その日が来る前に、
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#901 [愛華]





ラムネみたいなちっぽけなもの。
それがこんなにも嬉しいなんて。
あぁ……俺……

あいつの笑った顔、好きだな。

でも認めちゃいけない。

目的を達成するまでは。

俺の目的を……忘れちゃダメだ。

⏰:10/09/29 00:03 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#902 [愛華]





「………隆則!!誨さん!!」

「那佑!!よかったぁ……」

「いやーなんか勇気なくてさー
ここ入るの…那佑ちゃんが
来てくれてよかったよー」

「あはは、どーぞー」

あたしは奥の席に二人を誘導した

⏰:10/09/29 00:23 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#903 [愛華]
飲み物を持って戻ると、
誨さんの姿がなかった。

「あれ、誨さんは?」

「トイレだってよー」

「……魔法かけたほうがいい?」

あたしは飲み物を指さす。

隆則は一瞬迷って「いい」
と言った。

迷うのかよ、こら。

⏰:10/09/29 00:26 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#904 [愛華]
「うちのクラスよくわかったね」

「あー適当に回ってたらな。
……てゆか……短くね?」

隆則はあたしのスカートを指す。

「えー?長くしたんだけど…」

「よくないの!俺が嫌なの!」

隆則はそっぽを向いた。
その姿がかわいくて笑っちゃった

「……あとで長くするね!!」

⏰:10/09/29 00:29 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#905 [愛華]
学校の中で隆則と会う。
普段会わないからかな?
なんか変な感じするな。

「学校どんな感じなの?」

「んー普通かなぁ。
友達もいっぱいできたよー。
ひとり変な人いるけどね?」

「へ?なにそれ?」

「転校生なんだけど……」


あれ?あたし……あんま
直純くんのこと知らないや。

⏰:10/09/29 00:33 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#906 [愛華]
「……隆則。友達とさ、
もっと近づきたいって思うのって
変なことなのかなぁ?」

「……うーん……
俺は別に男女間の友情ってナシ
じゃないと思うけど……
それが男女間だったら
なんか変なかんじだよな。
同性だったら友情だけどさ。
………男なの?それ」

「え、あ、うん……でもね!
好きとかそんなんじゃ……」

⏰:10/09/29 00:37 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#907 [愛華]
「わかってるよ。そんなこと」

隆則はあたしの頭をなでた。

「…その人ね、両親亡くしてて…
なんかあたしと同じだったの」

「自分と同じものを感じると
共感しあいたくなるもんだよ。
同情にもとられるかもしれない。
俺は深入りするべきじゃないと
思うぞ。なにより……
俺が面白くねぇ」

隆則は下を向いた。

⏰:10/09/29 00:41 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#908 [愛華]
「……わがままでゴメン」

隆則は小さな声で言った。

「ぜーんぜん!!
ありがとう。嬉しかったよ」

あたしはニカッと笑った。


隆則は間違ってない。
でもきっとあたしの思いも
間違いじゃない。

人と人との想いが交差すると…
難しくなっちゃうのは世の常。

⏰:10/09/29 00:47 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#909 [愛華]
いつまで経っても誨さんは
戻ってこない。
どうやら気をつかわれたらしい。

あたしは丁度、休憩にはいる
ところだったので隆則と
回ることにした。


「梓ー!!回ってくるねー!」

「あれ、タカ来てたんだ!
わかったー!楽しんできてー!」

梓は裏でホットケーキを焼く係。
かなり忙しそうだ。

⏰:10/09/29 00:51 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


#910 [愛華]
もう少ししたら、直純くんが
帰ってくるので、梓を
手伝ってくれるだろう。

あたしたちは教室から出た。


色んなクラスを回りながら
三年生にあいさつをする。
「お似合いですね」
と言われたのが嬉しかった。


久しぶりに隆則と歩いたので
ちょっと緊張したり……

⏰:10/09/29 00:54 📱:840SH 🆔:BD2ubYYQ


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