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#346 [愛華]
:11/03/23 23:48
:840SH
:gWV8zvo6
#347 [愛華]
第7章 -自惚前線-
:11/03/24 21:02
:840SH
:nJH7gHns
#348 [愛華]
最初は好奇心だった。
傷ついてることがわかったから
なんとなく興味が沸いただけ。
いつからだろう。
君はあいつと同じ目をしていると気づいたんだ。
綺麗なのに深い闇を潜めて
世の中の何かを憎みながら
心の在りかを探している。
そんな君に惹かれていった。
:11/03/24 21:09
:840SH
:nJH7gHns
#349 [愛華]
「陽向さん!起きて下さい!」
「ん〜…まだ6時じゃん……」
「今日、体育祭ですから早く
行かなきゃダメなんですよ!」
「いーやーだー…」
「………ったく……」
駄々をこねるように布団に包まる
その向こうで天宮の呆れたため息が聞こえた。
いつも通りの、朝。
:11/03/24 21:20
:840SH
:nJH7gHns
#350 [愛華]
学校に行くようになってからも
早起きは本当に苦手。
あたしは朝がめっぽう弱い。
朝はあたしと天宮の意地の戦い。
「……陽向さん。最後です。
起・き・て・ください」
「いーやーだ!ってば!」
「そうですか……」
…あれ?いつもならここらへんで布団を天宮が引っ張るのに。
今日は来ないな………。
:11/03/24 21:27
:840SH
:nJH7gHns
#351 [愛華]
不思議に思って布団から
頭を出そうとした瞬間。
のしっ
「ぎゃぁぁ!!天宮!!
重い!重いからどいて!」
「最後だっていったでしょ」
布団の上に天宮が座っている
らしく、天宮の全体重が
あたしにのしかかる。
:11/03/24 21:37
:840SH
:nJH7gHns
#352 [愛華]
おまけに布団の両端を押さえて
いるようで、顔が布団から出せず息が出来ない!!
「バカバカバカバカ天宮!!
どけこのやろー!息できない!」
「そんな口のききかたで
いいんですか〜?」
必死に暴れてもやはり男と女。
力の差は歴然。
面白そうに天宮が笑っているのが聞こえてくる。
……絶対こいつドSだ!!
:11/03/24 21:49
:840SH
:nJH7gHns
#353 [愛華]
「ごめんなさい〜!ギブ!!
ギブアップだってば!!
ギブアンドテイク………」
訳のわからない英単語が
出てきた途端、布団がガバッと
引っぱがされた。
あたしは水を得た魚のように
酸素をめいっぱい吸い込む。
………こ、殺されるとこだった…
ぜぇぜぇ息をしていると、
頬に天宮のひんやりした手が
添えられた。
:11/03/24 21:55
:840SH
:nJH7gHns
#354 [愛華]
ふと横を見ると、そこには
天宮のドアップの笑顔。
「………ちょ、な……に…」
「息苦しいんでしょ?
人工呼吸してあげようかと。」
「なっ………にを……!!」
天宮はあたしの言葉を
聞いてもいないような様子で、顔を近づけると優しく
額にキスを落とした。
:11/03/24 22:01
:840SH
:nJH7gHns
#355 [愛華]
額が少しだけひんやりした。
でもそれは一瞬のことで
すぐに全身が熱くなってゆく。
「………はい、陽向さん。
おはようございます!」
にーっと満足したように
微笑む天宮。
それも超至近距離。
でもそれを突っ込む気力もない。
……あたし一生
天宮には勝てない気がする……。
:11/03/24 22:09
:840SH
:nJH7gHns
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