天使と悪魔の暇潰し
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#11 [匿名]
「なあ、暇潰ししようぜ」
僕は彼との暇潰しで負けた事はない。

「今ならお前にも勝てる気がするんだよなー」

「ターゲットは選ばせてあげるよ」
僕には自信がある。

まあ、負けた所でただの暇潰し。ただのゲーム。

⏰:10/10/17 17:18 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#12 [匿名]


「あいつに決めた!な、良さそうだろ?」

彼の言う良さそうというのは死にそうって事なんだろうな。
僕には全然良くないが、彼の指差す人間を見る。

年齢は三十代半ばくらいの中肉中背のいかにも地味な男。髪の毛が少し薄く、整えられてない。
スーツを着ているからサラリーマンとやらなのだろうけど、品がなく、不潔な雰囲気だ。

⏰:10/10/17 17:54 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#13 [匿名]
「いいよ。あの人にしよう。」
「よし!じゃあ早速行ってくるわ!」

じゃあな、とヒラヒラ手を降って彼は地上に降りた。
五日間、いつ、どこで、ターゲットと接触してもかまわない。ただし一日二時間とルールがある。

誰が作ったかわからないルールだが、僕達は必ず守る。でないと面白くないからだ。

僕はターゲットと彼を上から見守る事にした。

⏰:10/10/17 18:00 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#14 [匿名]
ちなみに人間の世界に行く時は人間の姿になる。まあ、あまり変化はないのだけれど羽が取れたり、表情が少し変わる。より人間らしくなるのだ。

彼はターゲットに向かって歩いて行く。人間でいうと二十歳くらいに見える。黒い髪、キリッとした目付きはそのまま。

⏰:10/10/18 00:14 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#15 [匿名]
ドンッ
彼の肩がターゲットに当たった。

「いてぇな」

ギロッと彼が睨む。あんなに怖い顔をして睨んだら悪魔である事がばれてしまうんじゃないかとハラハラする。

「ああ、す、す、すみません!ごめんなさい!」

ターゲットは必死に頭を下げて謝っている。
可哀想だと思ったが、必死な姿に笑えてしまった。

⏰:10/10/18 00:19 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#16 [匿名]
「死んで謝れ」

彼は直球に死ねと言う。
今時死ねと言われて、はい、わかりました。今から死んできます。と死にに行くやつがいるのだろうか。

そんなに簡単に死ぬやつはとっくに死んでいると思ってしまう。

⏰:10/10/18 00:22 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#17 [匿名]
「え、え?いや、あの、お金なら払います。す、すみません、もうしませんから許してください!!」

震える手で財布からお札を抜き彼に渡し、走って逃げて行った。

ターゲットは以前にも同じ様な経験があるのだろうか、怖がり方が異常だった。

⏰:10/10/18 00:27 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#18 [匿名]
ターゲットは死なない。
いや、いつかは死ぬだろうけど自殺はしない。

彼に睨まれてあんなに怖がって逃げて行ったやつは大体死に直面しても同じ様に逃げる。

こっちこいよ!

人間には聞こえない声で彼は僕に呼び掛けてきた。断る理由もないので地上に降りた。

⏰:10/10/18 01:18 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#19 [匿名]
「あいつすげぇびびってたな!こりゃ5日もいらねーんじゃねぇか?」

彼はケラケラ笑う。
本当に人間の心を読まないんだなーと呆れた。

「そんな事よりさこの金で何か食いに行かね?俺のおごりだよ!」

「いいね!」
彼に乗る事にした。

⏰:10/10/18 11:01 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#20 [匿名]
僕達は地上に降りるといつも行く場所がある。
人間からも大変人気だというハンバーガー屋さんだ。

こんなに美味しい物があるなんて人間は幸せだな〜とその時ばかりは思う。

「やっぱうめぇな!」
しみじみとハンバーガーを頬張る彼はもう3個目だ。

⏰:10/10/18 11:36 📱:F06B 🆔:☆☆☆


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