君はフォーク 俺はナイフ ※18禁
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#7 [我輩は匿名である]
「それ多分俺の肉親。」

「…殺しちゃったの?」

「うん、殺しちゃった。」

「ふうん。」

「深入りはしないのか?」

「しない。
でもいつか知りたくなるかも
知れない。」

「なんだよそれ。」

⏰:10/03/05 20:46 📱:SH003 🆔:f4Gd191U


#8 [我輩は匿名である]
黒。

本名、黒井桜。

俺はめんどくさいから頭文字を取って、黒って呼んでる。
めんどくさいってほどもないが。

黒と初めて会ったのは二ヶ月前ぐらい。
仕事関係で。

何の仕事かと言うと、裏関係の仕事。

⏰:10/03/05 20:47 📱:SH003 🆔:f4Gd191U


#9 [我輩は匿名である]
上からこいつを殺せと言われたら黒が捕らえて俺が切る。

俺達は所謂相棒みたいな感じ。
ほとんどは黒がやってるから俺はバラバラにするだけ。

さっきの男だってそうだ。
上から命令されたから黒は捕らえに行った。

黒は女だけど力はある。
空手とか色々やっていたらしい。
太ってはいない普通の女。

⏰:10/03/05 20:47 📱:SH003 🆔:f4Gd191U


#10 [我輩は匿名である]
「じゃあ燃やそう。」

「…………。」

俺は袋を担いで焼却炉に向かった。

『ボトッ』

袋を焼却炉に投げると肉が出てきた。

「…蓮。優しく置こうよ。」

⏰:10/03/05 20:48 📱:SH003 🆔:f4Gd191U


#11 [我輩は匿名である]
「…燃えてしまったらただの灰になってゴミ以下の存在になる。土にはいい存在かも知れないが。
それとも黒、君はさっきから優しく優しく言っているけどこの肉を食べるつもり?」


「ふっ…変な冗談を言うね。
誰がこんな汚い肉を。
それに人間の肉は………。」


「人間の肉は?」

⏰:10/03/06 00:38 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#12 [我輩は匿名である]
「蓮…蓮はこの仕事をするとき、食べなかったの?」





「…食べたさ。
あの時は自分が何だか分からなくなったけど。」

⏰:10/03/06 00:39 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#13 [我輩は匿名である]
…五年前。

父と母は物心付いたときから俺に対する態度が冷たく、七歳の妹には優しかった。

「おはよう。」

朝、目が覚めてリビングに行っても返事が返ってくる事はない。
勿論両親は二人共居る。
父はテーブルの椅子に腰を掛け新聞を読んでいる。
母と妹はご飯を食べている。

⏰:10/03/06 00:40 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#14 [我輩は匿名である]
俺のテーブルにはいつも朝ご飯ではなく三千円が置かれている。

朝も昼も夜も自分で買って食べろと言う意味。
両親は共働きだが母は夕方には帰ってくる。
ご飯だってちゃんと作れる。


だだ俺の顔が見たくないらしい。

⏰:10/03/06 00:40 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#15 [我輩は匿名である]
笑える話。
顔を見たくないって…お前らの子供だろ?
理由は知らない。

俺は何も悪いことはしてない。
普通に勉強も出来て普通に友達も居て、何もかも普通だった。

小学校の時の授業参観や行事なんて一度も来てもらってない。
先生も心配して俺の家に電話した。
でも母は上手く言い包めた。

⏰:10/03/06 00:41 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


#16 [我輩は匿名である]
三千円を思いっきり握り締めて俺は「行ってきます」と返事も返って来ないのに言った。

俺は何かを失ってきている。


「あ!お兄ちゃん!
いってらっしゃい!」


「ーーーーっ!!!」

⏰:10/03/06 00:41 📱:SH003 🆔:jDoyAVJ.


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