もぅえぇわ!
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#417 [だーいし]
店長はマヤの方を見て笑った。マヤもそれに返すように笑った。
『今ネタ合わせしててん!』
『そう。あっこれ見て!チラシできたの!』
マヤはバッグからチラシを出し、2人に配る。
【夏だ!海だ!漫才だ!現役高校生による大爆笑必至の漫才ライブ!見なきゃ損♪損♪サマーラブよりサマースマイルをあなたに…絶対笑わす自信があります!───海の家 とっくん】
チラシにはこう書いてあり、下には時間と場所の地図そして2人が漫才をしているイラストが書いてあった。
:12/01/25 03:12
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:2SGpbcKQ
#418 [だーいし]
2人は絶句した。
『これ……』
『ま、マヤちゃん??』
『何よ!文句ある!?』
『あまりにハードルあげすぎちゃう?サマースマイルて…』
バンっ!!!
マヤはテーブルを両手で叩く。
『これぐらいしないとダメよ!私、昨日徹夜で書いたんだから!コンビニでコピーもして!なんならコピー代欲しいぐらいよ!』
マヤの威圧感に圧倒される2人と店長。
:12/01/25 03:15
:S003
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#419 [だーいし]
ガラララ…
『やってるかい?みんな。』
『今田先生!今、ちょうどネタ合わせしてたんです!』
『ほう。これは?』
今田はチラシを手にとる。
『海の家でやる漫才のチラシです。いいでしょ?』
今田はまじまじとチラシを見ていた。
『結構いいできだね!すばらしい!』
:12/01/26 04:41
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#420 [だーいし]
ヒロシとキヨシはぽかんとしていた。
『ねー!!いいでしょ!ほら、先生は分かってくれるのよ〜。』
『あああ…………。』
2人は唖然とする。
『これぐらいインパクトがあった方がいいよ!うん。』
『………、せやな!キヨシ頑張ろうや!!』
『う、うん!そだね!』
:12/01/26 04:44
:S003
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#421 [だーいし]
『………、でもやっぱりハードル……』
『まだ文句あんの〜!!』
3人はまた言い争いだした。
その光景を眺めながら今田はこう切り出した。
『みんな、ちょっといいかな。』
3人は今田の方を見る。
『……漫才、頑張ってね。僕も合間見つけて海の家お邪魔するから。』
『今田先生!まかしとき!』
『うん!じゃあ戻るよ。』
:12/01/26 04:48
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#422 [だーいし]
ガラララ…バン。
3人は今田が帰ると、これからの段取りについて話し出した。この時、今田の異変に気づいていたのは店長だけだった。
今田は学校に戻り、中庭の花に水をあげ始める。
『やっぱり、言えないよ。』
数時間前───
『漫才をやめさせてほしい!?ど、どういう意味ですか?』
:12/01/26 04:52
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#423 [だーいし]
今田は校長室に呼ばれていた。そこには、井本校長・赤羽教頭がいた。
『教育委員会から直々に言われてね。部として成立させるのはいかがなものかと。』
赤羽教頭は言う。
『しかし、あの子達は真面目に取り組んでます!他の部活と変わりはないじゃないですか!』
『今田先生。我々は教育委員会に逆らう事は出来ないんです。伝統ある帝都西高校が「漫才」をやっているなんて世間にバレたら、大問題ですよ。』
『しかし、』
『とにかく!あなたの口からやめさせるように言って下さいね!』
:12/01/26 04:57
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#424 [だーいし]
『こ、校長先生はどうお考えなんですか?』
今田は窓の外の景色を見ている井本校長に問う。
『何を言っているんだ!私も校長先生も同意見です!ねぇ、校長先生。』
井本校長は黙ったまま窓の外の景色を見続けている。
『とにかくお願いしますよ!あなたは優秀なんですから。分かりますよね?』
:12/01/26 05:00
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#425 [だーいし]
今田は凄まじい葛藤と戦っていたのだ。
そんな事は知る由もなく、とうとう漫才披露当日を迎えた。
『あっつ〜。』
この日の気温は40℃近くあり、いつも以上に海岸は人で溢れていた。
:12/01/26 05:04
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#426 [だーいし]
『こんにちは〜。徳井さん今日はよ…』
ヒロシとキヨシは目の前に広がる光景に目を疑った。
【大爆笑!漫才オンステージ!】
店内の奥に設置されていたのは3日前までなかった特製のステージと看板だった。
看板は色とりどりに装飾され、ステージの真ん中にはセンターマイクがある。
:12/01/26 05:07
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