その日が来る前に、3
最新 最初 全 
#326 [愛華]
なんてことを泣きながら
笑っている那佑を見て思った。
絶対に、離さない。
絶対にずっと側にいる。
そう自分に誓った。
那佑の容態が急変したのは
それから4日後のことだった。
:11/02/06 21:04
:840SH
:KxCQl9Ns
#327 [愛華]
'
なん、だ、これ。
:11/02/07 21:09
:840SH
:I4D24sKM
#328 [愛華]
'
脳が、拒否する。
考えることを。
認めることを。
どうして、今なん、だよ。
:11/02/07 21:14
:840SH
:I4D24sKM
#329 [愛華]
那佑が病院に戻ってから
4日目の夜中。
午前2時半。
那佑の母さんから電話が入った。
何を言われたのかは覚えてない。
ただ、移動中に何回もタクシーの運転手にどなったのは
なんとなく覚えてる。
:11/02/07 21:19
:840SH
:I4D24sKM
#330 [愛華]
思い出していたのは今までの
那佑との思い出。
…………やめろよ。
浮かんでくるなよ……
こんなのまるで…………
那佑が死んじまうみたいじゃんか
:11/02/07 21:21
:840SH
:I4D24sKM
#331 [愛華]
震える手を必死で抑えながら、
エレベーターがあるのも忘れ
階段で病室まで走った。
何を考えていたか。
それも覚えてない。
ただ、那佑が助かりますように。
それだけを祈ってたと思う。
俺は今、裏庭にいる。
那佑との始まりの、あの木の下。
:11/02/07 21:27
:840SH
:I4D24sKM
#332 [愛華]
'
蒸し暑い、夜。
昼にはきれいな緑の葉も
夜には漆黒に塗り潰される。
:11/02/07 21:30
:840SH
:I4D24sKM
#333 [愛華]
「…………なにやってんだろ俺」
涙さえも出ない。
本当に一瞬の出来事だった。
頭に焼き付いて、消えない。
:11/02/07 21:47
:840SH
:I4D24sKM
#334 [愛華]
「……………タカ?」
消え入るような声。
心なしか震えてる。
「病室もどろう?とりあえずは
安定したっていうから……」
「………………」
「先生が………ご両親に話が
あるっていってたみたいでさ」
「………………」
:11/02/07 21:56
:840SH
:I4D24sKM
#335 [愛華]
暗くて見えないけれど、多分
泣きそうな顔してるんだろう。
いや、泣いてるかもしれない。
俺はゆっくりベンチに座った。
那佑とジュースで乾杯したっけ。
『赤と白が出会ったことに
かんぱーい!!』
:11/02/07 21:59
:840SH
:I4D24sKM
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194