僕と君【BL】
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#341 [郁。]
「歩、好き。好き、好き、好き。」
耳元に甘い言葉が何度も、何度も、確かめるように落とされる。
「や‥くすぐったいよ」
二人だけの甘ったるいチョコレートみたいな、誰にも邪魔されることのない時間。
:10/10/12 15:48
:F03B
:HB03Qvcs
#342 [郁。]
暫くして、心地良い沈黙が二人を包む。
先に沈黙を破ったのは俺。
「‥‥ねえ、遥希?俺、遥希と同じ大学行きたい。」
「‥え。」
「‥だめ、かな‥‥?」
「‥えっ、と‥だめじゃないけど、その‥。」
やけに言葉につまる遥希。
:10/10/26 14:40
:F03B
:f7AMOSF6
#343 [郁。]
心配になって遥希の腕から逃れ、遥希を見つめる。
「遥希‥?」
「‥歩、俺さ‥‥留学しようかなって‥思ってて‥‥。」
―――――――‥‥え?
留学なんてしたら、会えない。
なんで?いつから、そんなこと‥。
自然と目頭が熱くなる。
:10/10/26 14:42
:F03B
:f7AMOSF6
#344 [郁。]
「でも、まだ‥考えてるってだけの話だから‥泣くな。」
―――――――‥ぎゅう。
抱きしめられ安堵感に包まれる。
そうだよね、遥希が留学なんて、ね‥‥。
するわけないよね‥。
「‥‥うん。」
:10/11/01 17:52
:F03B
:efbD7OoM
#345 [郁。]
―――――――‥‥
「‥っだめ‥‥むりっ、むり‥‥できな‥あきらっ‥やだあっ!」
「‥‥旬、逃がすわけないだろ。」
「‥‥っはぁ‥あ、あきらの鬼畜!」
:10/11/01 17:56
:F03B
:efbD7OoM
#346 [郁。]
「〜‥っやだああああ!!!」
あれから遥希との勉強会はみるみる進み、なんとか赤点も免れそうなテスト前日です。
留学のことは、まだ詳しくは知らないままだけど‥‥。
まっまあ、そんなわけで旬と昶くんと遥希と俺でテスト勉強中です。
あ、昶くんの家でなんだけど。
:10/11/07 19:26
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:x1uSjGTc
#347 [郁。]
「旬っ!やらないと、赤点になっちゃうよ!?」
うるさい旬にちょっと怒ってやると、しぶしぶ机について遥希に教えてもらっていた。
「‥ったく、ちゃんとやってろよ?俺、飲み物買ってくるわ。」
そう言って立ち上がる昶くんに、すかさず俺もついていった。
:10/11/07 19:29
:F03B
:x1uSjGTc
#348 [郁。]
「あっ、昶くん。俺もいく。」
「いってらっしゃあい‥。」
やる気なさそうな旬を余所に俺たちは家を出た。
――――――――――‥‥
「ね〜御坂〜なんか、あゆたまに元気ない気がしない?」
「‥んー、まあ‥‥。」
:10/11/07 19:32
:F03B
:x1uSjGTc
#349 [郁。]
「なにぃーその返事はぁー!」
「や、まあ‥うん、あははは。」
「ま、あゆも心配だけど‥俺は赤点‥‥うあ゛〜‥。」
「だな。はい、さっさとやる!」
―――――――――――‥‥
:10/11/08 17:44
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:0ehjw8Nc
#350 [郁。]
―――――――――――‥‥‥
コンビニに並ぶ商品たちをゆっくり眺めながら、ぼーっと店内を歩く。
着いてきたはいいけど、昶くんと話すことないかも‥。あはは‥‥。
「西野〜。」
「‥えっ、あ、はい!」
唐突に呼ばれ思わずごもってしまう。
すると昶くんは声を出して笑った。そんなに面白いのかな‥。
:10/11/14 00:21
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