指切りげんまん*
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#5 [ゆき◎]
本編↓

「亜希ちゃん!
大人になったら僕と
結婚しようね〜!」

「うんっ!」

あれから15年…。

私はまだあの指切りげんまん
ちゃんと覚えてるよ。

⏰:10/05/30 16:47 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#6 [ゆき◎]
「行ってきま〜す。」

私はそう言って
玄関のドアを閉めた。

今日もいい天気〜♪
暖かいしいい感じっ。

私は里田亜希。
今年20歳になる大学2年生!
普通の女子大生です笑

⏰:10/05/30 16:50 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#7 [ゆき◎]
歩くこと約7分。
地元の駅に着いた。
今日は授業が2限からだから
駅には人が少ない。

「ふわ……。」

私は大きなあくびをした。
ちゃんと手で押さえたよっ笑

「でっけーあくび!」

声のした方に顔を向けると、
あいつがいた。

⏰:10/05/30 16:54 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#8 [ゆき◎]
「和也かぁ……。
おはよ。」

私はしれっと言った。
いつものことだけどね←

「その"お前かよ"的な反応は
一体何だよ〜笑」

和也はそう言うと
私の隣に立った。

やっぱかっこいいよなぁ…。

私はちょっと見とれてしまった。

⏰:10/05/30 16:58 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#9 [ゆき◎]
和也…遠藤和也は幼なじみ。
家が近所で、
幼稚園に行く前から
仲良しなのだ。

和也はすごくかっこいい。
幼なじみとして
認めたくはないけど…笑
中学ぐらいから急に
モテ出したんだよねー。

⏰:10/05/30 17:01 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#10 [ゆき◎]
「亜希ー今日ジャージかよ笑
女っ気0!笑
そりゃあ男寄らねーな笑」

和也はニヤニヤしながら
言ってきた。
そういう和也もジャージだ!

「だって今日サークルだし!
女っ気0でいいもんねー。」

ちなみに私と和也はたまたま
同じバスケのサークルに
入っています…。

⏰:10/05/30 17:05 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#11 [ゆき◎]
「まぁいっか。
俺と将来結婚するから、
今は女っ気いらないよな〜笑」

「そんな5歳の時の約束は
今は通用しませーん!」

私はこうやって強がったけど、
本当はね…和也のバカ…。

⏰:10/05/30 17:07 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#12 [ゆき◎]
私は昔、
和也のことが好きだった。
あの指切りげんまんを
信じていた。
でも幼なじみだから
好きと伝えるのがなんか
恥ずかしかった。

そのうち和也には
彼女ができた。
なのに和也は
「亜希は将来俺と
結婚するよな〜笑」
って冗談で言ってきた。
冗談でもきつかった。
好きだったから。

⏰:10/05/30 17:12 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#13 [ゆき◎]
結局気持ちを伝えられないまま
今に至ります…。
もう好きじゃないから
いいんだけどねー笑

「あーき?」

和也に名前を呼ばれて
ハッと我に返った。

「ごめんごめん汗
ぼーっとしてた汗」

私は何かを忘れるために、
自分の両頬を軽くつねった。

「なんか危ないよなぁ笑」

和也はケラケラ笑った。

⏰:10/05/30 17:15 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#14 [ゆき◎]
「…うるさいっ笑」

過去は過去!
気にしない気にしない!

私は和也と仲良く(?)
大学に向かった。
和也は和也で授業があるから
途中でバイバイした。

⏰:10/05/30 17:18 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#15 [ゆき◎]
「和也くんと幼なじみとか
うらやましいー!」

そう叫んだのは
友達の美佳。
毎日毎日テンションが高い笑

「その言葉何回言うのさぁ笑」

私はカバンの中から
ペンケースとノートを出した。

「だってかっこいいし……
モテるんだよ!?」

「知ってる知ってる笑」

⏰:10/05/30 17:21 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#16 [ゆき◎]
和也がモテるのは
痛いぐらい知ってます…笑

「幼なじみから恋愛に
発展することってあるの?」

美佳が私の目をじっと見て
そう言ってきた。
私はちょっと引いた←

「あるかもしんないけど、
少なくとも私達はない!」

⏰:10/05/30 17:24 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#17 [ゆき◎]
「あったらおもしろいよね笑」

美佳はそう言って
頬杖をついた。

あったら…嬉しいけど…
今はもうどうでもいいや…。

⏰:10/05/30 17:42 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#18 [ゆき◎]
全部の授業が終わり、
私はサークルに向かった。
体育館に着くと、
何人か練習を始めていた。

「亜希さーん!
こんにちは〜!」

「こんにちはっ。」

2年生になったから
後輩ができた。
挨拶されるとなんか
照れてしまう…笑

⏰:10/05/30 18:59 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#19 [ゆき◎]
男子が練習しているコートを
私はじっと見つめた。
そこには和也がいた。

もう来てたんだ…。

私は和也がプレーしてるのを
ぼーっと見ていた。
和也はバスケが上手い。
プレーしている姿は
かっこよさが増す。

なんか…腹立つ笑

⏰:10/05/30 21:00 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#20 [ゆき◎]
私は目線を逸らし、
練習を始めた。

今日は試合をした。
私は絶好調で、
点数入れまくりだった!
気持ちいい〜笑

⏰:10/05/30 21:04 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#21 [ゆき◎]
「お疲れ様で〜す。」

「お疲れ〜。」

後輩達と友達とバイバイをし、
私は一人で駅に向かっていた。

久しぶりにガチで動いたから
明日筋肉痛になりそう…。

私は歩きながら
首をコキコキ鳴らした。

「わっ!」

ドンッ…!

⏰:10/05/30 21:07 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#22 [ゆき◎]
「うわぁっ!」

明らかに私を驚かす声がし、
背中をドンッと押された。
私は勢いよく振り向いた。

「和也!
びっくりしたし!」

私は怒り気味に言った。
そこに立っていたのは
意地悪そうな笑みを浮かべた
和也だった。

⏰:10/05/30 21:09 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#23 [ゆき◎]
「ぼーっとしてる
亜希が悪いんだよ笑」

私はそんな和也を無視して、
スタスタと歩き始めた。

「ちょおちょおちょお!」

ガシッ…!

和也が慌てた様子で
私の肩を掴んだ。

「何ー?」

私は素っ気なく言った。

⏰:10/05/30 21:11 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#24 [ゆき◎]
「ごめんごめん笑
一緒に帰ろうと思って…。」

和也は気まずそうな顔をした。
それがなぜかかわいかった。

「しゃあなしいいよ笑」

私は自然と笑っていた。
そして和也と一緒に
帰ることに…。

⏰:10/05/30 21:13 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#25 [ゆき◎]
この時間帯の電車はまだ
比較的人は少ない。
私達は奇跡的に席に座れた。

「今日も疲れたね〜。」

「だなぁ。
てか、今日俺のこと見てた?笑」

「えっ?」

私は焦って和也の顔を見た。
和也はニヤッと笑った。

「やっぱりな!
視線感じたもーん笑」

⏰:10/05/30 21:17 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#26 [ゆき◎]
「変な意味じゃないから!汗
上手いなぁって…。」

変に言い過ぎると
言い訳みたいに聞こえるから、
あんまり言わないでおこう…笑

「そんなに俺のこと好き?」

「なっ…!!
バカじゃないの!?」

ハッと気付くと、
他の乗客の人達が
私達を見ていた。

⏰:10/05/30 21:20 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#27 [ゆき◎]
私はうつむいて、
肘で和也の脇腹を突いた。

「俺ら恥ずかしっ!」

和也はその状況を
楽しんでいるようだ…。

「本当にバカだね……笑」

そうこうしているうちに
地元の駅に着いた。

「家まで送るよ。」

和也は当たり前のように
サラッと言った。

⏰:10/05/30 21:22 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#28 [ゆき◎]
「……甘えよ笑」

最近この辺で
不審者出たらしいし…。

「おっ、素直じゃん!笑」

「たまにはね〜。」

色々な話をしているうちに
私の家の前に着いた。

「ありがとう。」

「どういたしましてー。
早く寝ろよー笑」

⏰:10/05/30 21:25 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#29 [ゆき◎]
和也はそう言うと、
クルッと向きを変えて
帰っていった。

普段はちゃらけてるけど、
ああいうさりげない優しさが
またモテるんだよねー。

⏰:10/05/30 21:26 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#30 [ゆき◎]
次の日。

「おはよ!」

そう言って教室に
入ってきたのは…
やっぱり美佳だった笑

「おはよー。
今日も元気だね……笑」

「亜希にとって
いい話持ってきました!」

美佳はそう言うと
私の隣にドカッと座った。

⏰:10/05/30 21:37 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#31 [ゆき◎]
「いい話…?」

私は何だろうと
ちょっとドキドキしていた。

「今度合コンしよ?」

「えっ!?」

私はビックリして
目を見開いた。

⏰:10/05/30 22:33 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#32 [ゆき◎]
「そんな驚くー?笑」

「えっ…うん…笑」

だって合コンとか
初めてだもん…汗

「他学部の男友達が
合コンしたいって
言い出してさー。
亜希も彼氏ほしいでしょ?
だから丁度いいやって!」

美佳が私に向かって
勢いよくピースをした。

⏰:10/05/30 22:38 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#33 [ゆき◎]
「彼氏…ほしいけどさー…。
合コンでしょ?」

合コンってなんかやだ!笑
彼女ほしさに男は来て、
そういう時だけ猫被るし!

「そんな心配しなくて
大丈夫大丈夫ー!笑
すごくいい人だからっ。」

「はあ……笑」

そういう問題じゃなくて…汗
まぁ、友達を作るって感じで
いこかぁ…。

⏰:10/05/30 22:43 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#34 [ゆき◎]
気付けば私…
全然恋してない!
高1の時に和也に
初めての彼女ができるまで、
ずっと好きだったからなぁ。
その後2人と付き合ったけど、
和也のこと引きずってたから
長続きしなかったな笑

「日にちまた言うねー。
ちなみに3対3だからっ。」

「分かった〜。」

合コンか……。
気楽に行こ。

⏰:10/05/30 22:48 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#35 [ゆき◎]
それから数日後、
美佳から合コンの日程の
メールが来た。
来週の日曜日だ。

服とかどうしよー!
化粧とか!
こんなこと悩んでるとか
意外と乙女ー笑

初合コンということで
私は今からそわそわ…。

⏰:10/05/30 22:54 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#36 [ゆき◎]
美佳からの
そのメールを見たのは、
サークルからの帰り道だった。
なので…やっぱり…。

「亜希帰ろっ。」

ぴょんって私の隣に
現れたのは和也。

「いいよー。」

「今日は素直じゃん♪笑」

「いつも素直!笑」

私はそう言って
ケータイをパチンと閉じた。

⏰:10/05/30 23:01 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#37 [ゆき◎]
「誰とメールしてた?笑」

和也は何かしらの答えを
期待しているようだった。

「友達とー。
合コンに今度行くの。」

「え?合コン?」

和也の言い方が変わった。
なんか元気がない感じ…。

「男探すためじゃないからー。
まぁ、友達作るためだしね。」

⏰:10/05/30 23:11 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


#38 [ゆき◎]
「言い訳すんなよー笑
頑張っていい男探せっ!笑」

和也はそう言って
私の背中をバシバシと叩いた。

「痛い痛いっ!
もー……。」

私は届く範囲で
背中をさすった。
痛かったけど、
いつも通りの和也に戻って
安心した。

⏰:10/05/30 23:20 📱:SH03A 🆔:F.ZBXKdI


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