その日が来る前に、
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#380 [愛華]
あたしの後ろには隆則がいるの。
だから頑張れるの。
「……行こう」
ショート女子とロング女子は
教室からでていった。
緊迫の空気が解かれる。
クラスメートは何もなかったか
のようにお昼を再開した。
「………なんだよ、こいつら」
:10/07/23 16:42
:840SH
:viZu.MVU
#381 [愛華]
「那佑…ごめんね?
なんか巻き込んじゃって…」
「そんなの別にいーよ。
ってかさ。なんであいつら
あたしのこと知ってんの?」
「…あいつらだけじゃない。
学校の人ほとんどが
噂で那佑の病気のこと知ってる」
:10/07/25 01:05
:840SH
:fMnZyN5s
#382 [愛華]
噂って怖いなって思った。
「あんま心配かけたくなくて
黙ってたの。……ごめん。」
「梓は悪くないよ。
……あたしの余命のことも?」
「それはみんな知らない。
噂も曖昧なもんでさ。
那佑がなんかの病気らしい…って
ことぐらいしか」
梓はひそひそと話した。
:10/07/25 01:09
:840SH
:fMnZyN5s
#383 [愛華]
「さっきのあいつらは?」
「この学年の女子のリーダー。
ショートのほうが
相沢れな っていって、
ロングのほうが、
京極みさと ってゆーの」
学年の女子のリーダーか…
やっかいなやつらに
喧嘩売っちゃったなぁ…
久々の学校なのに(泣)
:10/07/25 01:13
:840SH
:fMnZyN5s
#384 [愛華]
「二人の怒りは完璧
那佑のほうに向いちゃってる
と思う。…なにおこるか
あたしにもわかんない。
でも、あたしが那佑のそばに
いるから」
「……ありがとう。」
久々の学校初日。
これから一波乱おこりそうな
そんな予感がした。
人生って楽にいかないなぁ…
:10/07/25 01:17
:840SH
:fMnZyN5s
#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。
そこにいたのは…
「えーと……誰?」
「あ?なんだそのボケ」
隆則は髪を真っ黒に染めていた。
:10/07/25 13:03
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:fMnZyN5s
#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」
「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」
あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。
:10/07/25 13:08
:840SH
:fMnZyN5s
#387 [愛華]
ケンカはしないけど
そーゆーの、あたしに
見られたくないんだよね。
………ありがとう。
それにしても……
「似合うね、黒。金髪より
全然いーよ!」
「マジ?」
:10/07/25 13:11
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:fMnZyN5s
#388 [愛華]
そう。隆則は黒が似合う。
びっくりしたけど、ほんとに
似合っていた。
……つまり、かっこいいんです。
あたしが見とれていると、
「そんな見んな」と、
デコピンされた。
その時の隆則は顔が赤くて。
でもそれを言ったら、今度は
ゲンコツされそうだったので
やめておいた。
:10/07/25 13:15
:840SH
:fMnZyN5s
#389 [愛華]
「久々の学校はどーだった?」
あ…そうだった。
すっかり忘れてた(泣)
でもあたしは。
「んー普通かな?周りの目は
多少痛かったけどねー」
隆則には黙っておく事にした。
:10/07/25 18:18
:840SH
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