… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#102 [夢。*]
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何度龍の携帯のバイブレーションが机で音をたてただろう?
そんなものにさえ耳もくれないくらい、龍はあたしの中で暴れた。 あたしは何も考えれずに、抵抗とか羞恥心とか関係なく、ただ龍を見つめてた…あたしを愛してくれてる龍を。
「……あっあっあっあぁ…」
何度も言葉になってない喘ぎ声を出す。 龍はあたしの顔を何度も目を細めてみては、時折苦しそうな顔をしながら抱いた。
「凛っ……………」
どんどん深くまで、早くなる…ふたりの重なった体の動きが無くなった瞬間、ふたりは無意識のまま抱き合って眠りについた。
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:11/02/17 06:44
:F02B
:T.obV0FA
#103 [夢。*]
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「……わりぃ…今日は勘弁してくれ…ほんとごめん…」
疲れきった体を起こして龍は電話をひとつひとつ返してる。 溜まりきった着信履歴と面倒くさいと分かる表情をする龍を横目にみながら、何もできない自分。 あたしはただ体を起こせぬまま、龍をみてた。
「…凛?」
電話を終えたのか、龍はすぐにまた隣に潜り込むとあたしをちっさなぬいぐるみみたいに抱き抱える。
「…うん?」
「……俺が最初の男で…後悔してない?」
「…しないよ…」
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:11/02/17 06:49
:F02B
:T.obV0FA
#104 [夢。*]
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あたしは、口をぽかりとあけて小さなあくびをする。 するとさっきまで眉間にしわを寄せてた龍がくしゃっと優しく笑う。
「……癒しだな、凛は……」
そうかな?とあたしも同じように微笑む。
裸だからなんだか布団に包まれてるだけでもくすぐったく感じる。
「凛、いつでもいいから俺と一緒に住んでくれない?」
広々とした、高い天井をみつめながら龍は言う。 同棲…龍と。
「ん~…少し考える。」
「ん……」
と返事する龍はあたしをまたきゅうっと抱きしめる。
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:11/02/17 10:54
:F02B
:T.obV0FA
#105 [夢。*]
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「…俺ある程度稼いだら、水商売やめる。」
と付き合って、龍のおうちにお泊まり3回目のときに彼はそう言い始めた。
「なにするの?」
「ちゃんとした仕事する。」
きりっとしたまゆげを見せて、まじめそうな振りをする彼。 ……うそうそ、真面目そう、じゃなくて龍は真面目だ。
「あたしもあがりたいな……でも……」
夢は叶えたい。
「でも?」
ううん、とだけ言うとあたしはその後を濁らしてしまった。
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:11/02/17 10:58
:F02B
:T.obV0FA
#106 [夢。*]
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――
―――
「ただいま~」
時間帯が合わなかったからわかんなかったけど、最近凛がおかしい。
「凛…どこいってたの?」
「友達のおうち~」
眠そうにあくびをすると、またフルーツジュースを冷蔵庫からとってグラスに注ぐ。
「…ふうん」
連にはわかる。 凛が隠してることくらい全然わかる。
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:11/02/17 11:01
:F02B
:T.obV0FA
#107 [夢。*]
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なるほど、彼氏が遂に出来たんだ…だれかな、客かな?奪ってやりたい―
蓮は最近、ただ龍咲レオンをオトすために仕事三昧でかなり彼にとってはいいお客さんになってた。
「…蓮こそ、最近好きなひとでもできたの?」
なんか雰囲気かわったよね、と言うと蓮は動揺してないふりをする。
「…あたしが恋する相手なんか星の数ほどいるもん☆」
「ふうん…」
興味なさそうに凛がグラスをあけると部屋に戻っていく。
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:11/02/17 11:06
:F02B
:T.obV0FA
#108 [夢。*]
:11/02/17 11:08
:F02B
:T.obV0FA
#109 [夢。*]
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本当は嘘。
本人は気づいてないけど蓮は"龍咲レオン"ていう偽りの男が好き。
その男は龍という名前に戻ってあなたの双子の姉を真剣に愛してるのに…それが真実の形。
何度も蓮はボタンを押す。
(メッセージ受信中です…)
の言葉から結果は0通。 もうそれを何分に1回…と確認する。
もちろん待ってるのは彼の設定で鳴るあの音楽とピンク色にこのスポットがピカピカと光る。
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:11/02/18 09:23
:F02B
:6XGzW/Zc
#110 [夢。*]
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「いってきます…」
ピシッとしたスーツで出かける蓮は近所のマンションの一室へと消えてゆく。 扉をあけると女の子の裸のパネル写真が並べられてる。
「花蓮ちゃんおはよう! もう予約はいってるからお願いね~」
真昼なのに性的な行為を求めるひとがいるなんて…男はただのケダモノだ。
「はあい…」
プレイバッグと呼ばれる仕事で必要なものがはいってるものを手にとると指定されたホテルと部屋番号が書かれた紙を左手に握りしめると"花蓮"は行く。
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:11/02/18 09:27
:F02B
:6XGzW/Zc
#111 [夢。*]
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「どうも☆花蓮です~」
だいたいのお客さんは、花蓮のことを可愛いだの、なんだの誉める…ただ今日のお客さんは極端だった。
「はやく抜いて。」
自分の大事な部分を放り出して、大股を開くと男はいった。 そう…あたしは風俗嬢。 男性のモノを気持ちよくして、お金を貰う仕事。
偏見は…あると思う。
でも旦那が一般人とセックスするのと、風俗嬢とプレイをするのは違うでしょ?
あたし達はものスゴく大事なことをしてる。 だって日本中の男子達に癒しを提供してるんだから。
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:11/02/20 07:56
:F02B
:RMVI5xyY
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