もぅえぇわ!
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#306 [だーいし]
『おばさん…』
『いい顔してるでしょ。』
『はい。』
母親が今田の横に座る。
『たけしね、最期まで今田くんの事言ってたのよ。』
『えっ。』
ピピピピピーン
ピピピピピーン
『先生!心肺停止しました!』
:12/01/08 21:42
:S003
:a9OFN8iY
#307 [だーいし]
『どいて!電気ショックの準備を!150に上げて!』
ピッピッピッピッ…
『なっ…信じられん。心肺機能が蘇生した……』
『かぁ……ちゃん…』
『どうしたの!!たけし!!』
母がたけしの手を両手で掴む。
:12/01/08 21:46
:S003
:a9OFN8iY
#308 [だーいし]
『い、い…ま……だ…は……?』
『今田くんね、今、向かってるから!!ね!!』
『あ……い、かわらず………空気……読まれ……へんな……。また……迷惑………かけて………もうた……』
ピピピピピーン
ピピピピピーン
『先生!心拍数下がっていきます!!』
『たけしぃぃぃぃ!!!!』
:12/01/08 21:54
:S003
:a9OFN8iY
#309 [だーいし]
『これで……めい…わく………かけず……に……すむ。』
ピ─────
『たけしぃぃ!!!!!!!』
『たけしにとって今田くんは、母親の私よりも特別な存在だったのかもしれないわ…』
帰り道。
今田はたまらず泣きじゃくった。
:12/01/08 22:01
:S003
:a9OFN8iY
#310 [だーいし]
自分勝手な解散で北野は死んだ。なのに北野は最期まで自分の事を心配してくれた。
「何が何でも売れたい。」
今田はこの事しか考えていなかった。
『これでまた一緒に漫才できるな……』
『これは神様の手荒い祝福や思うねや。「もう1度今田と漫才やれて」いう。』
『あ……い、かわらず………空気……読まれ……へんな……。また……迷惑………かけて………もうた……』
『これで……めい…わく………かけず……に……すむ。』
『今田、ありがとな。』
:12/01/08 22:20
:S003
:a9OFN8iY
#311 [だーいし]
『うわぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!』
悔やんでも悔やみきれない思いにかられ、今田は叫んだ。 何度も叫んだ。
『そんな事があったんや。』
今田の過去を知りヒロシは何とも言えない気持ちになった。
『だから僕はもう漫才はしない。触れてはいけないんだ。また僕は人を傷つけてしまう。』
:12/01/08 22:27
:S003
:a9OFN8iY
#312 [だーいし]
ヒロシは今田の言葉を噛み締め口を開いた。
『北野さんは先生に漫才をしてほしいんやないかな。』
『そんな事はない!約束したんだ、たけちゃんと漫才やるって。』
『だからこそ、やってほしいねん!「今田、ありがとな」の本当の意味は「漫才を続けてくれてありがとう」って意味やと思うねん!北野さんと約束した以上、漫才続けなきゃ。』
:12/01/09 02:35
:S003
:VQpWnN9.
#313 [だーいし]
今田は涙を浮かべた。
『僕は、いつまでも自分を悲劇の主人公みたいに扱っていたのかもしれない……ごめん、先に帰るね。』
そういうと今田は会計をすまし出ていった。
ヒロシは天井を向いて考えた。
すると、ケータイに着信が。
キヨシからメール。
「大事な話がある。あの公園で待ってる。 キヨシ」
『大事な話?なんや?』
ヒロシは店を出た。
:12/01/09 02:45
:S003
:VQpWnN9.
#314 [だーいし]
公園に到着する。
ブランコに座っているキヨシの後ろ姿が見えた。
『キヨシ、何や話って。』
『あぁ、まぁ座ってよ。』
ヒロシは横のブランコに座る。
『ま、まさか解散か?何も活動してないからか?そんな水くさい事言うなよ〜。』
『ごめん、まだ「あぁ、まぁ座ってよ。」しか言ってないよ。しかも、違うし。』
『なんや〜よかった〜。で?』
:12/01/09 02:54
:S003
:VQpWnN9.
#315 [だーいし]
キヨシが大きく息を吐いて話す。
『実はね、……マヤ多分学校でいじめられてると思うんだ。』
『なっ……なんやて??』
ヒロシはおもむろに立ち上がる。
『多分だけどね。実はマヤ小学校の頃もいじめられてたんだ。』
『えっ??』
:12/01/09 03:06
:S003
:VQpWnN9.
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