その日が来る前に、
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#901 [愛華]
′
ラムネみたいなちっぽけなもの。
それがこんなにも嬉しいなんて。
あぁ……俺……
あいつの笑った顔、好きだな。
でも認めちゃいけない。
目的を達成するまでは。
俺の目的を……忘れちゃダメだ。
:10/09/29 00:03
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:BD2ubYYQ
#902 [愛華]
′
「………隆則!!誨さん!!」
「那佑!!よかったぁ……」
「いやーなんか勇気なくてさー
ここ入るの…那佑ちゃんが
来てくれてよかったよー」
「あはは、どーぞー」
あたしは奥の席に二人を誘導した
:10/09/29 00:23
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#903 [愛華]
飲み物を持って戻ると、
誨さんの姿がなかった。
「あれ、誨さんは?」
「トイレだってよー」
「……魔法かけたほうがいい?」
あたしは飲み物を指さす。
隆則は一瞬迷って「いい」
と言った。
迷うのかよ、こら。
:10/09/29 00:26
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#904 [愛華]
「うちのクラスよくわかったね」
「あー適当に回ってたらな。
……てゆか……短くね?」
隆則はあたしのスカートを指す。
「えー?長くしたんだけど…」
「よくないの!俺が嫌なの!」
隆則はそっぽを向いた。
その姿がかわいくて笑っちゃった
「……あとで長くするね!!」
:10/09/29 00:29
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#905 [愛華]
学校の中で隆則と会う。
普段会わないからかな?
なんか変な感じするな。
「学校どんな感じなの?」
「んー普通かなぁ。
友達もいっぱいできたよー。
ひとり変な人いるけどね?」
「へ?なにそれ?」
「転校生なんだけど……」
あれ?あたし……あんま
直純くんのこと知らないや。
:10/09/29 00:33
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#906 [愛華]
「……隆則。友達とさ、
もっと近づきたいって思うのって
変なことなのかなぁ?」
「……うーん……
俺は別に男女間の友情ってナシ
じゃないと思うけど……
それが男女間だったら
なんか変なかんじだよな。
同性だったら友情だけどさ。
………男なの?それ」
「え、あ、うん……でもね!
好きとかそんなんじゃ……」
:10/09/29 00:37
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#907 [愛華]
「わかってるよ。そんなこと」
隆則はあたしの頭をなでた。
「…その人ね、両親亡くしてて…
なんかあたしと同じだったの」
「自分と同じものを感じると
共感しあいたくなるもんだよ。
同情にもとられるかもしれない。
俺は深入りするべきじゃないと
思うぞ。なにより……
俺が面白くねぇ」
隆則は下を向いた。
:10/09/29 00:41
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#908 [愛華]
「……わがままでゴメン」
隆則は小さな声で言った。
「ぜーんぜん!!
ありがとう。嬉しかったよ」
あたしはニカッと笑った。
隆則は間違ってない。
でもきっとあたしの思いも
間違いじゃない。
人と人との想いが交差すると…
難しくなっちゃうのは世の常。
:10/09/29 00:47
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#909 [愛華]
いつまで経っても誨さんは
戻ってこない。
どうやら気をつかわれたらしい。
あたしは丁度、休憩にはいる
ところだったので隆則と
回ることにした。
「梓ー!!回ってくるねー!」
「あれ、タカ来てたんだ!
わかったー!楽しんできてー!」
梓は裏でホットケーキを焼く係。
かなり忙しそうだ。
:10/09/29 00:51
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#910 [愛華]
もう少ししたら、直純くんが
帰ってくるので、梓を
手伝ってくれるだろう。
あたしたちは教室から出た。
色んなクラスを回りながら
三年生にあいさつをする。
「お似合いですね」
と言われたのが嬉しかった。
久しぶりに隆則と歩いたので
ちょっと緊張したり……
:10/09/29 00:54
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