もぅえぇわ!
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#311 [だーいし]
『うわぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!』
悔やんでも悔やみきれない思いにかられ、今田は叫んだ。 何度も叫んだ。
『そんな事があったんや。』
今田の過去を知りヒロシは何とも言えない気持ちになった。
『だから僕はもう漫才はしない。触れてはいけないんだ。また僕は人を傷つけてしまう。』
:12/01/08 22:27
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:a9OFN8iY
#312 [だーいし]
ヒロシは今田の言葉を噛み締め口を開いた。
『北野さんは先生に漫才をしてほしいんやないかな。』
『そんな事はない!約束したんだ、たけちゃんと漫才やるって。』
『だからこそ、やってほしいねん!「今田、ありがとな」の本当の意味は「漫才を続けてくれてありがとう」って意味やと思うねん!北野さんと約束した以上、漫才続けなきゃ。』
:12/01/09 02:35
:S003
:VQpWnN9.
#313 [だーいし]
今田は涙を浮かべた。
『僕は、いつまでも自分を悲劇の主人公みたいに扱っていたのかもしれない……ごめん、先に帰るね。』
そういうと今田は会計をすまし出ていった。
ヒロシは天井を向いて考えた。
すると、ケータイに着信が。
キヨシからメール。
「大事な話がある。あの公園で待ってる。 キヨシ」
『大事な話?なんや?』
ヒロシは店を出た。
:12/01/09 02:45
:S003
:VQpWnN9.
#314 [だーいし]
公園に到着する。
ブランコに座っているキヨシの後ろ姿が見えた。
『キヨシ、何や話って。』
『あぁ、まぁ座ってよ。』
ヒロシは横のブランコに座る。
『ま、まさか解散か?何も活動してないからか?そんな水くさい事言うなよ〜。』
『ごめん、まだ「あぁ、まぁ座ってよ。」しか言ってないよ。しかも、違うし。』
『なんや〜よかった〜。で?』
:12/01/09 02:54
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:VQpWnN9.
#315 [だーいし]
キヨシが大きく息を吐いて話す。
『実はね、……マヤ多分学校でいじめられてると思うんだ。』
『なっ……なんやて??』
ヒロシはおもむろに立ち上がる。
『多分だけどね。実はマヤ小学校の頃もいじめられてたんだ。』
『えっ??』
:12/01/09 03:06
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:VQpWnN9.
#316 [だーいし]
『小学校の頃に両親が離婚してからいじめられるようになったんだ。』
キヨシは話しはじめた。
小学校5年の冬のいつもの公園。
ブランコに乗る2人。
キヨシだけがブランコをこいでいた。
『マヤちゃん!僕お正月に家族で旅行に行くんだ〜!マヤちゃんは行くの?お正月』
『私は〜……行かない。』
:12/01/11 22:48
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:w8pg4oKs
#317 [だーいし]
『そうなんだ。』
『キヨちゃん、今楽しい?』
『今?うん!楽しいよ!』
マヤは先ほどまでうかない顔をしていたが笑顔になった。
『そっか!キヨちゃんが楽しかったら私も楽しい!』
そう言うとマヤはブランコをこぎはじめた。
:12/01/11 22:51
:S003
:w8pg4oKs
#318 [だーいし]
『それでいじめが分かって解決したんだけど…この前言われたんだ。「今楽しい?」っていうのと「キヨシが楽しかったら私も楽しい」って。あのときと同じだった。』
ヒロシは黙ったままだった。
『ヒロシ、どうすればいいかな?』
キヨシは尋ねる。
ヒロシは口を開いた。
『決まってるやん。いじめをやめさす。』
:12/01/11 22:56
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#319 [だーいし]
キヨシはうつむいた。
『いじめを無くしたって、傷ついた心は元に戻すのは難しいよ。』
ヒロシは立ち上がった。
『何弱気な事言うてんねん!オレにいい考えがある!マヤちゃんには学校に来てもらわな!部員なんやから!』
『そ、そうだよね。なんとかしないと…で、いい考えって?』
ヒロシはキヨシを手招きし、耳打ちをした。
:12/01/11 23:01
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#320 [だーいし]
数日後。
マヤは2階の自分の部屋のベッドに横になって天井を見ていた。窓からは初夏の訪れを感じさす風がたまに入ってくる。
ふと視野に何かが動くのが分かった。
マヤはその方向に目をやる。
『紙飛行機…?』
床にあったのは紙飛行機。
すぐに外を見るが誰もいない。よく見ると翼の部分に矢印が書いてあった。
『開けって事?』
マヤは恐る恐る紙飛行機を開いた。
:12/01/12 02:12
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