その日が来る前に、2
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#142 [愛華]
直純くんは変わってしまった
その事実の向こうの真実
それを知らなければ
責めることも罵ることも
あたしにはできないんだ。
あたしは名前のわからない感情が溢れてくるのを感じた。
………大丈夫。あたしは、大丈夫
:10/10/21 20:58
:840SH
:GoKWztnc
#143 [愛華]
′
教室ではガヤガヤと準備が進み
いつのまにか3年生が来ていた。
知らないうちに祭二日目、開始。
こんなテキトーでいいのか…
なんていうのは生徒も先生も
突っ込まない。
:10/10/23 20:07
:840SH
:5AJhK.Ao
#144 [愛華]
あたしもすぐにメイド服に
着替え、接客に向かった。
「いらっしゃいませ〜」
「おー君かわいいねー名前は?」
「なゆりんです♪」
「なゆりんよろしくね!」
今はこんなことやってる場合じゃないのになぁ……
なんて思いながら必死に作り笑いを浮かべる。
:10/10/23 20:14
:840SH
:5AJhK.Ao
#145 [愛華]
′
ドクンッ
「…………!?」
あたしは胸をおさえた。
なに、いまの…………
:10/10/23 20:16
:840SH
:5AJhK.Ao
#146 [愛華]
あまりにも突然すぎて
忘れていたあの痛み。
薬は飲んだのに……
最近は忘れられていたのに…
深呼吸すると大分落ち着いた。
…………大丈夫。
頑張りすぎちゃっただけ。
少し休めば大丈夫だよ、こんなの
:10/10/23 20:20
:840SH
:5AJhK.Ao
#147 [愛華]
「………なゆりん大丈夫?」
「あ、大丈夫ですよー!!
コーヒーゼリーでしたね!
待っててくださぁい」
あたしはパタパタと隣の教室に
ゼリーを取りにいった。
ズルズルと座りこむ。
………カウントダウンは、近づいているんだ。
まだ7年ある?
あと7年しかないんだよ。
:10/10/23 20:26
:840SH
:5AJhK.Ao
#148 [愛華]
考えることはいっぱいある。
あたしのことなんか後でいい
なんていい子ぶった事言えないよ
直純くん
隆則
あたしだっていっぱいいっぱい。
自分を守るのに必死なんだよ。
:10/10/23 20:31
:840SH
:5AJhK.Ao
#149 [愛華]
′
ガラッ
「………なにやってんの?」
「な…お……ずみくん?」
二回目だ。
苦しくなった時に
直純くんが来てくれる。
そしてあの時みたいに
優しい目で笑うんだね。
:10/10/23 20:57
:840SH
:5AJhK.Ao
#150 [愛華]
あの時も直純くんは
あたしの背中をさすって
大丈夫だよ、って言ってくれた
あぁ………隆則に似てる。
そう思ったんだ。あの日に。
それは直純くんにとって
嫌なことでしかないのかな。
消したいものでしかないのかな
:10/10/23 21:15
:840SH
:5AJhK.Ao
#151 [愛華]
「……具合わるいの?」
直純くんは扉を静かに閉めて
小さい声で聞いた。
「平気。大丈夫だよもう。
…………どうしたの?」
「あ、なんかコーヒーゼリー足りないらしくて。俺と白石で買いに行ってきてって言われた」
「ん。いいよ、いこう」
あたしは隆則の件については
触れなかった。
今はいつも通りがいい。
そんな気がした。
:10/10/24 01:05
:840SH
:bSBAkyn2
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