その日が来る前に、3
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#441 [愛華]
「………わかったよ……」
「返事が小さいですよ」
「わかったよ!!」
「ん、よろしい」
那佑は満足したように笑った。
その笑顔は少し淋しそうで。
後ろでは梓の嗚咽が聞こえる。
「………白石さん行きますね」
:11/02/12 22:13
:840SH
:/rqsAvKY
#442 [愛華]
「はい」
白石の手が離れる。
扉が空いて、那佑が遠くなる。
その時間は一瞬にも感じられたし
まるで永遠のようにも感じた。
ただ、那佑が遠くて。
:11/02/12 22:18
:840SH
:/rqsAvKY
#443 [愛華]
'
「…………いってきます!!」
そう言って那佑は満面の笑顔で
Vサインを突き出した。
その時の那佑の笑顔を
俺は一生忘れない。
:11/02/12 22:20
:840SH
:/rqsAvKY
#444 [愛華]
今日の更新分
>>418-444とうとう明日で最後です。
大量更新になることが予想
されますが、最後までよろしく
お願いします!
感想よければ待っています。
:11/02/12 22:29
:840SH
:/rqsAvKY
#445 [愛華]
人生なにがあるかわからない。
それでも生きてる。
多分明日も生きてる。
生きてる意味とか、そんな
小難しいものを探してるうちに
すぐに明日はやってくる。
だから俺は生きるよ。
何よりも大事なひとのために。
:11/02/13 10:57
:840SH
:DGZtWYG.
#446 [愛華]
'
「…………おそっ……」
約束の時間から20分。
あたしのイライラは最高潮。
:11/02/13 11:00
:840SH
:DGZtWYG.
#447 [愛華]
携帯を取り出すと、打ち慣れた
番号に電話をかける。
イライラしすぎて、何度も
打ち間違えた。
「…………もしもし…」
「もしもしじゃないですよ…
誨さん今どこですか!?」
「渋滞に引っ掛かっちゃって…」
よりによってこんな日に……
なにやってんだろあの人。
:11/02/13 11:04
:840SH
:DGZtWYG.
#448 [愛華]
「あたし、那佑のお母さんに
手伝い頼まれてるから先に行ってますけどいいですか?」
「梓、そりゃないでしょう…
俺、道知らないんだもん…」
「なんとかしなさい」
ブチッ
あたしは一方的に電話をきると
急いでバスに乗り込んだ。
:11/02/13 11:10
:840SH
:DGZtWYG.
#449 [愛華]
誨さんはいつのまにかあたしを
呼び捨てにするようになった。
嬉しいようなムカつくような…
てか、告白の返事結局もらって
ないしね。ふざけんなっつの。
あれから、2年たったね。
今日もあの日みたいな晴天。
あたしはバスの窓から空を
眺めていた。ずっと。
:11/02/13 11:17
:840SH
:DGZtWYG.
#450 [愛華]
「あ、梓ちゃん!」
入口のところで、那佑のお母さんが手をふってるのが見えた。
「こんにちは。遅れてしまって…すいませんでした」
「いいのよ、そんなの。
2階にいるから…いってあげて」
「…………はい」
あたしは強く頷くと、ホールにあるでっかい階段に向かう。
:11/02/13 11:22
:840SH
:DGZtWYG.
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