その日が来る前に、2
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#690 [愛華]
空気が冷えてゆく感じがした。
違うところにあった気持ちが
自分のところに戻ってきた。
そんな感覚。
「……………潮時、かな」
諦めるなら今なのかな。
:11/01/04 22:58
:840SH
:SJMj34kI
#691 [愛華]
「直純…………」
「俺、白石から病気が進行した
こと聞いてさ………白石は
手術受けないって言ったけど
俺は受けてほしいって思った。
病気が治って、ここに戻って
きてほしいって。
でも言えなかった。
梓、なんでかわかるか?」
「…………」
:11/01/04 23:07
:840SH
:SJMj34kI
#692 [愛華]
「俺には自信がなかったんだ。
白石にそう言ったとして。
『成功しなかったら……』
って不安をもらされたら。
受け止められる自信がなかった。
だから、言えなかった」
冷えた空気を吸い込む。
冷えていたように感じたのは
俺だけかもしれないけれど。
:11/01/04 23:16
:840SH
:SJMj34kI
#693 [愛華]
窓の外ではたくさんの生徒たちが
疲れた顔で走り回ってる。
あ、梓のやつも授業抜け出して
きたのか。
………なんで俺、こんなに
冷静なんだろ。
すごい辛いはずなのに。
:11/01/04 23:26
:840SH
:SJMj34kI
#694 [愛華]
「………………やっぱ、さ。
隆兄はすげぇよなぁ」
あの日から。
白石は俺の側にいてくれて。
いっぱい時間はあったはずなのに
白石には近づけなかった。
:11/01/04 23:28
:840SH
:SJMj34kI
#695 [愛華]
だから、もういいんだ。
白石が一緒に居たいやつと
一緒にいればいい。
その前に、君に伝えたい。
俺が思ってること全部。
たくさん傷つけてごめん。
兄弟そろって馬鹿でごめん。
でも好きだった。ということを。
:11/01/04 23:36
:840SH
:SJMj34kI
#696 [愛華]
「………あんた馬鹿だね……」
梓は泣きながら俺をゆっくりと
抱きしめた。
懐かしい、ぬくもり。
「……でも、いい男!!
タカなんかよりも、もっとね!
すっげ好き!!直純好き!!」
:11/01/04 23:42
:840SH
:SJMj34kI
#697 [愛華]
「ちょ、お前変な噂たつから!
やめろっての!!」
「なに?キスしてやっか?
ほら、こっち向いてみな!」
「やーめーろー!」
白石、もう一個伝えたい。
ありがとう。
俺を、変えてくれて。
:11/01/04 23:51
:840SH
:SJMj34kI
#698 [愛華]
-那佑side-
:11/01/04 23:52
:840SH
:SJMj34kI
#699 [a]
:11/01/05 00:55
:F906i
:lJ/Laj8o
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