その日が来る前に、2
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#608 [愛華]
-那佑side-

⏰:10/12/21 17:51 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#609 [愛華]
「はぁぁぁ!?」

「え?え?ダメ?」


いつもの昼休み。
梓と、直純くんと、あたしと。


「バイトしたいってあんた…
する必要なんかないでしょ?」

「したことないからしたいの!」

梓と直純くんは怪訝そうな顔。

⏰:10/12/21 22:36 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#610 [愛華]
あの事実を話してからも、
2人はいつも通り接してくれる。
それが何より嬉しくて。



「なんか働いてみたいんだよね。
時間がもったいない気がしてさ」

「そんなにバイトしたいの?」

「うん!!」

⏰:10/12/21 22:40 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#611 [愛華]
「………じゃああたしも」

「梓!!一緒にやってくれる?」

「え、じゃ俺も……」

「ううん。直純くんはいい。」

「………なに、この疎外感…」


あ、そういう意味じゃなかったんだけどな。迷惑あんまかけた
くなかった、っていう意味……

だったんだけど。

⏰:10/12/21 22:48 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#612 [愛華]
うわ、すねてるし。
後ろ向いちゃったし。


「な、直純くん。大丈夫だよ。
ね?心配しないで?」

「………どーせ!!俺は!!」

「ほら、プリンあげるから」

「食いかけじゃん!!しかも
残り5分の1程度!!」

「直純ぃ、すねるなって。那佑は
あたしがちゃんと守るから!」

⏰:10/12/21 22:54 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#613 [愛華]
「なんだよちくしょー!!」



5月の中盤。
いつもの楽しい日々。


限られた時間で何がしたいのか。
何度も考えたけれど…


きっと、これが正しい。
色んなことをやろう。

その日が来た時後悔したくない。

もちろん、諦めてはいない。

⏰:10/12/21 23:04 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#614 [愛華]
きっと20歳の夜を越えてみせる

そう強く、願うんだ。



それまでは笑ってすごそう。


そんな毎日にあなたはいない。

慣れていくのがいいことなのか
悪いことなのかわからない。

まだこんなにも好きなのに。
側に戻って来てほしいのに。

⏰:10/12/22 01:32 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#615 [愛華]
傷は治らない。
たまに開いて痛むんだ。


今、あなたは
なにをして
なにを見て
なにを食べて


誰を思ってるんだろう。



私は今日もあなたを想うのに。

⏰:10/12/22 01:35 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#616 [愛華]
'






「………ただいまぁ」

「あ、那佑おかえりー!」

家に帰れば、優しいお母さんと
お父さんが迎えてくれる。

1年前のあたしなら絶対に
考えられなかったことだ。

⏰:10/12/22 01:37 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#617 [愛華]
「お母さん、あたしね梓とバイト
しようと思うんだけど……」

「いかん!!お金に困ってるならお父さんにいいなさい!」

いや、お父さんいつからいた?
びっくりしたよ今。
どっから出てきたんだよ。


「そーいうわけじゃないの!
やってみたいな、って思ったの」

「………お母さんは…うーん…」

⏰:10/12/22 22:55 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


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