もぅえぇわ!
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#437 [だーいし]
『いや〜夏やな!』
『夏ですね〜』
『やっぱ夏は暑いな〜!』
『まぁ、夏ですからね。』
『夏って……やぱ暑いな〜。』
『ままぁ、ねっ、夏ですから。』
『あつ〜〜、やぱ夏は』
『何回言うんだよ!僕たちまだ「夏」しか言ってないよ!』
:12/02/03 19:12
:S003
:sili3k36
#438 [だーいし]
始めこそシーンとしていた店内だったが漫才が進行するにつれ、わずかではあるが笑いが起き始めていた。
『せやな!スイカ割りは塩で割った方がかける手間省けるもんな!』
『言ってないよ!そんなこと!まるで…』
キヨシはツッコミに詰まった。ヒロシは目を見開き、キヨシの方を見る。
キヨシの目線の先には、アキがいた。
:12/02/03 19:17
:S003
:sili3k36
#439 [だーいし]
『おまっ、緊張でセリフ忘れてるやんけ!もぅえぇわ!』
ヒロシはなんとかその場を誤魔化し、舞台からはけた。
客もハプニングの一つと捉え、笑っていた。
舞台裏。
『練習では上手くいったけど、やっぱ客前にしたら緊張癖出たな、キヨシ。』
『…………』
『まぁ、オレのアドリブがバッシーン決まったからよかったけど。』
『ご、ごめん。』
:12/02/03 19:21
:S003
:sili3k36
#440 [だーいし]
『初舞台にしてはよかったんじゃない?』
マヤと徳井が拍手をしながら2人に近づいてきた。
『いや〜よかったよ!2人とも!これでうちも潤うよ。ハハッハハハ』
『あの〜……』
キヨシは絶句した。
:12/02/03 19:24
:S003
:sili3k36
#441 [だーいし]
『げっ!バカアキ!なんでアイツがいるのよ!』
マヤがボソッと呟く。
舞台裏に現れたのは紛れもなくアキだった。
『初めまして、窪地アキっていいます。さっきの漫才すっごくおもしろかったです!』
『あっ!さっきの可愛い子やん!』
『どうも♪』
アキはいわゆる「ギャル」に近い面持ちだった。
:12/02/03 19:28
:S003
:sili3k36
#442 [だーいし]
『あっ!!なんだマヤちんもいたんだ!』
『あはっはは、うんいるんだ〜』
マヤは無理矢理作った笑顔で応える。
『マヤちゃんなんや2人は知り合いなんや?』
『知り合いも何も、マヤちんとヨシキと私は中学一緒なのよ!』
『ヨシキ?あああ、キヨシの事か。へぇ〜そうなんや!』
『ヨシキ、ちょっといい?』
『う、うん。』
アキはキヨシを呼び出した。
:12/02/03 19:33
:S003
:sili3k36
#443 [だーいし]
『だぁ〜!息が詰まるかと思ったわ!なんでアイツがいるのよ!!』
マヤは首元を両手で掴みながら言った。
『ん?どしたんや?』
『どうも苦手なのよねあの子、なんていうか生理的に合わないっていうか。分かるでしょ?』
『うん、なんとなく分かります。』
ヒロシは即答。
『あの2人あんな遠くの防波堤で何喋ってんねやろ…』
ヒロシの目線の先には遠くで並んで座っているキヨシとアキが見えた。
:12/02/03 19:37
:S003
:sili3k36
#444 [だーいし]
『さあね!』
『えらい冷たいな〜。』
誰もいなくなった店内でヒロシとマヤはかき氷を食べる。
マヤはヒロシとかき氷を交互に見た。
『どーせ、久々の再開に酔いしれてるのよっ!』
『ん?』
『あの2人、付き合ってたのよ。』
:12/02/03 19:40
:S003
:sili3k36
#445 [だーいし]
防波堤に腰をかけて2人は、静かに波打つ海を見ていた。
『漫才、おもしろかったよ。』
『うん。ありがとう。』
キヨシの返事はどこかぎこちない。
『あの事まだ気にしてるの?』
キヨシは何も言えなかった。
『気にしないで!もういいから…』
『………、ごめん。』
:12/02/05 22:29
:S003
:BTTuXwks
#446 [だーいし]
『なんでそうやって謝ってばっかなのよ!!』
アキは立ち上がり言い放った。
『ごめん……』
アキはたまらず走り出した。
キヨシは追いかけなかった。 というより追いかけられなかった。
『あっアキちゃんこっちくんで。』
『なに!?』
こちらに向かって走ってくるアキにヒロシは手をふった。
しかしアキはこちらを見向きもせずに去っていった。
:12/02/06 23:34
:S003
:bmb8rKHc
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