【夜の世界に生きた人】
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#16 [亜夢]
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「じゃせっかくだし今日あたしの席つけとけばいいじゃない。 翔がお願いするなら、あたしはもちろん…」

「お願い。」

耳元で囁く翔さんに沙也加さんはどきっとしている。

「…うん。」

つんつんしてる顔をほほえまして返事する彼女を見て可愛いと思えた。

「…美男美女すぎて目立ちますね。」

俺たぶん満面の笑みでおもってることを吐き出してる。

すると彼女がもっと笑顔になった。

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⏰:10/10/11 13:22 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#17 [亜夢]
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「あたしは翔に似合わないよ。」

「いやっ…めちゃくちゃ綺麗っすよ。 翔さんの女じゃなかったら口説きたいっすもん。 ま…俺じゃ役不足すぎますけどww」

苦笑いすると翔さんはにっこり笑って肩を組んだ。

「ばーか。 女にできたらいいけど…こいつ意外と口説かしてくれないんだって。」

翔さんはそれだけ言うとスーツがずらっとあるコーナーに歩み寄る。

女にできたらいいけどか…本心なのかは別として怖いひとだとおもった。

女の子はその言葉を本気にすることくらい俺でもわかる。

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⏰:10/10/11 13:26 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#18 [亜夢]
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統括はスーツを5着くらい手にもって俺に渡してきた。

「これきてみ。」

携帯を片手にカタカタメールを打ちながら試着室まで案内してくれる翔さん。

「…え、あ、はい…」

シャツをきて1着目を羽織る。

外にでるとかっこいい靴が前におかれてる。 とりあえず履いたらいいのかな。 俺はカーテンをあけて全身鏡をみる。

…自分じゃないみたい…

「えっ似合うね!!!!」

沙也加さんが後ろから俺に声をかける。

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⏰:10/10/11 13:30 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#19 [亜夢]
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「龍…だっけ?」

「はいっ…」

こっちきて、と手招きする沙也加さんにつれられて俺はたくさんアクセがあるところにつれられる。

少し離れたところで翔さんは電話中みたいだ。

「んー…ネクタイはこれね。」

首にひっかけられると上手にネクタイをとおす沙也加さん。

「うんうん。 あとは…」

星形のペンダントを胸元につけてもらい、ネクタイピンもそれにあわせる。

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⏰:10/10/11 13:33 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#20 [亜夢]
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「あとはベルトとネックとブレス…それから指輪は…今つけてるものでいいね。」

どんどん選んでもらう。 俺は着せかえ人形みたいにいろんなものを試される。 うー…なんか慣れてない…この状況。

「かんぺきっ♪」

楽しそうに沙也加さんは俺にすべてを身につけさせてくれた。

また改めてかがみをみると自分が自分みたいな気分じゃなかった。

「どう?」

「なんか…すごいっす。 自分じゃないみたい。 沙也加さんのセンスですね、これは。」

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⏰:10/10/11 13:37 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#21 [亜夢]
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「じゃ着てた服もってレジいこ。」

「え?」

俺はとりあえず服と靴を持つとわけもわからず沙也加さんのあとを追う。

「待ってください。 俺、今日からなんでお金なんて…っ」

財布から何十枚もの札がでてくる。

「いいの、翔がかわいがってる子なんだから。」

「沙也加。」

札束を沙也加さんにさっと戻させると翔さんは同じように財布から札をだしてまた電話にもどった。

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⏰:10/10/11 13:40 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#22 [亜夢]
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俺はあっけにとられて何もいえない。 申し訳ないのと期待されているからこたえないとと思う気持ちがまざりあう。

電話を終えた翔さんに深々と頭をさげる。

「…ありがとうございますっ…こんな下っ端に。」

「誕生日おめでとう。」

それから、とつづける統括。

「…俺のチームへのお祝い。 仲良くしような、龍。」

「…はいっ。」

やばい、このひと…まじででかい。

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⏰:10/10/11 13:43 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#23 [亜夢]
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お金をしまいながら、沙也加さんが俺たちに話しかける。

「今日が龍の誕生日なの?」

「だから今日から入店なんだよ。 お祝いしてあげてな?」

にっこりほほえむ翔さん。 うん、とただ答える沙也加さん。

「…沙也加セットしないの?」

「ん〜…どうしよ。」

「ちょっと俺さ、店に下の子みにいかなきゃいけないから龍つれてってやってくんない?30分後に迎えいくからさ★」

「わかったよ!!!」

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⏰:10/10/11 13:46 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#24 [亜夢]
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連れられたのは美容室ではなくセットサロンという名のお店。

見渡す限りスーツをきたホストとドレスをきた蝶ばかり。

「あ…龍てあのひとも会ったことないの?」

鏡のまえに座ってるひとを指さす沙也加さん。

「え…俺会ったのはまだ店長さんと統括だけで、ほかのひとは軽く挨拶しただけなんですよ。」

「あのひとは刹那チームの一番上。 翔ともなかよしの莉緒(りお)くんだよ。」

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⏰:10/10/11 13:49 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


#25 [亜夢]
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と話していると莉緒さんが沙也加さんに気づいて手を振ってきた。 俺は頭を軽くさげる。 と、沙也加さんが俺の手をとり近くに寄ってく。

「莉緒くんおはよ★新人さんだって〜」

「…へ?俺会ってことないんだけど…」

「龍です!!! 数時間前に面接でOK貰ったばっかで…まだ挨拶まわれてないんです。 すいません。」

「お〜なるほどね!!!! 沙也ちゃん一緒てことは一条家ですか。 いや〜〜池様には刹那にきてほしかったなあ。」

「すいません。」

いいよいいよ♪宜しくねというと鳴ってる電話を莉緒さんはとってこちらにほほえんだ。

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⏰:10/10/11 14:38 📱:F02B 🆔:ttx.IHUo


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