その日が来る前に、2
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#514 [愛華]
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「……………なにこれ?」
「見りゃわかんでしょ、から揚げ
だよ。自然解凍オッケーだよ」
「いやいや………朝学校きて
冷凍からあげ渡されて、どんな
リアクションとればいーの?」
:10/12/12 13:09
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#515 [愛華]
そりゃそーですね。
「昨日、お母さんに直純んとこ
からあげ持ってけって渡されたんだけど忘れちゃったからさ。
腐るといけないから冷凍で。」
「だからって…………え?
ってか…梓の母ちゃん俺の家
知ってんの?」
「全部知ってるよ、今までのこと全部。心配してたよ。また
昔みたいに遊びにおいでってさ」
:10/12/12 13:14
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#516 [愛華]
虐待のことも………全部。
「……なんなら家に住む?」
「絶対やだ。梓の父ちゃん
いびきうるせぇもん」
「あー……確かにね」
昔はよく泊まりあいっこしたな…
…………ガリガリ…
:10/12/12 13:17
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#517 [愛華]
「…梓、お前腹減ってるからって冷凍のまま食べんなよ。」
「いや、これはこれでウマイ。
冷凍からあげ流行るかも」
「流行んねーよバカ」
…んで、あんたも食べるんかい。
二人で並んで冷凍からあげを
食べる。周りから見れば
ひまわりの種でも食べてんのか?って感じだろう。
しかし誰一人つっこまない。
:10/12/12 13:22
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#518 [愛華]
「………あのさぁ梓」
「んー?何?」
「…隆兄のこと、もういーの?」
食べる手を止める。
周りの騒音が一瞬だけ止まった
ような気がした。
:10/12/12 13:26
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#519 [愛華]
「…………や、あのさ………
白石、隆兄と別れて………
梓は隆兄と…………」
直純は言い訳みたいにあたふた
なんか言ってる。
……直純も、那佑が好きなんだ。
「…なーるほど。タカとあたしが
付き合えば、直純にとっては
都合がいいってわけね?」
:10/12/12 13:34
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#520 [愛華]
「や、そーいうわけじゃ……」
「でも、ざーんねんでした。
あたし好きな人いるもーん」
「…………えぇ!?マジで!?
お前あんなに隆兄一筋
だったのに……」
「新しい恋を始めたんですー」
直純はそっかぁーとつぶやいて
半解凍状態のからあげを口に
運んだ。
:10/12/12 13:42
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#521 [愛華]
「………実りそうなの?」
…………どうなんだろう?
昨日自分からキスしちゃったけど
困らせちゃっただろうし……
脈あるかもって思ってたのは
単なる勘違いだったのかな?
………あ、また落ち込んできた。
「…………多分ムリかなぁ…」
:10/12/12 13:59
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#522 [愛華]
「………ふーん………」
なんだろ、これ。
タカの時こんな気持ちに
なったっけ………
期待したぶんだけ辛いのかも。
タカの時は、心のどっかで
諦めてた気がするな。
「……じゃー俺ら一緒かぁ。
実らないって辛いね〜」
:10/12/12 14:45
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#523 [愛華]
実らない…………か。
「……………タカが……」
「…………ん?」
「タカが、あんたに会うって」
「隆兄が…………俺に?」
直純の顔がゆがむ。
びっくりしたのか、予想はしてたのか、読み取れない。
:10/12/12 14:57
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