もぅえぇわ!
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#380 [だーいし]
『ど、どうされました。教育委員長。』
井本校長は焦りながら尋ねる。
『まぁ、お掛けになって。』
ハンカチで汗を拭いながら座る井本校長。
『どうです?最近、帝都西高校の様子は。』
いきなりの質問に困惑する井本校長。
『そ、それはですね……、勉学・部活動ともに都内トップの成績を残しておりまして…。』
:12/01/19 18:45
:S003
:QMI5OXXI
#381 [だーいし]
教育委員長はカバンから何やら資料を出す。
『これを見ていただけますか。これは先日の中間テストの学年平均です。こちらが帝都西でこちらが帝都東。テストの内容は同じと聞いております。見て下さい、平均点が東と比べ7点しか変わらない……。』
井本校長は2枚の紙を見比べる。
『このままでは、成績が東に抜かれるのは時間の問題です。帝都西高校は全国でも屈指の進学校…。これが、東となれば……どういう事か分かりますよね?』
:12/01/19 20:35
:S003
:QMI5OXXI
#382 [だーいし]
井本校長は下を向く。
『で、私はこちらを提案したい。』
教育委員長はまた何やら資料を出す。
その表紙を見て、井本校長は言葉を失った。
『部活動の廃止!私は帝都西高校にこれを提唱します。』
『なっ……、、しかし、部活動は我が校の伝統ある…』
『もちろん、それは重々承知の上です。』
:12/01/19 20:41
:S003
:QMI5OXXI
#383 [だーいし]
教育委員長は続ける。
『伝統あるもの成績がよい「陸上部」などは残します。それ以外のものは廃止する方向で。これは成績の向上及び部費の削減に繋がります。』
『し、しかし…』
教育委員長は立ち上がり帰り支度を始める。
『これはまだ私が提唱しているだけです。今度の教育委員会会議には話し合いたいと考えております。』
:12/01/19 20:55
:S003
:QMI5OXXI
#384 [だーいし]
『しかし、委員長!』
教育委員長は最後にこう言った。
『それと、最近集会で「漫才」をしたいと言った人がいるとか。』
『は、はぁ。』
『もしかしたら「漫才部」とやらが勝手に発足しているのかもしれないですね。そちらは早急に確認お願い致します。では。』
そういうと教育委員長は部屋から出た。
井本校長は頭を抱えた。
遠退くハイヒールの音。
教育委員長 鈴木薫子
東京都教育委員会のトップに君臨する、キヨシの母親だ。
:12/01/19 21:11
:S003
:QMI5OXXI
#385 [だーいし]
『合宿??』
ある日の昼休みの中庭。
パンを食べながらヒロシは叫んだ。
『そう、合宿よ!夏休みそろそろ近いでしょ?私の知り合いがね毎年、江ノ島で海の家をやってるの。そこで、バイトしながら合宿やるのよ!』
マヤの提案にキヨシは疑問を抱いた。
『合宿は分かるけど、なんでバイトなの?』
:12/01/20 01:15
:S003
:O08yZv8Y
#386 [だーいし]
『いい質問ね!いい、海の家は接客業よ。人と触れ合う事で人前で緊張しなくなるのよ!キヨシ、人前で緊張するでしょ?』
『確かに。』
『で、休憩中にはお客さん相手に漫才をするっていうね!』
『めっちゃいいアイデアやな!!』
マヤの考えに賛同するヒロシ。
『でも、夏休みは夏期講習があるよ。』
帝都西高校では学年に関係なく夏休みは夏期講習があり、強制参加である。
:12/01/20 01:21
:S003
:O08yZv8Y
#387 [だーいし]
『土日は休みでしょ?土日に行くのよ!』
『なるほど。』
『決まりね♪』
『合宿か〜。いいね。』
今田がおにぎりを片手に現れた。
『あっ先生もきてや!合宿!』
『行きたいけどね、夏期講習中は土日関係なく忙しいんだ。』
『そっか。。そらしゃあないなぁ。よし!キヨシ、夏休み中にもっともっとおもろくなろ!』
『うん!』
:12/01/20 01:24
:S003
:O08yZv8Y
#388 [だーいし]
夏休みが一週間と迫ったある日、事件は起きた。
放課後、ヒロシとキヨシは部室に向かっていた。
『ちょっと!出てってよ!』
『なっ、誰に向かって言っているんだ!』
部室から声が聞こえる。
2人が中に入るとマヤがテレビを抱えていた。
:12/01/21 22:53
:S003
:C//8JWAw
#389 [だーいし]
『マヤ!?』
『あぁ!キヨシ、助けてよ!』
マヤからテレビを取ろうとしていた人物は教頭と東野だった。
『君たち、ちょっと職員室に来なさい。』
ヒロシとキヨシは職員室に呼び出された。
:12/01/21 22:55
:S003
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