その日が来る前に、2
最新 最初 🆕
#666 [愛華]
「白石……大丈夫か?」

「うん………へーき」

隠し事をしている罪悪感からか
あまり直純くんの目が見れなく
なってしまった。

……隆則と再会してから。



「じゃ、ちゃんと寝てなね」

「ん。ばいばーい」

保健室のベッドから2人を送る。

⏰:10/12/30 00:15 📱:840SH 🆔:g/TYES8.


#667 [愛華]
ベッドは気持ちよくって、すぐ
あたしは眠りについた。





そしてまた、夢を見た。



また誰かが泣いてる。


あれは誰だろうか?


あれは…………あたしだ。

⏰:10/12/31 00:28 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#668 [愛華]
どうして泣いてるの?


もう泣かなくていいんだよ。
泣きたくなんかないよ。



ねぇ………泣かないでよ。





あなたは誰を求めているの?

⏰:10/12/31 00:30 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#669 [愛華]
「…………ん」


目が覚めると、眠る前よりも
すっきりとした気分になっていた

よかった。薬が効いたんだ。




「……なんの夢見てたっけ……」


忘れちゃった。ま、いいか。

⏰:10/12/31 00:33 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#670 [愛華]
「………白石」

「!?」


ドアのほうを覗くと、そこには
直純くんがいた。


「直純くん……授業は?」

「……………」


なに?
なんか………様子が変だ。
なんか……怒ってる。

⏰:10/12/31 00:35 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#671 [愛華]
直純くんはあたしの隣のベッドに腰掛けて、あたしを見る。

視線が怖い。刺さるような……



「どうし、たの?」

「白石さぁ、俺になんか隠し事
してない?なんでもいいけど」




………え?

⏰:10/12/31 00:37 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#672 [愛華]
「隠し事って………」

「そうだなぁ、例えば………
隠しとくと俺が怒りそうなこと。
んなもん1つしかねぇよなぁ。
…………隆兄がらみのことだよ」



………バレてる?どうして……


「バイトに隆兄がいるらしいね」

⏰:10/12/31 00:40 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#673 [愛華]
顔は笑ってるのに、目は
笑ってない。………怖い。



「……隠してたわけじゃ……」

「じゃあ何?言えば俺がバイトをやめろ、とでも言うと思った?
だから隠してたのかよ?
そこまで隆兄に会いたかった?」

「直純くん……」

⏰:10/12/31 00:43 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#674 [愛華]
何も言えない。
全部そのとおりだったから。


どんな言い訳したって……
あたしは隠していた。

自分のために。
卑怯で汚い……方法を使って。




「直純くん……ごめんなさ…」

「俺、全然信用されてないんだ。な、そうだろ?」

⏰:10/12/31 00:47 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


#675 [愛華]
直純くんの顔が近づく。


「直純………くん?」

「………ムカつく」






ギシっとベッドのきしむ音が
静かな保健室に響いた。

⏰:10/12/31 00:58 📱:840SH 🆔:Eqb/iWps


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194