記憶を売る本屋さん
最新 最初 🆕
#485 [我輩は匿名である]
>>484さん
そんなそんなっ
ありがとうございます(o>ω<o)

⏰:10/04/10 18:21 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#486 [我輩は匿名である]
「はぁ…はぁ…」

直人は息を切らして足を止める。

住宅街を抜け、駅前の賑やかな場所にやってきた。

ここなら、ビルもマンションもたくさんある。

「…全部見て回れってか…?」

直人が早くも疲れてため息をついた時、携帯電話が鳴った。

見ると、薫から電話がかかってきている。

「薫!?」

直人は慌てて電話に出る。

⏰:10/04/10 18:22 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#487 [我輩は匿名である]
「…電話した?」

薫の眠そうな声が返ってくる。

「てかお前…学校は…?」

「休んだ!」

「…そんなはっきり…」

「それより、お前に聞きたい事があんだよ!」

直人は無理矢理話を進める。

「何…?」

「お前の嫁が死んだの、どこのビルだ!?」

直人の切羽詰まった様子を感じ取ったのか、薫の声が変わる。

⏰:10/04/10 18:22 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#488 [我輩は匿名である]
「近くの駅前の、吉川ビルだったけど…」

「吉川ビル…」

直人は辺りを見回す。

「でも、もうないぞ」

薫はそう補足した。

「何で?」

「知らねぇけど、俺が半年前行ったときは、もう空き地になってた」

「マジかよ…」

無駄足だったのか。直人は息を吐きながらしゃがみこむ。

⏰:10/04/10 18:23 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#489 [我輩は匿名である]
「…それがどうかしたのか?」

薫にそう聞かれて、直人は少し口を閉じる。

言うべきか、言わないべきか、考える。

「…晶が…」

しばらく考えて、直人は話す事を決めた。

「晶が、また死ぬかもしれないんだ」

「…は?」

「晶も、俺たちみたいに生まれ変わってたんだよ。

おまけに本も持ってる」

直人は断言する。

⏰:10/04/10 18:23 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#490 [我輩は匿名である]
今度は薫が黙り込んだ。

「俺達のクラスに、神崎っていう金髪女がいるだろ?

多分、あいつが晶だ」

「…本当か?」

「多分、だ」

直人はそう繰り返す。

「薫、香月か安斎のアドレス知ってるか?」

「響子は知ってる」

「じゃあ、香月に聞いてみてくれないか?今日神崎が学校にいるかどうか」

「…わかった。後でメールする」

薫はそう言って、電話を切った。

⏰:10/04/10 18:23 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#491 [我輩は匿名である]
「くそ…どこ行けばいいんだよ…!?」

直人は立ち上がり、汗を拭う。

携帯電話の時計は、9時40分を指している。

家の中で考えすぎたかもしれない。

「早く見つけないと…」

直人はとりあえず、周辺をうろうろする。

⏰:10/04/10 18:24 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#492 [ま]
がんばれ直人(´・ω・`)

⏰:10/04/10 20:52 📱:P04A 🆔:/O00ahZg


#493 [我輩は匿名である]
ちょうど休み時間になり、響子は、ポケットで携帯電話のバイブが鳴っているのに気付いた。

『おはよう。

悪いんだけど、8組に神崎飛鳥っていう金髪の女が来てるか見てくれないか?

直人からのお願い(>人<)』

「…神崎飛鳥…?」

響子は誰だろう、と首をかしげ、教室を出る。

「(直人から…って事は、水無月君も休みかな…?)」

早歩きで8組まで行き、顔をのぞかせる。

⏰:10/04/10 21:55 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


#494 [我輩は匿名である]
「ねぇねぇ」

ドアの傍にいた男子に声をかける。

「今日、神崎っていう金髪の子、来てる?」

「神崎?来てないよ」

男子の1人が答える。

「最近ずっと休みだよなぁ」

「そう。今週1日も来てないし。無断欠席みたいだぞ」

男子達はいろいろ教えてくれた。

響子は「ありがとう」と笑って、屋上へと足をすすめる。

⏰:10/04/10 21:55 📱:N08A3 🆔:4t4VPhl2


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194