レイン
最新 最初 全 
#214 [◆It9is9ljoQ]
「アナタは冷たい」
何かを諦めるかのように
笑うアイに俺は何も言えへんかった
:10/09/20 06:29
:SH706i
:gbbzVp4g
#215 [◆It9is9ljoQ]
「雨は嫌いや」
歯を食いしばって
溢れそうな涙を堪える
格好悪、そう言い聞かせて
俺はゆっくりと立ち上がり洗面所へ
向かった
:10/09/20 06:30
:SH706i
:gbbzVp4g
#216 [◆It9is9ljoQ]
鏡に写ったんは
窶れた顔して、目の下に偉い隈
作った俺の姿やった。
思い返せば可笑しい点は
いくつもあった
只それを、可笑しいとは
思うたりせんくて、
変わった女で片付けとったんや。
日常が麻痺しとった
:10/09/20 22:22
:SH706i
:gbbzVp4g
#217 [◆It9is9ljoQ]
「時々、むっちゃ
朔也のことが嫌いになるねん」
「そら困るわ」
「困る?」
「おん、俺はアイが好きやから」
「へぇ」
:10/09/20 22:40
:SH706i
:gbbzVp4g
#218 [◆It9is9ljoQ]
彼女は、変わっとった。
ノリが悪いわけやない
(けしてノリがええ訳でもない)
コントローラーを渡せば、
何時間でもやり込むし、
甘いもんを差し出せば微笑んで
口に運び、間食する
:10/09/20 22:41
:SH706i
:gbbzVp4g
#219 [◆It9is9ljoQ]
時々奇妙なことを尋ねれば
満足したように笑うんやった
:10/09/20 22:53
:SH706i
:gbbzVp4g
#220 [◆It9is9ljoQ]
「あの子、最後まで
俺には理解出来ひん子やったわ。」
で、少しは整理出来たんか?
そう穏やかな声が受話器越しに聞こえる
:10/09/20 23:15
:SH706i
:gbbzVp4g
#221 [◆It9is9ljoQ]
「‥いや、変わらへん。少しもや
あかんなー、あいつな
俺の頭ん中から片時も離れてくれへん」
「もう二週間、か」
「実感がな、沸かへんねん。
いつもみたいに会える気ぃして
メールが、電話が来る気がして」
苦笑した俺は、譫言のように
呟いていた。
:10/09/20 23:15
:SH706i
:gbbzVp4g
#222 [◆It9is9ljoQ]
女々しい、そう呼ぶのだろうか
でも、それでも構わんかった
:10/09/20 23:16
:SH706i
:gbbzVp4g
#223 [◆It9is9ljoQ]
「様子が可笑しかったとか、遺書とか
それらしきもんは一つも?」
「あぁ、家では
見つかってへんみたいやわ」
「携帯ん中は?」
「携帯?」
「1番自分が肌身離さず持っとるんは
携帯な筈やろ?残ってないん
メモとか、未送信メールとか」
:10/09/20 23:16
:SH706i
:gbbzVp4g
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194