僕と君【BL】
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#175 [郁。]
それから文化祭の準備は順調に進んでいった。
みんなのメイド服やら、執事服。
全部女子が寸法測って作ってくれたり。
男子は小道具、教室のセッティングを。
無事、何事もなく時間はあっという間に過ぎていった。
:10/03/03 19:23
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#176 [郁。]
―前日
5日間しかない準備期間だったけど、前日の夜にはなんとかセッティングまで終わった。
衣装も完成して、衣装合わせも終わった。
あとは、帰るだけ。
:10/03/03 19:25
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#177 [郁。]
教室に残っているのは、俺と・・遥希だけ。
最終調節は一人で出来ると皆には帰ってもらったんだけど・・。
遥希だけが、どうしてもきいてくれなかった。
「つっかれたー・・!」
「ん・・お疲れ・・。」
:10/03/03 19:26
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#178 [郁。]
「ごめ・・寝てた・・?」
机にうつぶせた遥希が、眠そうに顔をあげる。
「・・んー、ちゅーしてくれたら起きる。」
寝起きなのに、ワガママなのは変わんないなぁ・・。
:10/03/03 19:27
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#179 [郁。]
「・・ばか。」
―・・チュ。
軽く触れる程度のキスを落としてやる。
それだけ?と少し不機嫌そうに、しぶしぶ起き上がる遥希。
:10/03/03 19:27
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#180 [郁。]
駅までは二人きり。
人気もなくて、真っ暗。
外灯に虫が集まっている。
暗い夜道を二人で、手を繋いで歩く。
遥希は寝起きで、俺は疲れてて手だけが繋がれて無言のまま。
けど、気まずい沈黙なんかじゃなくて。
心地良い沈黙。空気で互いを感じてるような。
:10/03/03 19:28
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#181 [郁。]
「ね、あゆむ。」
沈黙を遥希が破る。
短く返事をすると思わぬ一言。
「キスしたい。」
え!?
:10/03/03 19:54
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#182 [郁。]
「え、や・・いきなりどうし・・っ///」
気がつくと壁に押しあてられ、目の前には遥希の真剣な顔。
心臓がはちきれそうになる。
ぎゅっと目を閉じると、優しく唇に温かいものが落ちてくる。
:10/03/03 19:55
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#183 [郁。]
「ふ・・ぅ、はる・・んっ・・。」
息継ぎの際に名前を呼ぶと、遥希の舌が浸入してくる。
巧みに絡められる舌に追いつかない。
けど、自然を舌は絡まりあった。
久しぶりな二人きりの時間に場所なんてどうでもよかった。
ただ遥希の唇だけをひたすら求めた。
:10/03/03 19:56
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#184 [郁。]
―当日
「や、できな‥はるき‥‥やだぁっ。」
「してあげる、こっちおいで。」
にじり寄る遥希。
後ずさりする俺。
:10/03/03 22:55
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