Sは何かの音を聞いた。弾けるような、輝くような、小さな小さな音だった。気のせいだろうと再び目をつむったが、またパチンと小さな音が鳴る。
パチン、パチン。
少しずつ、少しずつ。音は次第に大きくなった。Sは仕方なく目を開けた。真っ暗だった視界には、キラキラと星が瞬いた。
なんて綺麗な光だろう。初めて見た小さな光の粒はSの心を躍らせた。
そっと手を伸ばせば静かに光はやってきて、Sの手の平に落ちた。
鮮やかな輝きでSを包む光は、興奮するSの耳にそっと囁いた。
「さぁ、物語を始めよう」
Sからのスタート
(Start!Start!!Start!!!)