その日が来る前に、2
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#706 [愛華]
「……………梓、あのね…」
「うん?」
「……直純くんに大切な話が
あるって言われたの。あたし
どうしたらいい?また直純くんを傷つけちゃう気がする」
思い出すと、また苦しくなる。
:11/01/05 15:58
:840SH
:22xhhoZo
#707 [愛華]
「那佑はさ………結局はまだ
タカが好きなんでしょ?」
「……わからない…………」
「直純は、那佑自身でさえ気づいてない那佑の気持ちを全部
わかってるんだよ。
那佑が今、何を望んでるか。
もうすぐだよ。直純が……
終わらせてくれるから。
きっと那佑の望んでいる通りに
なるから」
:11/01/05 16:03
:840SH
:22xhhoZo
#708 [愛華]
あたしの………望み?
梓の言っていることは
なにひとつわからなかった。
「いつも通りに直純に会って
おいで。大丈夫だよ」
梓はそう言って微笑んだ。
大丈夫…………?
日曜日に、何かが終わって
また何かが始まるような
そんな気がした。
:11/01/05 16:07
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:22xhhoZo
#709 [愛華]
気がつくとあたしは眠りに
ついていて。
その日は、夢を見なかった。
……なんだろ、気持ちいい。
あったかくて優しい………
あたし、このあったかさを
知ってる。
:11/01/05 16:13
:840SH
:22xhhoZo
#710 [愛華]
何度もこのあたたかさに
救われた。
苦しい時は涙を拭ってくれて
楽しい時は頭を撫でてくれて
悲しい時は力いっぱい
このあたたかさに抱きしめられた
いつもいつも、どうしようも
ないくらいに愛しくて。
:11/01/05 16:15
:840SH
:22xhhoZo
#711 [愛華]
あぁ…………あたし。
このあたたかさがないと、
やっぱりダメなんだよ。
いつのまにか、あたしの一部
みたいに入り込んで
消えなくなって………
やっぱり、ダメなんだ。
:11/01/05 16:17
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:22xhhoZo
#712 [愛華]
'
「………………やっ」
「わ!!起きた…………」
:11/01/05 16:18
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:22xhhoZo
#713 [愛華]
起きるとそこには
驚いた顔の隆則がいた。
「……隆則、なにして……」
「や、今休憩中でさ………
来たらお前寝てるから……」
「そか、ごめん。出ていくよ」
あたしはゆっくり起き上がる。
「いや、具合悪いんだろ?
寝てろよ。構わないから」
:11/01/05 16:21
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:22xhhoZo
#714 [愛華]
あたしは急に起き上がったので
頭がフラフラした。
言葉に甘えてまた横になる。
………なんだったんだろ、あれ。
「……隆則、あたしが寝てる
間にあたしになんかした?」
:11/01/05 16:23
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:22xhhoZo
#715 [愛華]
「お前、俺をなんだと思ってる
わけ?変態か俺は?」
「や、そゆ意味じゃ………」
ないんだけど。
隆則は近くにあったソファに
腰を下ろして、買ってきたので
あろうコーヒーを飲んだ。
「………泣いてた、から」
:11/01/05 16:26
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:22xhhoZo
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