その日が来る前に、
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#341 [愛華]
「梓ちゃんはそんなの
思わないだろー。あの子、
昔からお前ぞっこんだったし。
……どーなったわけ?」

「お前はさー事情知りすぎだよ」

長谷は俺が喧嘩をするように
なってから
色々なところで梓と同じように
世話をやいてくれた。
だから梓とも自然に知り合い
自然に親しくなっていった。

⏰:10/07/20 22:54 📱:840SH 🆔:XDy/QIZQ


#342 [愛華]
「どーもなんねーよ!
俺には那佑がいるし。
……でも、いつのまにか那佑と
仲良くなってるし。
女ってわかんねーよなー」

「……お前ってばかだな。
梓ちゃんのこと、なんも
わかってないんだな」

はぁ??
俺には長谷の言ってる意味が
わかんなかった。

⏰:10/07/20 22:57 📱:840SH 🆔:XDy/QIZQ


#343 [愛華]
「梓ちゃんはアレで優しいからな
大切な人の大切な人だから
自分も大切にしたいって
思ったんだよ。
そこには同情なんかない。
だから那佑ちゃんも心を開くんだ
お前にフラれたからこそ
梓ちゃんも割り切れた。
……あの子たちはいい友達に
なるよ」

なんだかんだいっても大人。
なんだかんだいっても子供。

長谷は俺とは違う。
大人なんだ。

⏰:10/07/20 23:02 📱:840SH 🆔:XDy/QIZQ


#344 [愛華]
「まぁ梓ちゃんだからできた友情
でもあるな。
他のやつだったら逆恨みとか
で終わるだろ、多分。
梓ちゃんも那佑ちゃんも…
お前は恵まれてるよ。
大切にしてやれよ。本気で」

何度も同じことゆーなよな。
今になって梓の気持ちがわかる。
きっと大切にするよ。
ううん、絶対に。

⏰:10/07/20 23:06 📱:840SH 🆔:XDy/QIZQ


#345 [愛華]
長谷が帰って一人で那佑を
待っていた。

「大切にしてやれ」
長谷はそう言った。
梓もそう言った。

大切にしているつもりだ。
でも、なにかが足りない。

出会ってからの時間がまだ短い
から君の全てを知らないんだ。

⏰:10/07/21 00:53 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#346 [愛華]
とは言っても、出会って半年。
君との時間はあっという間だ。

「おまたせー」

色々考えていると、那佑が来た。

初めて私服を見る。
初めて病院の外で会う。

「………おぅ」

うわ、声裏返った!
何緊張してんだ自分…
小学生じゃあるまいし。

⏰:10/07/21 01:04 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#347 [愛華]
那佑はワンピースを着ていて
細い脚をだしていた。

ほそっ!!折れるぞ、あんなん…

とか冷静に思ってる自分がいた。

「長谷さんと会ってたの?」

「ん?あぁ。一昨日ロスから
帰国してな」

「どーせ暇つぶしに
呼んだんでしょ?長谷さん
疲れてるのに……」

⏰:10/07/21 01:09 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#348 [愛華]
「出張だったっけ?」

「そ。半年前のこと話してた」

色々話したあと店をでて
少し歩いた。

退院したての那佑を気遣い、
その日は帰ることにした。

今日からいつでも会える。
会いに行けるんだ。

⏰:10/07/21 01:13 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#349 [愛華]
横をゆっくり歩く那佑。
うまく歩調を合わせる。

凛と背筋を伸ばして歩く
那佑の姿はたまらなく
綺麗で……
正直、こんな綺麗だったっけ、
と思った。

ずっとこうして歩きたかったんだ
那佑とならんで。ふたりで。

影がかさなる。
冬が来て……
新しい日々が始まる。

⏰:10/07/21 01:19 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#350 [愛華]
〜那佑Side〜

⏰:10/07/21 01:20 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


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