Vampire Kiss
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#322 [ゆかぴ]
私から出た言葉はそれだけ。
あれだけ悩んだのに、
悩まされていた人のあの態度。
私の中でレイくんに対する
モヤモヤが弾けた瞬間だった。
「え?」
レイくんは身体ごと
私の方に向けた。
「何が?」みたいな顔が
私をまた傷付けた。
「何も分かってないっ…。
本当に最低だよっ…!」
私はそう言い残し、
レイくんの隣を通り、
グラウンドに戻っていった。
:10/02/24 11:52
:SH03A
:sDjxTQ5g
#323 [ゆかぴ]
▼玲side▼
俺はグラウンドに戻っていく
愛理を見つめることしか
できなかった。
最低…か…。
そうだよな。
俺は最低だ。
俺は愛理に続いて
グラウンドに戻ろうとした。
その時目の前にあいつが
現れたんだ。
「よっ。レイ。」
「ミオ…。」
:10/02/24 12:15
:SH03A
:sDjxTQ5g
#324 [ゆかぴ]
「久しぶりだな。」
ミオはそう言って笑った。
俺はその笑みに
嫌悪感を抱いた。
「愛理かわいそうに。
レイのせいだな。」
「お前愛理知ってるのか?」
「ああ…知ってる。
好きだからな。」
俺の思考回路がストップした。
考えられなかった。
ミオが愛理を好き…?
:10/02/24 14:32
:SH03A
:sDjxTQ5g
#325 [ゆかぴ]
「俺は愛理が好きだから
ぎゅっとしたりキスもした。
お前はどうなんだよ。」
ミオはそう言うと
俺を吸血鬼の目で睨んだ。
俺も負けじと睨み返した。
「俺は……。」
正直言って分からない。
この気持ちは愛理が
好きなのか?
「そんな生半可だから
愛理傷付けるんだよ。
絶対にあいつを
俺のものにしてやる。」
:10/02/24 14:41
:SH03A
:sDjxTQ5g
#326 [ゆかぴ]
ミオはそう言うと消えた。
俺はその場に突っ立っていた。
ミオは愛理が好きなのか。
俺は一体…。
俺は拳をぎゅっと握り締めた。
:10/02/24 14:44
:SH03A
:sDjxTQ5g
#327 [ゆかぴ]
▼愛理side▼
私はぼーっと練習中の
レイくんを見つめていた。
私…レイくんに最低って
言っちゃった…。
カッとなってあんなこと…。
私のほうが最低だ。
「愛理大丈夫?」
香奈が心配そうに
私の顔を覗き込んだ。
「あ…うん。
大丈夫。」
私は笑って答えた。
:10/02/24 15:58
:SH03A
:sDjxTQ5g
#328 [ゆかぴ]
だめだめ!
今は部活中なんだから
マネージャーの仕事を
頑張らなくっちゃ!
私はふぅっと大きく
一回だけ息を吐いた。
よし!頑張るぞ!
―ーー…
「愛理ちゃんー。
今日頑張ってたね!」
先輩マネージャーから私は
たくさん褒めてもらった。
頑張った理由は不純だけど…。
:10/02/24 17:13
:SH03A
:sDjxTQ5g
#329 [ゆかぴ]
レイくんのことを
考えないように
必死に仕事をした。
レイくんの姿も
見ないようにした。
その日結局レイくんとは
会話をしなかった。
家に帰ってもレイくんは
現れることはなかった。
:10/02/24 21:06
:SH03A
:sDjxTQ5g
#330 [ゆかぴ]
「もうだめなのかな…。」
私は誰もいない自分の部屋で
ぽつりと独り言を言った。
「何が?」
急に背後から声がしたので
私は勢いよく振り向いた。
そこにはミオくんが立っていた。
「ミッ…ミオくん!?
私の家……え!?」
私は急なことすぎて
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
:10/02/24 22:57
:SH03A
:sDjxTQ5g
#331 [ゆかぴ]
「あはは笑
焦りすぎ笑」
ミオくんは片手で口を
押さえて言った。
相当つぼったらしい。
「…何しに来たの?」
「あー…。
俺レイに会った。
レイに俺の気持ち伝えた。」
「え!?」
私はビックリして立ち上がった。
ミオくんは私が急に
立ち上がったせいか、
同じようにビックリしていた。
:10/02/24 23:01
:SH03A
:sDjxTQ5g
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