その日が来る前に、
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#212 [愛華]
施設に行くことを堅く拒んだ俺は
祖父に引き取られる事になったが
祖父には引き取りたくない態度が見え見え。

食費だけを振り込んでもらう事を
条件に、俺は元の家に残り
一人暮らしを始めた。

⏰:10/07/03 17:17 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#213 [愛華]
毎日がケンカの繰り返し。
そんな俺を支えてくれたのは
梓だった。
晩御飯をもってきてくれたり
家にきて家事をしてくれたり。

梓のことは妹みたいに思ってた。

………梓は違ったみたいだけど。

⏰:10/07/03 17:20 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#214 [愛華]
梓はケンカばかりの俺を心配して
いつも注意してたが、俺は
まともに聞こうとしなかった。


そんな高二の夏。
梓がアメリカへ留学する事に
なった。

⏰:10/07/03 17:24 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#215 [愛華]
出発前日。
俺は梓に呼び出された。

「…気づいてるかもしんないけど
私、タカの事すきだよ」

「……やめとけ、こんな男」

「そんな事いわないで!
あたしはタカがいいの!
足りない分はあたしが支える。
だから………」

「俺はお前を妹にしか見れない」

「………わかった」

梓は旅立った。
あとで、もう少し優しく
してやればよかったと後悔した。

⏰:10/07/03 17:28 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#216 [愛華]
あれから2年。
梓が帰ってきた。


「…久しぶりだな」
「うん。二年ぶりだね!
元気にしてた?」

「してたけど……
手紙のひとつくらいよこせば
よかっただろ」

「……まぁそうなんだけど。
別れかたが別れかただったし…」

……そっか、そうだった。

⏰:10/07/03 17:33 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#217 [愛華]
「…あの時は悪かったな。
あーゆー言い方しちまって」

「……なんかタカ優しくなった。
なんかあった?」

やべ、そんな態度にでてんのか?

「…まぁな。
大事な人に……会ったんだ」

「……もしかして那佑…
とか言うひと?」

⏰:10/07/03 17:37 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#218 [愛華]
「…!?」

「さっきあたしと間違えたじゃん
その人の事……好きなの?」

うわ、なんでそんな簡単に
ばれんだよ!!かっこ悪……

「そーだよ!!」

……だせーな俺……

⏰:10/07/03 17:40 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#219 [愛華]
「ふーん……」

……あれ?驚くかと思った。

梓の表情が曇っていく。

「……私さ、まだ……
タカの事あきらめてないよ?」

「……え?」

「その那佑っていう人にも……
負けるつもりないし。
だから覚悟しといてね」

「………は????」

言ってる意味がわからなかった。

⏰:10/07/03 17:44 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#220 [愛華]
頭の中が?でいっぱいに
なっていると、那佑が
はいってきた。

当然、那佑は「誰やねん」
的な眼差しを梓に向け。

そんな那佑に対して梓は
「いつも聞いてます」
とか大嘘つきやがった。

今日初めてきいたんだろがぃ!

⏰:10/07/03 17:48 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#221 [愛華]
ちょっと話をしたあと、
梓は那佑と二人でジュースを
買いに行くと言って
部屋をでていった。

…あいつ昔から人見知りなのに。
何考えてんだ?

一人でゆっくりと
さっきの梓の言葉を思い出す。

……もし梓が言っていた事が
本当だとすると。

……梓は二年間ずっと
思ってくれてたんだ。

⏰:10/07/03 17:57 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


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