その日が来る前に、
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#541 [愛華]
「長谷に言っても、断られた
からさぁ……」
「長谷さんに頼んだのか!?」
「うん、断られたけど…
長谷に頼むのはダメだった?」
「あたりめぇだろ!!
あんなオッサンに那佑ちゃんの
プレゼント選ばせてみろ!!
あのオッサン、股引きとか
腹巻き持ってくっぞ!!」
長谷さんざんに言われてんな…
ちょっと同情。ちょっとな。
:10/08/30 00:18
:840SH
:xOCwaBhc
#542 [愛華]
なんとか誨に頼みこんで
夕飯をおごるという条件で
ついてきてもらうことになった。
「で……那佑ちゃんには
なにあげようとしてんの?」
「んー…どうすっかなぁ…」
「………きめてねぇのかよ…」
あてもなく、とりあえず
ブラブラと店をまわる。
誨は隣であくびをしながら
見てるだけ。
……ちょっとは意見しろよ!!
:10/08/30 00:23
:840SH
:xOCwaBhc
#543 [愛華]
なにもきまらないまま
空は赤くなっていった。
冬は日が暮れるのが早い。
「なぁ〜腹減ったよぉ〜」
誨が文句を言いはじめたので
とりあえずメシを食うか…
と思っていた時。
「あれ、タカじゃん」
「………梓!!」
「ん?隆則、その子だれだよ?
お前まさか……」
「んなわけねーだろ!
幼なじみだよ、ただの!!」
:10/08/31 17:45
:840SH
:GnwUTjmo
#544 [愛華]
隆則が、ただの を強調した時
梓が少し淋しそうな顔をしたのを
誨は見逃さなかった。
「はっじめまして!!
俺、隆則の親友の誨っす!」
「あ、タカの幼なじみの梓です。
えと……タカとルームシェア
してる方ですよね」
「そうだよ!てゆか幼なじみ
なのに、今まで会ったこと
なかったよな?」
:10/08/31 17:49
:840SH
:GnwUTjmo
#545 [愛華]
「はい。私、ちょっと前まで
アメリカに留学してたので…」
………留学。なるほどね…
「そーなんだぁ。
ま、よろしくね。梓ちゃん」
「あ、はい……」
「おい誨。梓に変なちょっかい
かけてんじゃねーぞ」
「話してただけじゃーん☆」
「てゆかタカ、こんなとこで
なにやってんのー?」
:10/08/31 17:53
:840SH
:GnwUTjmo
#546 [愛華]
「あ、あ〜ちょっとな……」
「………隆則、俺帰るわ。
もう遅いしさ、梓ちゃん送るよ。」
「……はぁ!?」
「か、誨さん。でも電車……」
「いーからいーから!!」
なんてやろうだ。第一、
俺との用事も済んでねぇのに。
しかも梓を送るだと?
そっちのほうが危険だボケ!!
「おま…なにいいだすんだ!?」
:10/08/31 17:59
:840SH
:GnwUTjmo
#547 [愛華]
「夕食おごるの無しでいーから。
お前もまだ用事すんでねぇだろ」
グサッ
「……梓に変なことすんなよ」
「おっけー☆」
「え、ちょ、タカ!?」
:10/08/31 18:03
:840SH
:GnwUTjmo
#548 [愛華]
確かに外は暗いし。
誰かに送ってもらったほうが
安全だ。
それに誨の夕食代も浮く。
正直、誨は役に立たなかったし。
そう隆則が思っていた一方。
一番意味がわからないのは
梓だった。
自分は買い物に来ただけなのに…
なぜこんな軽そうな男
(しかも5分前に知り合った)
に送ってもらわなければ
ならないのか。
:10/08/31 18:08
:840SH
:GnwUTjmo
#549 [愛華]
「タカのばかーっっ!!」
「梓〜気ぃつけてな〜」
梓をズルズル引きずりながら
歩いていく誨。
さて。誨はいなくなったし
どうしようか……
考えていると、
横にアクセサリーショップが
見えた。
:10/08/31 18:14
:840SH
:GnwUTjmo
#550 [愛華]
.
梓と誨は夜道を歩いていた。
「寒くなってきたねぇ梓ちゃん」
「………そーですね」
「息しろいよーホラ!」
「………そーですね」
さっきからずっとこんな調子だ。
:10/08/31 18:17
:840SH
:GnwUTjmo
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