん。
至急学生課に来て下さい。」
と書かれた紙が
掲示されていたのだ。
:10/02/25 15:34
:SH03A
:oBa1TR4Q
#341 [ゆかぴ]
めんどくさいなぁ。
そんなことを考えながら
廊下を歩いていると
前からレイくんが
歩いてきた。
うわ……最悪。
私は一瞬目を伏せた。
でも前に進むって決めたから
私は目線を前に戻した。
:10/02/25 16:42
:SH03A
:oBa1TR4Q
#342 [ゆかぴ]
レイくんとの距離が
どんどん縮まっていった。
レイくんは絶対私に
気付いてるはず。
「おはよ。」
私はすれ違い様に言った。
レイくんはビックリして
立ち止まっていた。
私は普通に通り過ぎた。
:10/02/25 16:49
:SH03A
:oBa1TR4Q
#343 [ゆかぴ]
もし「おはよ。」って
言わなかったら
後悔してたはず。
前に進めないままだった。
レイくんから返事は
来なかったけど、
それでもいいと感じた。
前までの私なら絶対に
悲しんでいたはず。
:10/02/25 16:50
:SH03A
:oBa1TR4Q
#344 [ゆかぴ]
学生課に行くと、
私のノートが届いていた。
まったく気付いてなかった!
気付かないほど私は
色々考えてたのか…。
私はノートの表紙を
ぼーっと見つめていた。
ハッとして我に還り、
部活に向かった。
:10/02/25 17:06
:SH03A
:oBa1TR4Q
#345 [ゆかぴ]
ジャージに着替えて
グラウンドに出ると
みんな練習していた。
その中にはもちろん
レイくんがいた。
私はレイくんの姿を
チラッとだけ見て、
香奈の元へ行った。
―ーー…
「そういやレイくんと
話できたの?」
香奈がグラウンドを
見ながら言った。
:10/02/25 17:36
:SH03A
:oBa1TR4Q
#346 [ゆかぴ]
:10/02/25 17:37
:SH03A
:oBa1TR4Q
#347 [ゆかぴ]
「微妙かなぁ…。」
私の頭の中にはあの
グラウンドの隅でのことが
思い出されていた。
あれは話したことには
ならないよね…。
「でも、今日の愛理が
元気そうでよかった。」
香奈はそう言って私の
顔を見て笑った。
私もそれに対し微笑み返した。
:10/02/25 17:39
:SH03A
:oBa1TR4Q
#348 [ゆかぴ]
―ーー…
「愛理ちゃんドリンク
ちょうだーい。」
「はーい。」
今は部活の休憩。
ドリンクを配ったりで大忙しだ。
いつものことだけどね。
私は手当たり次第に
周りにいる人達から
ドリンクを配っていた。
:10/02/25 17:48
:SH03A
:oBa1TR4Q
#349 [ゆかぴ]
すると私の近くに
レイくんが来た。
「レイくんどうぞ。」
私は笑ってドリンクを
差し出した。
「あ…サンキュ。」
レイくんはきょどった感じで
ドリンクを受けとった。
:10/02/25 18:20
:SH03A
:oBa1TR4Q
#350 [ゆかぴ]
レイくんはドリンクを見て
私を見てドリンクを見た。
そして背中を向けて
行ってしまった。
ちょっと気になるけど…。
気にしないようにしなきゃ!
私は他のみんなにも
ドリンクを配った。
:10/02/25 19:38
:SH03A
:oBa1TR4Q
#351 [ゆかぴ]
そうこうして部活が終わった。
ドリンクを配った後は
レイくんとは一言も
交わすことはなかった。
私は部室に一人残って
部誌を書いていた。
あと3分の1もある…。
めんどくさいなぁっ。
字を書きすぎて手首が
痛くなったので、
手首をブンブン振った。
そしてため息をつき、
再び書きはじめた。
:10/02/25 19:46
:SH03A
:oBa1TR4Q
#352 [ゆかぴ]
ガチャ…
ドアの開く音がした。
私は手を止めて
ドアのほうを見た。
「あ…ミオくん。」
「お疲れ様。」
ミオくんはそう言って
ドアをゆっくり閉めた。
そして私の隣に座った。
「ありがと。
どうしたの?」
「暇だから来たー。」
:10/02/25 20:10
:SH03A
:oBa1TR4Q
#353 [ゆかぴ]
「暇って…笑」
「嘘。
本当は愛理に
会いに来ました。」
ミオくんは優しく笑いながら
私の髪の毛を撫でた。
「…こんなにストレートな人
初めてだよ…笑」
「そう?
これが俺だから笑」
ミオくんはそう言うと
髪の毛をぐちゃぐちゃにした。
:10/02/25 20:56
:SH03A
:oBa1TR4Q
#354 [ゆかぴ]
「もうっ…。」
私はぐちゃぐちゃになった
髪の毛を手で直した。
すると自然と笑みがこぼれた。
ミオくんと一緒だと
すごく安心する。
レイくんみたいに
変に気を使わないでいいし。
:10/02/25 21:53
:SH03A
:oBa1TR4Q
#355 [ゆかぴ]
:10/02/25 22:57
:SH03A
:oBa1TR4Q
#356 [ゆかぴ]
:10/02/25 22:58
:SH03A
:oBa1TR4Q
#357 [ゆかぴ]
>>354▼玲side▼
「玲どんまい笑」
「うるせーよ笑」
俺はみんなと別れ、
部室に戻る途中だ。
部室に忘れ物したんだよ。
今日ドリンクもらった後から
愛理と話せてねーな。
ちゃんと普通に話せてたら…。
俺は今日の愛理に対する
態度を反省しながら
部室に向かっていた。
:10/02/26 12:49
:SH03A
:S643Ot82
#358 [ゆかぴ]
部室は電気が点いていた。
誰かまだ残ってんのか?
「嘘。
本当は愛理に
会いに来ました。」
「…こんなにストレートな人
初めてだよ…笑」
部室から声が聞こえてきて
俺はドアの前で
ぴたりと止まった。
嫌な予感がした。
まさか…愛理とミオ?
:10/02/26 14:33
:SH03A
:S643Ot82
#359 [ゆかぴ]
ドアの前でじっと
耳を澄ませてみた。
中からは「愛理」と呼ぶ声と
「ミオくん」と呼ぶ声が
聞こえてきた。
やっぱり愛理とミオか…。
中に入りたいけど…けど…。
俺は向きを180度変えて
部室から離れていった。
愛理とミオが仲良く
喋っているのを
見たくなかった。
:10/02/26 16:52
:SH03A
:S643Ot82
#360 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
「疲れたー!」
私はそう言いながら
ベッドにダイビングした。
スプリングが軋んだ。
あの後ミオくんと
色々喋って、
歩いてわざわざマンションの
前まで送ってくれた。
:10/02/26 20:03
:SH03A
:S643Ot82
#361 [ゆかぴ]
「このままで…いいんだ…。」
私はぽつりと言った。
これは私の本心だと
何回も自分に言い聞かせた。
何回も何回も何回も。
洗脳する勢いだった。
「レイくん…。」
ふと名前を呼んだ。
でも現れるわけもなく、
相変わらず私の家は
シーンとしていた。
:10/02/26 22:11
:SH03A
:S643Ot82
#362 [ゆかぴ]
「これでいいんだ…。」
私はそう言い、
ガバッと起き上がり、
キッチンに向かった。
大丈夫。
明日の私は今日より
もっと笑える。
:10/02/27 10:11
:SH03A
:ycqnCNrc
#363 [ゆかぴ]
翌日。
学校まで行く途中で
まさかのレイくんと会った。
って言っても、
私より数メートル前を
歩いていた。
レイくんだ…。
話しかけよっかな…。
私は勇気を振り絞り、
レイくんに追い付くために
早歩きをした。
:10/02/27 22:45
:SH03A
:ycqnCNrc
#364 [ゆかぴ]
「おはよっ。」
私はそう言って、
レイくんの大きな背中を
ポンッと叩いた。
するとレイくんは立ち止まり
クルッと首だけ回した。
「あっ…愛理…。」
レイくんはなんか
よそよそしかった。
「…一緒に行こ?」
私はニコッと笑って言った。
:10/02/28 18:45
:SH03A
:g2aR6iNw
#365 [ゆかぴ]
「うん。」
レイくんは素っ気なく言った。
ちょっと傷付いたけど、
一緒に行ける嬉しさからか、
あまり気にしなかった。
「なんか久しぶりだね。」
「そうだな。」
シーン……
なんかこの空気嫌だなぁ。
でもしょうがないか…。
:10/02/28 20:29
:SH03A
:g2aR6iNw
#366 [ゆかぴ]
この微妙な沈黙を
破ったのはレイくんだった。
「愛理っ…あのさ…。」
「ん?何?」
レイくんの顔を見ると、
一瞬口が開いたが
すぐに閉じた。
何かを喋ろうとしたに違いない。
「何もねぇ…。」
「そっか。」
私はそう返事をして、
顔を前に向けた。
:10/03/01 09:03
:SH03A
:8fPCeqNU
#367 [ゆかぴ]
▼玲side▼
「愛理っ…あのさ…。」
俺は勇気を出して
愛理にミオとのことを
聞こうとした。
ミオのこと知ってるのか、
知っていたらどんな
関係なのか…。
「ん?何?」
愛理はニコッと笑って
背の高い俺を見上げた。
その純粋な顔を見ると
俺は何も言えなかった。
:10/03/01 11:11
:SH03A
:8fPCeqNU
#368 [ゆかぴ]
「何もねぇ…。」
「そっか…。」
愛理は一瞬だけ
悲しそうな顔をした。
俺が何かを言うのを
期待してたのだろう。
愛理ごめんな…。
俺は愛理を抱きしめたかった。
でもそんな勇気は出ない。
:10/03/01 21:59
:SH03A
:8fPCeqNU
#369 [ゆかぴ]
「そんな生半可だから
愛理傷付けるんだよ。」
頭の中でミオの言葉が
ぐるぐる回っていた。
俺は愛理をめちゃくちゃ
傷付けたんだ…。
でも愛理は俺と
仲良くしてくれている。
俺…本当に最低だ。
:10/03/01 22:02
:SH03A
:8fPCeqNU
#370 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
レイくんと正門で別れ、
私は教室に向かっていた。
あんまり喋れなかったな。
なんか寂しいや…。
私はため息をついた。
すると突然背中から
誰かに抱きしめられた。
「キャッ…!」
私はびっくりして首だけを
振り向かせた。
:10/03/02 17:41
:SH03A
:NLkQuTzg
#371 [ゆかぴ]
「ミオくん!?」
「おはよっ。
会いに来ちゃいました笑」
そんな二人の姿を
周りのみんなが
チラチラと見ていた。
「ミオくん離れてっ…。
恥ずかしいから…汗」
私は身体に回った腕を
振りほどこうとしたけど、
ミオくんの力は嫌だった。
:10/03/02 21:40
:SH03A
:NLkQuTzg
#372 [ゆかぴ]
>>371ミオくんの力は嫌だった ×
ミオくんの力は大きかった ○
です

:10/03/02 21:41
:SH03A
:NLkQuTzg
#373 [ゆかぴ]
>>371「俺離さないよ…?」
するとミオくんは私の耳元に
口を近付けてきた。
息がかかり、
背筋がゾクッとした。
「右見てみ?」
ミオくんは私の耳元で
優しく囁いた。
私は言われた通りに
ゆっくりと首を右に向けた。
え………。
私は目を見開いた。
:10/03/02 21:49
:SH03A
:NLkQuTzg
#374 [ゆかぴ]
▼玲side▼
「めんどくせ…。」
教室に向かうとまさかの
教室変更の紙が貼ってあった。
俺は少しイラッとし、
指示された教室に向かった。
その教室に向かう途中で、
ある場所がなぜかちょっと
ざわついていた。
ん?
なんかあんのか?
:10/03/02 21:57
:SH03A
:NLkQuTzg
#375 [ゆかぴ]
俺は気になってそこに行った。
行かなければよかった。
なんで……。
そこにはミオに抱き着かれた
愛理がいた。
愛理は嫌そうな顔を
していなかった。
愛理はミオが好きなのか?
俺は脚が動かず、
その場に立っていた。
:10/03/03 17:13
:SH03A
:..JYRX2.
#376 [ゆかぴ]
すると愛理が俺のほうを見た。
愛理は驚いたように
目を見開いていた。
俺は見るのが嫌で目を逸らした。
愛理…愛理…。
俺はやっとの思いで
脚を動かすことができ、
180度向きを変えて
その場から離れた。
:10/03/04 11:47
:SH03A
:Q7uv1MjM
#377 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
なんでレイくんが…。
こんな偶然…。
私はバッと目をふせた。
相変わらずミオくんは
私を抱きしめたままだ。
「レイに見られちゃった。」
ミオくんはそう言うと
ゆっくりと私を離した。
「…わざと…?」
:10/03/05 19:16
:SH03A
:0Kiew0i6
#378 [ゆかぴ]
私はミオくんに
背中を向けたまま
やっと声を出せて言った。
自分でも驚くほど
か細い声だった。
「わざとじゃねーよ。
たまたま。」
「そっか…。」
私は背中を向けたまま
ミオくんから離れるように
廊下を歩いていった。
最悪だ…。
レイくんはなんて
思っただろ……。
:10/03/05 19:22
:SH03A
:0Kiew0i6
#379 [ゆかぴ]
私は今にでも泣きそうに
なったけど我慢した。
こんな公の場でなんか
泣くことできない。
―ーー…
そしてレイくんと
話すことがないまま
部活が始まった。
「元気ないじゃん。」
香奈が私の顔を
心配そうな顔をして
覗き込んできた。
:10/03/05 21:44
:SH03A
:0Kiew0i6
#380 [我輩は匿名である]
<<343-500
:10/03/06 01:41
:SH906i
:VRkqttpc
#381 [我輩は匿名である]
:10/03/06 01:44
:SH906i
:VRkqttpc
#382 [ゆかぴ]
>>381アンカーありがとです

なんか中途半端ですけど

笑
:10/03/06 19:27
:SH03A
:zBr5Hj.U
#383 [ゆかぴ]
>>379「そっ…そんなことないよ。」
私は無理して笑顔を作った。
香奈は「ふーん。」と言って、
冷却スプレーを取りに行った。
多分香奈にはばれてるな。
私って嘘つくの
下手くそだなー…。
:10/03/06 19:33
:SH03A
:zBr5Hj.U
#384 [ゆかぴ]
私はモヤモヤした気持ちで
その日の部活を終えた。
レイくんとは一回も
目を合わさなかった。
いや…私がただ避けていた。
目が合ってしまうと、
私の頭の中で整理が
つかなくなってしまうからだ。
―ーー…
「もー……。」
私はドサッとベッドに
倒れ込んだ。
:10/03/06 22:28
:SH03A
:zBr5Hj.U
#385 [ゆかぴ]
本当にこのままでいいの?
レイくんとこのままでいいの?
…いいわけがない。
話したい。
会って全て話したい。
「レイくん…。」
「呼んだ?」
私は両腕で身体を支え、
上半身をバッと起こした。
そして身体をひねり
振り向いた。
「え…なんで…。」
:10/03/07 22:01
:SH03A
:Ly1k5aQk
#386 [ゆかぴ]
そこに立っていたのは
レイくんだった。
私はビックリして口が
ぽかーんと開いていた。
「愛理の家に来んの
久しぶりだな…。」
レイくんはそう言うと
ベッドにドサッと座った。
「あ…うん。」
私はベッドの上に
体育座りをした。
:10/03/07 22:05
:SH03A
:Ly1k5aQk
#387 [ゆかぴ]
私はレイくんの背中を
斜め後ろから見つめていた。
レイくんはただ前を
見つめていた。
「ミオと仲良しなんだな。」
レイくんは冷たく言った。
私を見もせずに…。
「仲良しっていうか……。」
私はそれ以上言葉が
出てこなかった。
:10/03/08 13:03
:SH03A
:E5Lfs65Q
#388 [ゆかぴ]
「好きなんだろ?」
「違うっ…!」
私は即答した。
するとレイくんは振り向いて
私を見た。
「ミオはお前のこと
好きなんだってさ。」
ミオくん…レイくんに
言ったんだ。
でもねレイくん。
私は違うんだよ。
:10/03/08 16:30
:SH03A
:E5Lfs65Q
#389 [ゆかぴ]
「今日だって見ちゃったし?」
「……!」
私の頭の中にミオくんに
抱き着かれたことが
フラッシュバックした。
「あれは…ミオくんがっ…。」
「だから好きなんだろ?」
レイくんは私がミオくんを
好きになってほしいの?
そんなの嫌だ…。
:10/03/08 20:37
:SH03A
:E5Lfs65Q
#390 [ゆかぴ]
私はバッと正座をし、
太股の上で拳をギュッと
握り締めた。
「正直に言えよ。」
「私はミオくんのこと
好きじゃないよ…。」
私は握り締めた拳を
見つめながら言った。
「え?」
「私はレイくんがす…」
フワッ…
:10/03/08 20:41
:SH03A
:E5Lfs65Q
#391 [ゆかぴ]
私はレイくんに抱きしめられた。
私はビックリして
黙っていることしか
できなかった。
「俺愛理が好き。」
その言葉は私の心に
すごく響いた。
この言葉をずっと
待っていたのかもしれない。
:10/03/08 20:55
:SH03A
:E5Lfs65Q
#392 [ゆかぴ]
私の目から自然と涙が零れた。
するとレイくんがパッと
私から離れた。
でも両手は私の両肩を
掴んだままだった。
「どうした?
大丈夫…?」
「うんっ…ごめん…。」
私はハハッと笑いながら
手の甲で目を擦った。
:10/03/08 21:07
:SH03A
:E5Lfs65Q
#393 [ゆかぴ]
「嫌だった?」
レイくんは心配そうに
私の顔を覗き込んだ。
私は言葉で表さずに
首を横に振った。
「私も好き…大好き。」
「愛理…。」
レイくんは私の名前を呼ぶと
唇を重ねてきた。
前は冷たかったのに
今日は温かかった…。
:10/03/08 21:36
:SH03A
:E5Lfs65Q
#394 [ゆかぴ]
ちょっと触れるぐらいのキス。
でも私は幸せだった。
前とは違う優しいキス。
「レイくん…。」
唇が離れた途端に
私は抱き着いた。
するとレイくんは私を
抱きしめた。
「もう絶対離さない。」
「うん…。」
:10/03/08 22:18
:SH03A
:E5Lfs65Q
#395 [ゆかぴ]
私達は何回も何回もキスをした。
今までの分を埋めるように…。
「好き…。」
「俺も…。」
―ーー…
私は今レイくんにベッドで
腕枕をしてもらってます。
うん…幸せ笑
「なー…愛理?」
「ん?」
私はレイくんの目を見た。
すごくキレイな目だった。
:10/03/09 12:39
:SH03A
:gQOr7m6Q
#396 [ゆかぴ]
「いつから俺のこと
好きになったの?」
私の顔が一気に熱くなった。
顔が赤くなったけど、
暗くて分かりにくくて
安心した。
「いつの間にか好きに
なってました…笑」
私はそう言って
レイくんの胸に顔を埋めた。
レイくんは空いている手で
私の髪の毛を撫でた。
「俺もいつの間にか。」
:10/03/09 13:33
:SH03A
:gQOr7m6Q
#397 [ゆかぴ]
私は恥ずかしくなって
レイくんの胸に顔を
押し付けた。
「愛理…俺のこと呼び捨てで
呼んでほしいー…。」
「えっ…照」
私は焦って、
レイくんの顔の高さまで
もぞもぞと動いた。
「だって俺ら付き合ったし?」
:10/03/09 18:23
:SH03A
:gQOr7m6Q
#398 [ゆかぴ]
「そうだね…。」
「んじゃ呼んで?今。」
レイくんは私の目を
見つめて言った。
私は恥ずかしくなり
目線をずらした。
「………レイ…。」
わーわーわー!
恥ずかしいしー!
するとレイは優しく微笑んだ。
「すげーかわいい。」
:10/03/09 19:14
:SH03A
:gQOr7m6Q
#399 [ゆかぴ]
レイはそう言うと
唇を重ねてきた。
何回も何回も…。
でも、さっきと違う。
さっきより深い。
「ん…レッ…イ…。」
私は途切れ途切れで話した。
レイのキスが激し過ぎて
息がしにくいのだ。
「愛想…俺我慢できないかも。」
:10/03/09 19:19
:SH03A
:gQOr7m6Q
#400 [ゆかぴ]
>>399愛想になってました

愛理です

次から18禁になるんで、
嫌いな人は見ないほうが
いいと思います

:10/03/09 21:03
:SH03A
:gQOr7m6Q
#401 [ゆかぴ]
レイはそう言うとバサッと
私に覆いかぶさった。
「へ…?笑」
私はハハッと苦笑い。
レイはまた微笑んで、
私の頬を指でなぞった。
「いい?」
いい?って………え!?
そういうことだよね?
ちょっと待って!
まだ心の準備が……。
:10/03/09 21:11
:SH03A
:gQOr7m6Q
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