その日が来る前に、
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#192 [愛華]
「……タカ、喉かわかない?
あたし、那佑ちゃんと
ジュース買ってくるね!!」
「「え?」」
あたしと隆則の声が重なった。
「じゃ、いってきまーす」
あたしは強引に梓に
連れてかれた。……なんで!?
:10/07/01 15:48
:840SH
:8QiiEpMI
#193 [愛華]
「〜♪」
鼻歌を歌いながらジュースを
選ぶ梓。
……なんなの、いったい。
「ねー那佑ちゃん、コレでい?」
「あ、うん……」
:10/07/01 15:50
:840SH
:8QiiEpMI
#194 [愛華]
「ねー那佑ちゃんとタカって
どーゆー関係?」
梓は小銭を入れながら聞いてきた
「どういうって……」
どーゆー関係なんだろう?
友達なんて大層なもんじゃない。
といって、知り合いってほど
薄い関係ではない。
………ましてや恋人なんかじゃ
絶対にない。
:10/07/01 15:54
:840SH
:8QiiEpMI
#195 [愛華]
そんなあたしの気持ちを
知ってか知らずか。
梓は
「ふーん」 とだけ呟いた。
ジュースを買うと、梓は
近くのベンチに腰掛けた。
……あれ?病室もどらないの?
:10/07/01 15:56
:840SH
:8QiiEpMI
#196 [愛華]
「…ほら、那佑ちゃんも座って!
ちょっと話さない?」
「…別に部屋もどってからで…
それじゃダメなの?」
あたしはあくまで、突っぱねた。
あたしの本能がいってる。
これは………『裏』の顔。
:10/07/01 16:00
:840SH
:8QiiEpMI
#197 [愛華]
「…冷たいなぁ。
………そのためにわざわざ
二人になったのに」
この女………
「…いいよ、ちょっと話そうか」
あたしはあえて話にのった。
なに話すのか見当もつかない。
出会ってまだ1時間も
たっていない女と……
楽しくおしゃべりなんて事
あるはずがないのは
馬鹿でもわかる。
:10/07/01 16:03
:840SH
:8QiiEpMI
#198 [愛華]
梓はジュースを一口飲むと、
ふぅ、と一息ついた。
「単刀直入に言うね。
もう、タカに関わらないで」
「……は?」
なにを言ってるの…この人。
:10/07/01 16:06
:840SH
:8QiiEpMI
#199 [愛華]
「……どーゆー意味?」
声が震える。
……なんであんたなんかに。
「まんまの意味だけど?
………目障りなんだよね。
タカとたいした関係もないくせに
つきまとってさ。
那佑ちゃんタカの事すきなの?」
「……えっ……」
「あたしはすきなの。タカが。
……小さいころからずっと。
:10/07/02 00:24
:840SH
:SveFRjbc
#200 [愛華]
「タカが見てくれなくたって
そばにいられればいい。
……ねぇ、那佑ちゃんにとって
タカはどんな存在なわけ?」
どんな存在……?
大切な人だよ。苦しい時、
そばにいてくれて。
気持ちを聞いてくれた。
隆則だから……本音を話せた。
でも、きっとそれは恋じゃない。
……ほんとうに?
自問自答して答えられずにいると
梓が言い捨てた。
:10/07/02 00:30
:840SH
:SveFRjbc
#201 [愛華]
「…その程度の気持ちなら
もう隆則に近づかないで。
……どーせ退屈しのぎくらい
の存在なんでしょ?
退院したら終わる関係なんだし」
退屈しのぎ?あたしにとっての
隆則は…ほんとにそうだったの?
あたしは…何も言えなかった。
:10/07/02 00:35
:840SH
:SveFRjbc
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