Love forever 〜Destiny〜U
最新 最初 全 
#622 [ゅぃ]
「俺昔はやんちゃばっかしててさ。毎日遊んでた。…今だから言えるけど、色んな女ととっかえひっかえだった…。」
少し苦い顔で笑う。
…そうだったんだ。
正直、ちょっとだけ胸が締め付けられた。
「…そんな時、親父が急に事故って、内心すげぇ焦った。それに怖かった。…だけど家族守るのは他の誰でもなくて俺だったんだ。」
「うん…。」
今度はあたしが翔輝の手を握り締める。
翔輝はすぐに握り返してくれた。
/
:11/07/28 01:04
:N906i
:☆☆☆
#623 [ゅぃ]
「それからすぐに高校辞めて、世話になってた先輩に仕事紹介してもらって最初は地元で働いてたんだ。…けど、急にヘルプでこっち来る事になって。
最初は地元から離れないつもりだった。でも、やっぱそうはいかねぇし。頑張るっきゃなかったな。」
一気に説明すると、そこで一旦話しを止めて、翔輝は少し笑った。
「んで、こっち来てすぐに親父の体調良くなったんだ。退院して仕事も復帰できた。俺は結局こっちに住んで、こっちで働きって決めたんだけどな。」
:11/08/01 01:11
:N906i
:☆☆☆
#624 [ゅぃ]
「…そうだったんだ。」
「うん。…最初は知り合いもツレも、誰もいなかったけど、一登とツルむようになって、亜美と知り合って、今は心がいる。…すげぇ楽しいよ。」
そう言ってまた笑顔になった。
それを聞いてあたしはすごく嬉しかった。
みんなで遊ぶのが今はすごく楽しい。
それは翔輝も同じ気持ちだったから。
:11/08/01 01:15
:N906i
:☆☆☆
#625 [ゅぃ]
同じ幸せを感じてるんだね。
「大事な話し聞かせてくれてありがとう。」
「…ううん。心こそありがとな。勇気いったよな。」
頭を撫でられる。
「うん…。あたしね、ずっと翔輝に聞いてほしかったんだと思う。今日話せて、すごいスッキリした。」
心の中でモヤモヤしていたものが無くなった。
:11/08/01 01:18
:N906i
:☆☆☆
#626 [ゅぃ]
「そっか。じゃあこれからも言いたいことは何でも言えよ?」
それからもあたし達はしばらく話していた。
「…っクシュンっ」
長い間外にいたからか、くしゃみが出た。
「だいぶ冷えてきたな…。風邪引くとやべーし、そろそろ戻るか。」
「うん。」
翔輝はあたしの肩を抱きながら、バイクが停めてある方へと歩いてく。
:11/08/01 01:21
:N906i
:☆☆☆
#627 [ゅぃ]
「…そういや今日さ、」
「ん?何?」
「海でさ、龍が心と会った時に、俺の女かって聞かれて、俺『うん』っつっただろ?」
あ…そうだ!
「うん、言った!あたしちょっとビックリしちゃった。」
「だよな。…まぁ、なんつーか…」
:11/08/01 01:24
:N906i
:☆☆☆
#628 [ゅぃ]
頭を掻きながら説明してる翔輝は、恥ずかしそうだった。
「ずっと今日告るつもりだったんだ。…心はどうなのかとか考えてなかったけど。それに…“俺の女”って思われたかったんだ。」
そこまで説明すると、
翔輝は黙り込んでしまった。
あたしはと言うと、もう…何て言ったらいいのか分からなくて、2人して黙り込んでた。
「あー…俺ガキくせぇ!」
:11/08/01 01:27
:N906i
:☆☆☆
#629 [ゅぃ]
いきなりそう言うと今度は頭をわしゃわしゃと掻き上げた。
「まじ恥ずかしい…俺。」
バイクを滑らせて言う。
「翔輝…。」
「よし、帰るぞ。」
照れを隠しながら、あたしをバイクに乗せてヘルメットを被らせると、エンジンをかけた。
バイクが走りだしたら、ちゃんと声が聞こえない。
:11/08/01 01:30
:N906i
:☆☆☆
#630 [ゅぃ]
あたしはバイクが走り出す直前に、
「翔輝!あたし…ビックリしたけど嬉しかった!
…翔輝はあたしの事どう思ってるのか、正直すごい不安だったの。…ずっと。」
背中にぎゅうっと抱き付きながら、精一杯気持ちを伝えた。
「…俺、ずーっと好きだったから。」
それだけ言うとあたしの手をぎゅっと握った。
:11/08/01 01:33
:N906i
:☆☆☆
#631 [ゅぃ]
「…大好き。」
あたしがそう言うと、翔輝はバイクを発車させた。
後ろから顔は見えなかったけど…。すっごく照れてたんだな。って分かったんだ。
家に着くと、忍び足で部屋へと戻る。
「あ…」
部屋の中をよく見ると、亜美と一登が二つの布団を占領して、寄り添って眠っていた。
:11/08/01 01:36
:N906i
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194