有空
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#217 [y]
「夏休み長いけど、あんまり羽目外しすぎるなよ?」
『うん。』
「…じゃあ、よい夏休みを」
『よい夏休みを〜』
にっこり笑って解散。
約40日の夏休みが始まった。
:11/12/10 08:29
:SH04B
:FPVIdvFs
#218 [y]
-幸-
火曜日。
さいしょの面談は真尾隆之介。
「で、真尾。おまえは柴山学院だっけ?」
真尾はバスケをしていて身長もあり、体格もいい。
そのよこに座っている真尾の母親。体こそ小さいがきりっとした目付きに濃い化粧…
少し威圧感がある。
:11/12/10 22:10
:SH04B
:FPVIdvFs
#219 [y]
「はい、柴山学院へいかせようかと思っています。
あそこはT大学進学率も高いですし、やっぱりゆくゆくは隆之介に医院を継がせたいですし…」
真尾の母親さんが言う。
柴山学院はここらへんでは1番の進学校。
そして、真尾はここらへんでは結構大きな医院の一人息子。
:11/12/10 22:11
:SH04B
:FPVIdvFs
#220 [y]
「真尾だったら狙えないことはないと思いますよ」
真尾の1学期の成績は学年トップ。
成績的にはなんの問題もない。
「そうですか。よかった」
安心した表情をみせる真尾の母親。
でも、1つ気になった。
「真尾は行きたいのか?」
話も全部親が進めてしまっている気がする。
そこに真尾の意思はあるのか。
:11/12/10 22:15
:SH04B
:FPVIdvFs
#221 [y]
「どうでもいいんだよね俺」
「こら!隆之介!」
「わかてるって、柴山にいくよ。」
安心した表情から一転して怒鳴る母親。
そんな母親に真尾はめんどくさそうに言った。
「真尾、他に行きたい学校あるのか?」
どこでもいいって言った投げやりな態度。
それは柴山にはいきたくないっていうのを遠回しに伝えているような気がした。
:11/12/10 22:48
:SH04B
:FPVIdvFs
#222 [y]
「べつに」
「色んなとこ調べてみた?」
「特には。」
「真尾、バスケ好きだろ?」
「え?ああ、うん」
「高浜高校調べてみろよ。
高浜も進学校で、バスケは全国大会にも顔をだすくらいのレベルが高い。」
いつだったかバスケ部の顧問の先生が言っていた。
真尾なら、その高校でもレギュラーはれるんじゃないかって話していた。
だから、柴山にいってバスケを辞めてしまうとしたら勿体ないなぁ…と。
:11/12/10 22:53
:SH04B
:FPVIdvFs
#223 [y]
「…とりあえず、他にも高校はあるし、自分の行きたいって思う学校を探してみな?」
真尾の瞳をみて念じる。
自分の道は自分で選んでいいんだぞ
「…。」
真尾は少し悩んでいるような表情をみせた。
「先生っ!…隆之介は柴山へいかせますよ!」
真尾のお母さんは、ドンッと机に手をつき、立ち上がった。
:11/12/10 22:56
:SH04B
:FPVIdvFs
#224 [y]
「お母さん、落ち着いて。柴山に行かせたいのはわかりました。でも、真尾の人生です。真尾が行きたいって思う場所に行かせるべきでしょう?」
怖いけど、真尾の事を思うと言っておかなければっと思ったんだ。
「…。」
立ったまま睨まれる。
そんな母親をなだめるように真尾は言う。
:11/12/11 11:31
:SH04B
:bBBDgZTo
#225 [y]
「俺、柴山にいくから…」
諦めが入った真尾の横顔。
そんな真尾の表情をみて、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
真尾の言葉を聞いた母親はため息をついてから座りなおした。
そこからは真尾の授業の様子や部活のことなんかを話して、面談の時間がおわった。
:11/12/11 11:31
:SH04B
:bBBDgZTo
#226 [y]
「隆之介、先に車に行ってて。ちょっと先生と話してからいくから…」
「…。」
真尾は何かいいたげだったが一人で教室をでた。
真尾が見えなくなるのをまって真尾の母親が口をひらく。
「先生、隆之介は普通の子とは違うんです。」
:11/12/11 11:32
:SH04B
:bBBDgZTo
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