その日が来る前に、
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#830 [愛華]
『……言い忘れたけど
メイド、ホストのそれぞれの
代表が、俺と白石になった。
明日から準備がいろいろある。
よろしく』
………はぁ!?なんで!?
てか代表ってなんやねん!!
まぁ、たいした仕事ないと
思うけど……勘弁してよね〜
あたしはトボトボと帰宅した。
リボン……家にあったっけ……
:10/09/25 15:04
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#831 [愛華]
次の日から本格的に準備が
始まった。
小規模の学園祭みたいなもの
だけど準備はやっぱり大変。
「リボンたりないよ〜」
「テーブルってここでいいのー」
「メニューの値段ってさー」
あっちこちで声が飛ぶ。
あたしもメニューを考えてる
真っ最中。
:10/09/25 15:09
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#832 [愛華]
「那佑と品野くんさー
そっちもういいから
演劇部から余ったいらない衣装
もらってきてー!!」
「えー!なにに使うの!?」
「メイド服やっぱ足りない。
衣装リメイクしてメイド服に
見えるようにするの!」
なるほど。たしかに時間ないし
それはいい考えかもしれない。
「直純くーん!!行くよー!」
「わかった!ちょっと待ってー」
:10/09/25 15:17
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#833 [愛華]
私たちは演劇部の部室に走った。
「すいません、リメイクしても
いいようないらない衣装
ありますか?何着かでいいので」
「あるにはあるけど汚いよ?
なににリメイクするの?」
「メ……メイド服です……」
くそぅ!!恥ずかしい!!
横では直純くんが笑ってる。
:10/09/25 15:22
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#834 [愛華]
「メイドかーなんとかなるかなー
その部屋の中にかけてある衣装
勝手に持っていっていーよ。
終わったあと戻しといてー」
「ありがとうございます!!」
部長からOKをもらえたので
あたしたちは衣装部屋らしき
部屋にはいった。
………ほこりくさっっ!!
こりゃけっこうキツイ……
:10/09/25 15:26
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#835 [愛華]
「直純くん、そっちのほう
探してくれる?あたしコッチ」
「んー、うん。ほこりヤベー…」
あたしたちはクローゼット、
ダンボールの中から衣装を
次々に引っ張りだしていく。
あー…ほこりまみれじゃん…
こりゃ一回洗濯しないと……
黙々と作業を進めてゆく。
:10/09/25 16:51
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#836 [愛華]
「……ねぇ白石」
突然、直純くんが私を呼んだ。
「ん?なに?」
「あのさー…彼氏どんなひと?」
「……え?なに突然に!
てか、前もそんなこと
聞かなかったっけ??」
「…そうだっけ。や、別に…」
:10/09/25 17:04
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#837 [愛華]
……どうして直純くんは
こんなに私の彼氏のことを
気にするんだろうか?
………あ!!
「そーだ!!直純くんって
あたしのこと好きなんだった!」
「………えぇ!?」
言ったあとにハッとした。
しまった……これは自分で
言うことじゃなかったんだ…
:10/09/25 17:18
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#838 [愛華]
「あ、うんまぁね。
好きなやつの彼氏だし……
気になるの当然だろ?」
「ふぅん…でも本気じゃない
でしょう?」
「……なんでそう思うの」
なんでって……
「本気であたしのことを、
好きでいてくれてる人を……
ちゃーんと知ってるから」
そうでしょう?隆則。
:10/09/25 17:22
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:5FchwyJA
#839 [愛華]
「……そんなのわかんないよ?
もしかしたら陰で……」
「隆則はそんな器用なことは
できないよ。
絶対……そんなことしない」
わかる。わかるんだよ。
通じ合う言葉なんかなくたって
今なら信じられるんだよ。
直純くんは目を私から反らした。
「……なんで、わかるの?」
:10/09/25 17:44
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