もぅえぇわ!
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#340 [だーいし]
『その生徒らなぁ、直接マヤちゃんに謝りたい言うてたわ。』
マヤは下を向いた。
『マヤちゃんは明るくて、気ぃ強いとこあるけど結局は可愛い「女の子」やねん。女の子はナイーブで傷つきやすい。その傷を癒すのが「男」やねん。』
『マヤ、マヤの為に漫才しようって提案したのヒロシなんだ。「少しでも笑顔になって欲しい、オレらの漫才の最初の客になって欲しい」って。』
マヤは下を向いたまま泣いた。
目から流れ落ちた雫が床を濡らしていた。
:12/01/14 04:35
:S003
:tjTfrUHw
#341 [だーいし]
そして、マヤは涙を拭きながら顔を上げた。
『あんた達の漫才、全っ然おもしろくない!さっきの「おもしろい」撤回ね!撤回!』
『な、なんでだよ。』
『漫才は笑いを与えるんでしょ!?な、泣かしてどうするのよ。』
ヒロシとキヨシは顔を見合わせる。
『これはやっぱり、マネージャーが必要ね!明日からビシビシ鍛えていくわよ!』
ヒロシとキヨシはたちまち笑顔になりマヤの手をとりバンザイをし喜びあった。
:12/01/14 04:40
:S003
:tjTfrUHw
#342 [だーいし]
ガララララ…
教室のドアが開く。
『あの〜そろそろ〜…』
マスクの人物だった。
『うわっ!で、誰なのよ!』
『B組の蔵野と』
『板尾です。』
『この2人にも協力してもらってん!』
蔵野と板尾はマヤに一礼をする。
:12/01/14 04:42
:S003
:tjTfrUHw
#343 [だーいし]
『あんたたちも、ありがとね!』
マヤは2人に笑顔を振り撒いた。
その天使のような笑顔に2人はとろけるような表情を浮かばせる。
『じゃあ〜腹減ったしたこ焼き食いにいっか!』
『あの店だね。前行った。』
『いいね〜♪』
『僕たちも行って』
『いいですか?』
こうして、マヤのいじめ事件は解決した。
:12/01/14 04:47
:S003
:tjTfrUHw
#344 [だーいし]
5人はヒロシとキヨシが前に行ったたこ焼き屋に向かった。
再び静けさに包まれる校舎。
『人に勇気を与える漫才……か。たけちゃん……僕らはそんな漫才してたかな……』
教室の真ん中に1つだけポツンとある椅子に寄りかかり、今田は呟いた。
:12/01/14 04:53
:S003
:tjTfrUHw
#345 [だーいし]
『えっ?まだ顧問が決まらないの?』
放課後の部室にキヨシの声が轟く。
『そんな大きい声だすなよー。』
『大きい声も出るよ!これじゃ文化祭に出られないよ〜。』
頭を抱えるキヨシと頭を掻くヒロシ。見かねたマヤがこう切り出す。
『今田先生はダメなの?ほら、元漫才師だって。』
『今田先生は〜もう、いいねん。』
『いいって?』
『ほ、ほら、臨時の人やし。な、急におらんようになってもやし。』
『そうだよね。』
『そっか。』
ヒロシはごまかした。
:12/01/14 05:08
:S003
:tjTfrUHw
#346 [だーいし]
『今田先生はあんな辛い過去があったんや。それは自分で乗り越えなアカン壁や。キヨシ、マヤちゃん、ごめん。これはオレだけが知っとく。』
ヒロシは心の中で言った。
『明日から家庭訪問始まるね!』
マヤが枝毛を気にしながら言った。
『えっ?そうなん?』
『何よー。知らなかったの?』
『うへーマジかー。』
ヒロシとマヤは話続けている。キヨシは上の空だった。
:12/01/14 05:14
:S003
:tjTfrUHw
#347 [だーいし]
それは昨日の夜の事。
母親とキヨシは夕食をしに高級レストランへ。
『キヨシ、明後日から家庭訪問が始まるわね。』
母親はワインを飲みながら言う。
『う、うん』
『お父さんが明後日から急に家に帰る事になったからお父さんにも家庭訪問に参加してもらいますから。』
『えっ?』
『その時、聞かせてね。塾を辞めた理由を。』
そう言うと母親はトイレに立った。
『ヒロシ、ごめん。もぅ漫才出来ないかも…』
キヨシは呟いた。
:12/01/14 05:22
:S003
:tjTfrUHw
#348 [我輩は匿名である]
アリアリ
:12/01/15 02:18
:SH01B
:qzTLcuHk
#349 [だーいし]
『どうやった?家庭訪問。』
『ちょっと周りより個性が強いだってさ。』
放課後部室でヒロシとマヤが話していた。
『まぁ、この学校で髪染めてんのマヤちゃんだけやもんな。』
マヤは肩まで伸びた茶髪を触る。
『でもママがさ「これは個性の一つです!!」って一喝したの。』
『ハハハ!マヤちゃんのオカンらしいな。』
『ちょっと、どういう意味?』
:12/01/17 00:57
:S003
:m/J5Jhcc
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