君はフォーク 俺はナイフ ※18禁
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#1 [我輩は匿名である]
君が獲物を
『フォーク』の様に
捕らえ、
俺が獲物を
『ナイフ』の様に
切り刻む。
:10/03/05 20:41
:SH003
:f4Gd191U
#2 [我輩は匿名である]
:10/03/05 20:42
:SH003
:f4Gd191U
#3 [我輩は匿名である]
『ガガッ…ガガガガ!!』
靴の踵がコンクリートの地面に擦れる音がする。
今日もまた黒は獲物を持ってきた。
「蓮。」
「………………。」
俺は無言で大型のナイフを出し、慣れた手つきで男の死体を切った。
:10/03/05 20:43
:SH003
:f4Gd191U
#4 [我輩は匿名である]
「黒、袋は?」
黒は切り刻んでバラバラになった死体から目を離さず黒い大きな袋を出した。
辺りは血の生臭い匂いが充満して鼻の奥を刺激する。
俺は袋に肉の破片を乱暴に投げ込んだ。
:10/03/05 20:44
:SH003
:f4Gd191U
#5 [我輩は匿名である]
「ふっ…蓮。
もうちょっと優しく扱ってあげたら?
そいつ泣いてるよ。」
鼻で笑いながら黒は言った。
「死んでしまえば皆ただのゴミ。ゴミを優しく扱うなんて俺には出来ない。
それより黒、なんでお前泣いてるとか分かるの?」
:10/03/05 20:44
:SH003
:f4Gd191U
#6 [我輩は匿名である]
「…さぁ?
物心付いたときから霊が見えるなんて…全く…迷惑な話だよ。」
「へぇ。
じゃあ俺には何か憑いてる?」
「男と女と幼女。
男と女はもの凄い睨んでるよ。……ただ、幼女は悲しそうな顔してる。
蓮、どこかの幸せな家庭でも壊したの?」
「…ははっ…幸せな家庭って……」
思わず失笑した。
「?」
:10/03/05 20:45
:SH003
:f4Gd191U
#7 [我輩は匿名である]
「それ多分俺の肉親。」
「…殺しちゃったの?」
「うん、殺しちゃった。」
「ふうん。」
「深入りはしないのか?」
「しない。
でもいつか知りたくなるかも
知れない。」
「なんだよそれ。」
:10/03/05 20:46
:SH003
:f4Gd191U
#8 [我輩は匿名である]
黒。
本名、黒井桜。
俺はめんどくさいから頭文字を取って、黒って呼んでる。
めんどくさいってほどもないが。
黒と初めて会ったのは二ヶ月前ぐらい。
仕事関係で。
何の仕事かと言うと、裏関係の仕事。
:10/03/05 20:47
:SH003
:f4Gd191U
#9 [我輩は匿名である]
上からこいつを殺せと言われたら黒が捕らえて俺が切る。
俺達は所謂相棒みたいな感じ。
ほとんどは黒がやってるから俺はバラバラにするだけ。
さっきの男だってそうだ。
上から命令されたから黒は捕らえに行った。
黒は女だけど力はある。
空手とか色々やっていたらしい。
太ってはいない普通の女。
:10/03/05 20:47
:SH003
:f4Gd191U
#10 [我輩は匿名である]
「じゃあ燃やそう。」
「…………。」
俺は袋を担いで焼却炉に向かった。
『ボトッ』
袋を焼却炉に投げると肉が出てきた。
「…蓮。優しく置こうよ。」
:10/03/05 20:48
:SH003
:f4Gd191U
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