亡き君に告ぐ
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#148 [不発花火]
「―…はぁッ…!」

気付けば自分は布団の中にいた。
体を起こし、辺りを見回しても少女はいない。

まさか、夢…

「何なんだよ…!」

起きて、罪悪感を感じたことすら夢なのか。

⏰:11/01/08 19:19 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#149 [不発花火]
気を取り直して、テレビをつける為リモコンに手を伸ばすが、今度は真横で少女の泣き声が聞こえた。

「…ママ…」

泣き声が聞こえる方を見ると、冷蔵庫の前でまたしても少女がシクシクと泣いていた。

「ママは、どこ…?」

「うるせぇ!とっとと土に還れ!クソガキが!!」

勢いよく布団から立ち上がり少女に近付くと、またしても強い力で意識が引き戻された。

⏰:11/01/08 19:20 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#150 [不発花火]
「―…何なんだよ!」

また、自分は布団の中にいた。

今のも夢だと言うのか。
現実と変わりないではないか。

「…気が狂っちまう…」

これも夢だと言うのだろうか。

試しに自分の頬を強く叩いてみると、確かな痛みがあった。

「…はは」

⏰:11/01/08 19:20 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#151 [不発花火]
ヒリヒリとした痛み。
どうやら自分は相当寝不足に参っていたようだ。

まともに眠れない日が続いた3年の間、無意識のうちに気にしないようにしていたことを思い知る。

やはり自分は恐怖していた。

少女を殺した罪悪感に。

⏰:11/01/08 19:20 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#152 [不発花火]
自嘲気味に笑っていると、今度は自分の真横で少女の泣き声が聞こえた。

「―ママ」

咄嗟に起き上がり隣を見ると、少女がすぐ真横で蹲り泣いていた。

「ママに会いたいよ…」

⏰:11/01/08 19:21 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#153 [不発花火]
少女に手を伸ばした瞬間、いい加減慣れてしまった強い力でまたしても意識を引っ張られた。

「―くそっ!!」

痛みを感じたはずなのに、また自分は布団の中にいた。

いい加減、気が狂ってしまう。

どうせこれも夢なのだろう。

⏰:11/01/08 19:21 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#154 [不発花火]
「何なんだ…!今更出て来て、何がしたいんだ!いい加減にしろ!!」

布団から飛び出し、台所の棚から包丁を取り出す。

「はぁっ…はぁっ…」

すると、また背後から少女の泣き声が聞こえた。

ほら、夢だ。

⏰:11/01/08 19:21 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#155 [不発花火]
「ちくしょう…!いい加減にしやがれ!!クソガキ!」

少女に包丁を向けながら走り出すと、少女が勢いよく顔を上げた。


「ママ」

少女の顔は可愛らしい笑みを浮かべていた。

⏰:11/01/08 19:22 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#156 [不発花火]
「マ"マ"…」

ごぼごぼと少女の口から血の泡が吹き出された。

「―――ッ!」

少女に向かって勢いよく包丁を振りかざすと、また意識が浮上するのを感じた。

気付けば自分はまた布団の中にいた。

「はは―…」

⏰:11/01/08 19:22 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#157 [不発花火]
終わらない夢。
どうせこれもまた夢なのだろう。

今度は目の前から泣き声が聞こえた。

起き上がると、布団の前で少女が蹲り泣いていた。

「…ママ」


いつまで自分は夢を見ているのだろうか。

⏰:11/01/08 19:23 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


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