その日が来る前に、
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#285 [愛華]
私の未来はどうなるかわからない
できれば明るい未来がいいけど…
例え真っ暗な未来でも
私は逃げない。
そんな私の未来に隆則がいる事を
願うのは…………罪なんだ。
:10/07/06 20:58
:840SH
:B3xkYjR2
#286 [愛華]
そんなことを考えていた夕方。
私の病室のドアがあいた。
ガラッ……
「………那佑」
そこにいたのは
息をきらしていた隆則だった。
…………どうして……?
:10/07/06 21:01
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:B3xkYjR2
#287 [愛華]
「………梓から…全部きいた」
梓から…?
あぁ………私に言ったことか。
「……もう気にしなくていい。
だから……また病室こいよ」
「………梓は関係ない」
そう。隆則と離れることを
きめたのは……私自身。
:10/07/06 21:05
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#288 [愛華]
「……なんで」
そんな目しないでよ。
つらくなるじゃん、ばか。
「私が自分できめたの。
梓が言ってたことは全部ほんと
だったから」
…退屈しのぎっていうのは嘘かな
隆則との時間は全部ホンモノ。
:10/07/06 21:08
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#289 [愛華]
「……梓がしたこと、
しょうがないよ?
隆則が本気で好きなんだよ。
……だから怒んないでね?」
「……しょうがないって…何?
ばかじゃねーの、お前。
お前はどーしたいわけ?」
「……隆則とはもう
会いたくない」
……嘘って…つけるもんだな。
:10/07/06 21:13
:840SH
:B3xkYjR2
#290 [愛華]
「……んだよ、それ。
マジ意味わかんね……」
………ごめん。隆則。
………すっごい胸がいたい。
目が熱くなってきた。
……そろそろ限界かも。
「……梓のこと、ちゃんと
考えてあげなよ。本気で。
……だからあたしのことは
ほっといて」
:10/07/06 21:19
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#291 [愛華]
あたしは顔を背け、病室から
でようとした。
……ここが個室でよかった。
ドアをあけようとした時、
隆則に腕をつかまれた。
……前もこんな感じだったっけ
「……本気で言ってんのそれ」
「……本気だよ!!」
振り向いた私の目からは
大粒の涙がこぼれていた。
:10/07/06 21:23
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#292 [愛華]
だから限界って言ったのに。
もう止まんないよ…
「……だから、私のことは
もうほっといてってば!
顔も見たくない!!」
私は手を振り払おうとしたけど
振り払えなくて。
そのまま隆則に腕を引っ張られた
……気がついたら目の前に
隆則の顔があった。
:10/07/06 21:28
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#293 [愛華]
…なにがおこったの。
キス。私隆則にキスされてる。
頭ではわかってるのに
体が動かない。
まぶたが重い。抵抗できない。
「……んっ………ふっ」
キスはゆっくり、深く、激しく
なっていく。
:10/07/06 21:32
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#294 [愛華]
息ができない。
苦しい。苦しい。くるし……
「……!那佑ごめんっ…」
「……ぷはっ!!」
……死ぬかと思った!!
「…えと……那佑?」
「あんたね!加減っつーもんが
あるでしょ!か・げ・ん!
あんなんしたことないんだから
息のしかたなんかわかんないし
死ぬかと思ったんだから!」
隆則がしゃべるより前に
あたしは一気にまくし立てた。
:10/07/06 21:38
:840SH
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