*- エロチュウ -*
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#132 [亜夢]
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昼に起きたのに、何度も愛しあって、お話して―…てしていると勝手に時間がすぎた。
「龍紀、そろそろ準備しなきゃじゃないの?」
「まだ大丈夫…どっかご飯でも食べにいこっか〜☆」
龍紀はキーと財布だけ持つとグラサンをかけて、行こうといった。
「アタシすっぴん…」
「これ貸しといたげる♪むしろあげる。」
ずっと欲しかったでかサングラス。
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:10/05/24 11:59
:F02B
:mV7d2WvI
#133 [亜夢]
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「…!!! 龍紀、だめだよ。 こんな高価なものいただけないよっ…」
結構いい値段するブランドだ。
「だってつけないもん。 俺のために使ってよ。 俺のもの、使うのはいや?」
龍紀はそういうとこやっぱりホストだ。
「ありがと…」
素直にお礼を言うと手を繋いで外にでた。
「うわっ…雨ふってる。」
ふたりでひとつの傘に入ってコンビニまで走る。
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:10/05/24 12:02
:F02B
:mV7d2WvI
#134 [亜夢]
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「あそこの喫茶店でランチするかっ!!!」
もう夕方。
でも寝起きでそんなにがっつり食べれるわけでもなく、そんなこんなでマンションの目の前にあるカフェでご飯。
「でも亜夢、化粧しててもスッピンでもかわいいんだけど…」///
龍紀はアイスコーヒーを飲みながら言う。
「やっぱり変わるよっ…」
「ささっとご飯食べて家送るよ。 出勤だろ?」
あ―…!!!
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:10/05/24 12:05
:F02B
:mV7d2WvI
#135 [亜夢]
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すっかり自分のこと忘れてしまってた。
あぶないあぶない…
「龍紀はしっかりしてるよね。 安心するよ…」
とため息をついて自分の情けなさを自覚する。
「おまえの面倒は俺がみるから大丈夫♪…てか実家出れるなら一緒に住もう?」
―…ドキン。
初キスで初体験、ちゃんとした初彼氏と初☆同棲てやつですかっ?!!!
展開はやくないっ?
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:10/05/24 12:08
:F02B
:mV7d2WvI
#136 [亜夢]
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「まあ…俺はいつでも一緒に住めるから、心と…体の準備できたらおいで?」
毎日こんな日が続くと思うと、体はもちそうにない。
「わかったよ…」///
アタシは頷いてサンドウィッチをほうばる。
「まだ余裕はあるから、急がなくていいんだよ。」
2つ上の男性てこんなに落ち着いてて、出来る人で優しいんだろうか?
アタシはある意味、龍紀のことを不思議におもえた。
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:10/05/25 03:36
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:/lfQaG8k
#137 [亜夢]
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家の前まで送ってくれた龍紀は頬に軽くキスをして、後でな…と頭を撫でた。
「あっあとさ…」
ポケットから何もついてない鍵を渡される。
「?」
「これ俺ん家の鍵。 寂しいときや、会いたいとき…待っててくれるときは、これ使ってはいって。」
キュン―…
「わかったよ。」///
大事なありがとう、を言いそびれてアタシは車から降りた。
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:10/05/25 03:39
:F02B
:/lfQaG8k
#138 [亜夢]
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結構ぎりぎりに出勤して、急いでタイムカードを切った。
「あっぶない―…」
はあはあ、と息を切らしながらアタシは店長に挨拶をする。
「…皐月クンも悪いひとだね…」
苦笑しながらバンドエイドを持ってきた店長。
―…?
「変な虫寄せ付けないようにか、たんに忘れてたかどっちかだけど。」
といって首もとを指さすマスター。
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:10/05/25 03:42
:F02B
:/lfQaG8k
#139 [亜夢]
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洗面所で自分の首筋を眺めると赤いシミみたいなのが2つも並んであった。
アリサが元彼のとき言ってた気がする―…
キスマークの話。
(昨夜彼氏激しくって首とか胸とかキスマークだらけで、ファンデで隠すの大変だったよお…)
「あ―…」///
店長から貰ったバンドエイドでうまく隠れた。
変な虫を寄せ付けないため…か。
だといいな。///
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:10/05/25 03:57
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:/lfQaG8k
#140 [亜夢]
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いつもまったり飲みにくるお客さん達が早い時間にくると、終電前にだいたいの常連さんは、帰宅する。
12時前に満卓だったのに、もう最後のお客さん。 彼も会計をカウンターに置くとまた、といってドアを出た。
「ありがとうございます。」
と言って頭を下げる。 頭をあげると龍紀が手をひらひらさせてカウンターの決まった場所に座る。
「あ…いらっしゃいませ。」///
なんか照れくさい。
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:10/05/25 04:02
:F02B
:/lfQaG8k
#141 [亜夢]
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アタシはロックグラスに氷をカラカラと入れる。 そのうえからscotch whiskyを注ぐ。
「はい…」
ありがと、といつもの笑顔の龍紀。
「今日同伴だからココで待ち合わせ…」
そっか、とアタシは微笑む。 カウンターははさんでいるのに、―龍紀に触れたい…。
「こんな近くにいるのに触れたら駄目って、まじで鬼だよなあ〜カウンター嫌いになりそう。」
―…///
同じこと考えてるんだ。
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:10/05/25 04:05
:F02B
:/lfQaG8k
#142 [亜夢]
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「まあ亜夢が家に着てくれたら、そばで居れるからぜんぜんいいよ。」
毎日はでも無理だもんなあ〜…と龍紀はすねた子供になる。
「親に相談してみるよ。」
アタシはカウンターに両腕を置いてにっこり微笑むと龍紀の曇った顔も太陽に照らされる。
「ありがと…亜夢。」
このときはアタシは耐えれると思った。
彼の職業のことを絶対に受け止めれるとおもってた―…
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:10/05/25 04:10
:F02B
:/lfQaG8k
#143 [亜夢]
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同伴というと、普通1時に出勤なのに、遅くに店へ行けるという特権がある。
龍紀が同伴のときにココを使う理由は、ある程度飲ませておかないと、お金がないのにお酒を卸したりするからだそうだ。
ホストといえば、もちろん人気になればなるほど、忙しいときは時間をきっちり区切ってローテーションさせなくてはならない。
もちろん違う卓で女の子が龍紀にシャンパンを卸す。 ライバル意識で卸す子もいれば…
別卓にいかせたくないために、席を離れようとすると高価なものを卸したりする。
ちゃんとしたホストはその女の子の性格や発言で、どうなるかをインプットしてある。
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:10/05/25 04:15
:F02B
:/lfQaG8k
#144 [亜夢]
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もちろん嘘だってつく。 綺麗じゃなくても綺麗と言わなくてはならないし、会いたくなくてもきてもらわなくては困る。 …会いたいと言う。
その営業方法はいろいろだ。
色をかける(気を持たせるような素振りや発言をして相手をその気にする)や、枕(色プラス肉体関係で彼女である、や特別である、と思わせるやり方)
本営(一番彼女に近い存在。 一緒に住んでまるで彼女。 でもほんとはお金しかみず、用なくなればさよならする)
友営(友達みたいな感覚でただホストを楽しむだけ。 お互い厚い信頼関係でできている)
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:10/05/25 04:21
:F02B
:/lfQaG8k
#145 [亜夢]
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解釈の仕方を人それぞれなので、一色単にはいえない。
「今から来るお客さんは嫉妬すんなよ…」
携帯でメールを打つとパチンと閉じてそう言った。
チリンチリン♪
「さ〜つ〜き〜っ☆」
小柄でモデルみたいに細いお客さん。 うさぎみたいにピョンピョン跳ねてて、すごくかわいい。
「おはようのちゅ、は?」
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:10/05/25 04:31
:F02B
:/lfQaG8k
#146 [亜夢]
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「ドンペリ卸してくれるならいいよ。」
「今日持ち合わせないも〜ん…皐月は未収させてくれないし〜…」
「金ないなら来るなよ…」
この子には凄く冷たい龍紀では…なく【響皐月】。
「ねえねえ、お姉さんど〜おもう〜?アズミに超つんつんしてない〜?」
「おいアズミ。」
「あんっ…皐月ちゅう〜…」
「もしもし?おお、どうした?」
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:10/05/25 04:44
:F02B
:/lfQaG8k
#147 [亜夢]
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電話をとり、龍紀はすぐに店外にでていった。
「あ〜あ…どうしたら相手してくれるんだろう…」
ね、と苦笑しながらアタシはグラスを布巾で綺麗に拭く。
「アズミね〜…もう2年も皐月のこと知ってるけどねえ〜…キスしたことないの…」
しょんぼりしながらカルアミルクを飲む彼女は、大きなため息をつく。
「2年も片思いして、それから皐月には頑張って貰いたくて風俗いってるんだもん…」
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:10/05/25 04:47
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:/lfQaG8k
#148 [亜夢]
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「みてみてっ☆」
携帯の待ち受けにはキメ顔をしてる龍紀の顔とピースしたうさぎみたいな彼女。
「かあ〜いいでしょ〜♪」
嬉しそうにキラキラした目で待ち受けを見つめてる。
アタシ―…優越感、なんて思えなかった。
なんだか話を聞いてて切なくなってしまった。
「彼女いるなら…あきらめつくし、その子がいい子なら…否定しないんだけどなあ〜やっぱ居たらショックかなあ〜…」
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:10/05/25 04:52
:F02B
:/lfQaG8k
#149 [亜夢]
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「アズミ頑張るからっ☆ お姉さん応援してねっ!!!」
はい、と一応答えた。
龍紀がこのお客さんが必要なら、仕方ないのかもしれない。
「おまたせ。」
店いこっか、とジャケットをさっととる。
「いいよっ!!! 皐月のぶんも払うんだからっ〜♪」
ありがとうございました、の言葉とともにふたりは3Fにある店に向かった―…
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:10/05/25 04:58
:F02B
:/lfQaG8k
#150 [亜夢]
:10/05/25 05:00
:F02B
:/lfQaG8k
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