もぅえぇわ!
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#446 [だーいし]
『なんでそうやって謝ってばっかなのよ!!』

アキは立ち上がり言い放った。
『ごめん……』


アキはたまらず走り出した。
キヨシは追いかけなかった。 というより追いかけられなかった。

『あっアキちゃんこっちくんで。』

『なに!?』

こちらに向かって走ってくるアキにヒロシは手をふった。
しかしアキはこちらを見向きもせずに去っていった。

⏰:12/02/06 23:34 📱:S003 🆔:bmb8rKHc


#447 [だーいし]
『あら、行っちゃった。』

しばらくしてキヨシが海の家に帰ってきた。

『おお、キヨシ、なんやったんや?アキちゃん帰ったで。』

『……うん。』

『なんや?どした?』

『この後の公演だけど、早退してもいいかな?具合が悪くて…』

『えっ?う、うん。いけるか?』

『うん。じゃあ。』

キヨシは帰り支度をすませ、海の家を出た。

⏰:12/02/06 23:43 📱:S003 🆔:bmb8rKHc


#448 [だーいし]
しばらくしてマヤが店の奥から出てきた。

『あれっ?キヨシは?』

『なんや体調悪い言うて帰ったで。』

『えっ?何それ?漫才はどうするの?』

『相方おらんのにどーせえいうねん。』


マヤは腕を組み考えた。
その結果、

『あんた1人で漫談やんなさいよ!』

『ほえ?』

⏰:12/02/08 18:04 📱:S003 🆔:VsTMJfqk


#449 [だーいし]
『お客さん裏切る訳にいかないでしょ!ほらさっさとネタ考える!』

マヤは有無を言わさずヒロシを強引に店の奥の部屋へ押し込んだ。
扉を閉めると部屋からドアを叩く音がしたが、しばらくして諦めたのか鳴りやんだ。
フーッとため息をつくマヤとヒロシ。


『キヨシったら、まーた悩んでんな、アイツ。』

キヨシの「体調が悪い」は悩んでる証拠。
マヤははっきりと気づいていた。

⏰:12/02/08 18:09 📱:S003 🆔:VsTMJfqk


#450 [だーいし]
東京へ向かう電車の中でキヨシは床を一点に見つめていた。


『あの時の僕は、どうかしていた。』


晴れ渡る夏空とは裏腹にキヨシの心は曇っていた。



2年前…
帝都中学校の朝は二人の喧嘩から始まる。

⏰:12/02/08 18:14 📱:S003 🆔:VsTMJfqk


#451 [だーいし]
「まーた始まったよ。」
「1年の時からだろ?」
「まぁあれ見ないと1日始まったって感じしないけどな。」
「平和だねー。」


クラスメイトの視線の先には何やら言い争っているキヨシとマヤがいた。
いつも些細な事から喧嘩する2人。

『だから、なんで僕が手伝わなくちゃいけないんだよ!』

『いいじゃない!たまには手伝ってよ!』

⏰:12/02/11 23:58 📱:S003 🆔:uR1t2C1M


#452 [だーいし]
『今日のテーマは何?』
『「私が日直だけど手伝いなさい」だって』
『毎度ながらのドSっぷりだな。』


クラスの男子達はいつも2人の喧嘩に「テーマ」を付ける。


『で、キヨシのやつ折れるだろ?』
『あぁ「ったく分かったよ」って。』


黒板消しを無理矢理渡すマヤ。

『いつもいつもやると思うな!』


キヨシは教室を出た。


『おっ??珍しいな〜。』

⏰:12/02/12 00:59 📱:S003 🆔:m4EjHC4M


#453 [だーいし]
『何よ!アイツ、帰ってきたらタダじゃすまないからね!ん?』

『やべっこっち見てっぞ!』

マヤは男子達の方を見た。

『あんたたち、手伝いなさいよ。』

男子数名は顔を見合わせる。 答えは1つだった。


『はい……』

⏰:12/02/12 01:02 📱:S003 🆔:m4EjHC4M


#454 [だーいし]
昼休み。
キヨシはいつものように参考書を片手に中庭のベンチで1人で昼食をとっていた。

『いつも1人ぼっちですね。』
1人の女子が話しかけてきた。
『ん?あぁ、1人の方が落ち着くんだ。……あの君は?』

『あっ私?私、窪地アキっていいます。4組の。』

『あっ初めまして。』

⏰:12/02/12 01:06 📱:S003 🆔:m4EjHC4M


#455 [だーいし]
『僕は、鈴木キ…』

『キヨシ君でしょ?知ってるよ〜♪有名だもん。』

アキはキヨシの隣に座る。

『有名?なんで?』

『だって毎日マヤちんと喧嘩してるでしょ?おしどり夫婦のノロケだって。いいな〜♪私も毎日喧嘩できる恋人欲しいな〜♪』

『恋人?なんの事?』

⏰:12/02/12 01:12 📱:S003 🆔:m4EjHC4M


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