もぅえぇわ!
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#121 [だーいし]
松本の言葉に『やっぱりな』という声がちらほら聞こえた。 しかし、松本は間髪いれずにこう続けた。

『と、思ったんだが……小林!お前人形浄瑠璃だな。』

車内がざわついた。

『せやで!楽しみやな〜』

一番後ろの5人乗れる席に座っていたヒロシが元気よく手を上げながら言った。

⏰:11/12/26 02:30 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#122 [だーいし]
『どんだけ君は目立ちたいんだよ。』

窓を眺めながら同じ5人乗れる席に座るキヨシが言った。

『へへっ!まぁみんなが行くとこ行ってもしゃあないしな!』
『…ふーん。まぁ1人で楽しんで。』

『へへっ!』

しばらくしてプシューと音を立ててバスが停車した。

⏰:11/12/26 02:35 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#123 [だーいし]
ついたのは「東京駅記念館」
東京駅の歴史はもちろん周辺の鉄道の歴史が刻まれた空間だ。しばらくして昼食。
大きな食堂に生徒全員が集まった。

昼食も終わり、松本がクラスの生徒にこう告げた。

『じゃあ今から、「国会議事堂行き」と「人形浄瑠璃記念館行き」に分かれてもらう。先に国会議事堂行きは先生と一緒に行こう!』

⏰:11/12/26 02:42 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#124 [だーいし]
『じゃあ行くぞー!』

松本がヒロシ以外を引き連れて東京駅記念館をあとにしようとしていた。

『っておい、鈴木何してんだ?』

松本が急に立ち止まり言った。
『はい?』

『お前、人形浄瑠璃の方だろ?そっちに丸してあったぞ。』

『いやっ僕は、国会議事堂…』
『おいおい、男に二言はないはずだろ?残って小林と勝手に電車で向かってくれ!』

⏰:11/12/26 02:49 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#125 [だーいし]
松本はそう言い残すと生徒を引き連れ出ていった。
他のクラスの生徒たちも同様に出ていった。
残されたのはヒロシとキヨシ。
『やっぱり、あんたたちも人形浄瑠璃にしたんだ!』

マヤが笑顔で近づいてきた。

『なんやマヤちゃんも人形浄瑠璃にしたんや〜』

『したんや〜じゃないよ!ヒロシ!勝手に書き替えただろ!!』

『な、なんのことかな〜』

⏰:11/12/26 02:58 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#126 [だーいし]
『とぼけるなよ!ったくなんで人形浄瑠璃なんだよ!』

『ええやん別に〜』

『いい加減に…』

『はいはい、2人とも喧嘩せずに行きましょう。』

マヤが2人の手を掴み記念館をあとにした。

⏰:11/12/26 03:00 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#127 [だーいし]
東京駅記念館から人形浄瑠璃博物館までは電車で15分ほど。国会議事堂とは真逆の位置だ。3人は切符を買い電車に乗り込んだ。時間は15時すぎだったが、座席は全て埋まっており3人は仕方なく並んでつり革を握った。
ヒロシとマヤは笑顔、キヨシはまだブツブツ言っていた。

⏰:11/12/26 03:04 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#128 [だーいし]
『あのさ、こういうのって普通だれか先生付き添いでこない?』
キヨシがいきなり言い出した。
『確かにせやなあ!なんでやろ。』

『誰も人形浄瑠璃にするなんて思わなかったんじゃない?結局3人なんだし。』

『なるほどね。だから僕は国会議事堂がよかったのに…あのさ、ヒロシは他の人と同じことはしたくなくて、僕は勝手に書き換えられて、マヤは一体どうして人形浄瑠璃にしたんだい?』

⏰:11/12/26 03:08 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#129 [だーいし]
『そ、それはあれよ。あんたたちが人形浄瑠璃にするかなって思って付き合ってあげただけよ!』

『やさしいな〜マヤちゃんは〜』

ヒロシとマヤは笑顔でじゃれあっていた。それを横目にキヨシはため息を着き流れる景色を見た。

⏰:11/12/26 03:12 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


#130 [だーいし]
駅に到着。
人形浄瑠璃博物館までは駅から徒歩5分のとこにある。

『到着や〜!来たな!2人とも!』

建物が見えてき、ヒロシは2人を差し置いて走り出した。

『元気ね〜まるで子供みたい。』

『確かに。あんなヤツが全教科満点なんて信じられないよ。』
『…………』

『ん?マヤ?』

『…………あぁゴメンゴメン。早くいこ!』

そう言うとマヤは走り出した。

⏰:11/12/26 03:21 📱:S003 🆔:1VJcWcpA


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