君はフォーク 俺はナイフ ※18禁
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#16 [我輩は匿名である]
三千円を思いっきり握り締めて俺は「行ってきます」と返事も返って来ないのに言った。

俺は何かを失ってきている。


「あ!お兄ちゃん!
いってらっしゃい!」


「ーーーーっ!!!」

⏰:10/03/06 00:41 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#17 [我輩は匿名である]
幸せそうに微笑む妹を見て、声を聞いて、俺の精神を支えていた糸が切れた。

涙が溢れた。
今まで流してこなかった分が溜まっていたように。

「ぅわぁあああ!!!!」

俺は狂った。

キッチンに走って置いてあった包丁を掴んだ。

⏰:10/03/06 00:42 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#18 [我輩は匿名である]
父と母は驚いて椅子から立ち上がり目を見開かせこっちを見ている。


……やっと俺を見てくれた。
でも嬉しくなんかない。
今はこいつらを壊してやりたくて堪らない。

「何をやってるんだ!!」

父が怒鳴る。

「止めなさい蓮!」

母は妹を抱きしめている。

⏰:10/03/06 00:42 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#19 [我輩は匿名である]
「今まで俺がどんな気持ちだったか分かる?」

「……………。」

「聞いてるの?」

「……………。」

「…答えられないんじゃ、困ったなぁ…。
じゃあ最後に一つだけ。
誰から先に死にたい?」

⏰:10/03/06 16:44 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#20 [我輩は匿名である]
「……二人とも…
俺が蓮を止めておくからその内に逃げなさい。」


「え!?嫌よ!
それじゃ貴方が危ないじゃない!私が残るから貴方がこの子を連れて逃げて!!」

「何を言ってるんだ!早く!」

「…ぁはははははは!!!!!!!家族会議は終わった?」

可笑しくなった。

⏰:10/03/06 16:46 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#21 [我輩は匿名である]
「早く逃げなさ…!!…」

ぐちゅ

そんな音がして父の体に包丁が食い込んだ。
俺は父の心臓辺りを狙った。
血が溢れ出してくる。
手が段々と赤色に染まっていく。

なんて美しい色なんだろう。

そう思った。

⏰:10/03/06 16:46 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#22 [我輩は匿名である]
「いやぁああああああ!!!
貴方!あなたぁああ!!!!」


母は腰を抜かした様に床に座り込んだ。

「ぐっ!逃げ…ろ…。」

「へぇ、まだ喋れたんだ…。」

胸から包丁をスッと抜いた。
ぶあーっと血が噴射して俺の顔にかかった。

⏰:10/03/06 16:47 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#23 [我輩は匿名である]
「…………。」


父の脳天にとどめを刺した。

「くぁ…か……」

父は奇妙な声を出して死んだみたいだ。
頭から包丁を抜くと包丁には血と脳味噌の様なモノが付いていた。

⏰:10/03/06 16:47 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#24 [我輩は匿名である]
「………汚い。」

父を蹴り飛ばした。
次は母だ。

「あ…あああ…。」

母は顔を天井に上げ口から涎を垂らしていた。
失神しているのか?

「さよなら。」

母に包丁を振りかざした。

⏰:10/03/06 16:47 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#25 [我輩は匿名である]
「おかあさ……」

ス−ッ…
刺した感触はこんな感じだった。何の障害もなく、柔らかい肌に刃は突き抜けた。

母を庇う為飛び出てきた俺のたった一人の馬鹿な妹。

「がはっ!!」

妹は口から血を吐いた。
包丁は妹の喉元に刺さった。

⏰:10/03/06 16:48 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


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