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#301 [愛華]
「……そういえば陽向さん。
松矢から噂のこと聞いたって
言いましたね。いつですか?」
ギク。
ここで松矢君とお昼ご飯
一緒に食べましたー なんて
言ったら………。
あたしは黙って俯く。
「……陽向さん?聞いてます?」
聞いてます。
答えられないだけです。
:11/03/22 01:07
:840SH
:1HSINVcg
#302 [愛華]
……っていうか。
どうして天宮はあたしと松矢君が親しくするのを嫌うのかな…
天宮は松矢君があまり
好きじゃないみたいだ。
松矢君はそんなに悪そうな人には見えないけどなぁ……。
「……あ、のね」
「はい」
「お昼ご飯一緒に食べて……
その時に聞いたの」
「…………へぇ…」
:11/03/22 01:11
:840SH
:1HSINVcg
#303 [愛華]
……まずい、20点に下がった。
天宮の周りの空気が冷たい。
それに気づいたのか、隣で
談笑していた要君と皐月ちゃんの動きもピタリと止まる。
「……で、でもね。
天宮は松矢君のことあまり
好きじゃないみたいだけど。
あの人、あまり悪い人じゃない
みたいだよ。多分……」
あたしは焦ったように弁解する。
:11/03/22 01:15
:840SH
:1HSINVcg
#304 [愛華]
「……多分、でしょう?
いいやつだっていう確信はない」
冷たい、天宮の言葉。
たまに天宮は冷たい。
いつもは優しいけど……
あれも本当の天宮なの?
「……あたし……は。
天宮の嫌いな人とは仲良く
しちゃダメなの………?」
:11/03/22 01:18
:840SH
:1HSINVcg
#305 [愛華]
「…………」
「天宮が心配してくれるのは
わかるよ。別に嫌じゃない。
でも、どんな人と関わっていくかは自分で決めたいよ……」
ただ、真っ直ぐに天宮を見つめる
あたし今どんな顔してるかな……
きっとすごく不細工だ。
心配してくれてる天宮に
こんなこと言うのは……
きっと恩知らずなこと。
:11/03/22 12:36
:840SH
:1HSINVcg
#306 [愛華]
先に目をそらしたのは天宮。
まるで、「もういい」って
言ってるみたいで。
見捨てられたような気になった。
お母さんが出ていった時と
似てる。 この感覚。
:11/03/22 12:40
:840SH
:1HSINVcg
#307 [愛華]
「……ごめん、ちょっと
今日は先に帰るね……」
「え、陽向……HRは…」
「上手く言っておいて」
あたしはカバンも持たずに
教室を出た。
天宮の顔は見なかった。
見たくなかった。
あたしは……天宮の考えてること
全然わかんないよ。
:11/03/22 12:45
:840SH
:1HSINVcg
#308 [愛華]
心配はしてくれるのに
『家族』にはなりきれない。
いっぱい感謝してるのに
たまにどうしようもなく冷たい。
天宮にとってあたしは何?
家族じゃないなら………
「…………あれ」
:11/03/22 12:48
:840SH
:1HSINVcg
#309 [愛華]
フワッと香る甘い香り。
天宮の………香り。
なんだろ、この香り。
香りにつられて普段使わない
階段の横のドアから外に出ると
そこはまだ来たことのない裏庭。
色とりどりの花が咲いている。
……このにおいだったんだ。
誰かが手入れしてるみたいで
花は全部元気に風に揺れてる。
………綺麗だなぁ。
:11/03/22 12:59
:840SH
:1HSINVcg
#310 [愛華]
あたしはそっと花に触れた。
「……かわいいね」
天宮が隣にいるならきっと。
黙って微笑んでくれるのかな。
そんなことを考えていると、
あたしがさっき出てきたドアから話し声が聞こえてきた。
誰か、来た?
:11/03/22 13:02
:840SH
:1HSINVcg
#311 [愛華]
ガチャッ
「あははは、マジで?」
「そうそう………」
出てきたのは女の子3人。
見たこともない顔だ。
そのうちの一人と目が合う。
「………あれ、あんた……」
「こいつじゃん、羽田って」
:11/03/22 13:05
:840SH
:1HSINVcg
#312 [愛華]
「え………この女なの?」
舐めるようにあたしを見回す
3人の女子生徒。
その視線が気持ち悪い。
「あの………なにか?」
「あんたさぁ、羽田陽向でしょ」
「そうだけど……」
「不正転入したってほんと?」
体がドクンと脈打った。
:11/03/22 20:26
:840SH
:1HSINVcg
#313 [愛華]
この人たちは………噂を
信じているんだ。
わかってはいたけど目の前で
言われるとやっぱり辛い。
「……そんなの嘘だよ」
「とぼけないでよ。あんた
天宮校長の親戚なんでしょ?
あんたみたいなやつ、この
高校に入れるわけないじゃん」
「なに、それ………」
:11/03/22 20:36
:840SH
:1HSINVcg
#314 [愛華]
「努力もなしにこの高校にコネで入ったとか恥ずかしくないの?
笑えないんだけど」
この人たちは。
あたしの何を知ってるんだろう。
何も言えなかった。
全てが否定された気がした。
:11/03/22 22:55
:840SH
:1HSINVcg
#315 [愛華]
毎日ただ家の中で過ごす日々。
暴力に耐えながら必死で毎晩
勉強した。ただ、ひたすら。
それをいつか活かせるのか、
なんて見えない未来に怯えて。
そんなあたしの、
何を知ってるというんだろう。
「……………」
「なんとか言いなさいよ!」
:11/03/22 22:58
:840SH
:1HSINVcg
#316 [愛華]
ガリッ!
「………った……」
一人の女子があたしを突き飛ばす
突き飛ばされた拍子に、
爪があたしの首に刺さったようで血が飛び散った。
「………あ、やば……」
白いブラウスが赤く染まった。
……天宮に後で謝らなきゃ。
:11/03/22 23:03
:840SH
:1HSINVcg
#317 [愛華]
「……そろそろ行こうよ。
なんかちょっとまずいし…」
女子たちはパタパタとドアに
走ってゆく。
あたしはそれを見ることもなく
ただ手でぎゅっと首を抑える。
すると、ドアが開く音と共に
ついさっきまで頭に想い浮かべて
いた人の声がした。
「なにがまずいんですか?」
:11/03/22 23:07
:840SH
:1HSINVcg
#318 [愛華]
’
…………え。
「あ、ここにいたんですか」
「天宮……なんで……」
天宮はあたしの質問には答えずに
あたしから女子たちに視線を
移した。
:11/03/22 23:10
:840SH
:1HSINVcg
#319 [愛華]
「……あんたら、2組の女子
だよな。陽向さんに何か用?」
「いや、あの………」
天宮はもう一度あたしに視線を
移した。いつもの、微笑み。
「……陽向さん、教室に
戻ってて?俺もすぐ行くから」
「………わかっ……た」
あたしは首から手は離さずに、
ドアとは反対の方に走った。
:11/03/22 23:14
:840SH
:1HSINVcg
#320 [愛華]
どうして、来たんだろう……。
首のケガ見えてしまったかも
しれない。
さっきいつもの微笑みの後に
一瞬見えた冷たい目。
あれは天宮が怒っている証拠。
さっき教室で言ったことを
怒ってるのかもしれない。
というかそれしか考えられない。
目が熱くなってきた気がした。
:11/03/22 23:18
:840SH
:1HSINVcg
#321 [愛華]
’
俺はふーっと長い息をはく。
怒りを吐き出すように。
心を、落ち着けるように。
「……で?陽向さんになんの用」
:11/03/22 23:20
:840SH
:1HSINVcg
#322 [愛華]
「……噂が、本当かどうか
確かめようかと思って……」
「陽向さんの首やったのも
あんたたちか?」
「わざとじゃなくて………」
俺は頭をかいた。
まさかこんなに早く
事態が動くとは………。
「結論から言うと噂は嘘だ。
陽向さんはちゃんと転入テストを受けて円に入った。」
:11/03/22 23:24
:840SH
:1HSINVcg
#323 [愛華]
女子たちはもじもじとして
早くここを立ち去りたい、
というバツの悪そうな顔を
している。
「……他に聞きたいことは?」
俺がそう聞くと、女子たちは
顔を見合わせ首を横にふる。
「……陽向さんに、変なこと
しないようにね。もしまた
ケガさせたりしたら何するか
わかんないよ」
:11/03/22 23:29
:840SH
:1HSINVcg
#324 [愛華]
「え……羽田さんが?」
「いや俺が。」
女子たちは一瞬だけ固まって
引きつった笑顔を浮かべると
一目散にドアに駆け出した。
…俺そんなに怖い顔してたかな。
まぁいっか。あれぐらいで。
教室に行こうと足を進めると
さっきまで気がつかなかった
花の香りが鼻をかすめた。
:11/03/22 23:34
:840SH
:1HSINVcg
#325 [愛華]
’
あたし、何やってんだろ。
頭の中がガンガンする。
「お前は何もしなくていい。
俺の言うことだけ聞いてろ」
:11/03/23 22:05
:840SH
:gWV8zvo6
#326 [愛華]
ごめんなさい。
ごめんなさい。
「あんたみたいなやつが
この高校に入れるわけない」
ごめんなさい。
ごめんなさい。
誰もあたしを見てくれない。
あたしを……信じてくれない。
:11/03/23 22:08
:840SH
:gWV8zvo6
#327 [愛華]
「陽向さんっ!」
体がビクンと跳ねる。
慌てて手で涙をぬぐった。
「教室にいてって言ったでしょう何で屋上にいるんですか」
「………ごめんなさい」
「泣いてたんですか…?」
「ごめんなさい」
「陽向さん………」
「ごめんなさい」
:11/03/23 22:12
:840SH
:gWV8zvo6
#328 [愛華]
沈黙が流れる。
どうすればいいかわからなくて
俯いていると、ふわっと
甘い花の香りがした。
あれ……。
顔を上げると、いつのまにか
すぐ目の前に天宮がいた。
「………な…に……」
「……………」
:11/03/23 22:15
:840SH
:gWV8zvo6
#329 [愛華]
天宮はあたしの肩に手を添えて
顔をあたしの首に近づけた。
そして…………
ぺろっ
「んぎゃああああ!!」
ななななな!!
なにしてんのこいつ!!!
:11/03/23 22:18
:840SH
:gWV8zvo6
#330 [愛華]
「き、き、傷なめ………」
「血出てたし痛そうだったので。消毒ですよ、消毒」
天宮はいたって真面目に
そう言ってあたしを見つめる。
心臓がバクバクする。
「お前は犬か!!」
「まぁ犬でもなんでもいいけど。とりあえずこっち向け」
「………!」
:11/03/23 22:25
:840SH
:gWV8zvo6
#331 [愛華]
また体が強く脈打つ。
あたしは天宮の言葉に従って
背けていた体を天宮に向ける。
いきなり敬語じゃなくなるし。
………調子狂うよ……。
一度速まった鼓動は簡単には
収まらず、体温を上げてゆく。
……なんだろ、これ……。
熱あんのかな私………。
:11/03/23 22:29
:840SH
:gWV8zvo6
#332 [愛華]
天宮はあたしの傷を見たあと、
抱きしめる形であたしの首に
顔を埋めた。
傷は天宮の唇の熱を感じて疼く。
「………天……宮…」
「すいませんでした。
側にいれなくて……」
天宮の抱きしめる手に力が入る。
あたしはこの温もりが
ほしかったんだと気づかされた。
:11/03/23 22:34
:840SH
:gWV8zvo6
#333 [愛華]
「……あたし、最近すごい
不安だったんだよ……」
知らないうちに涙が流れる。
それは留まることを知らずに
天宮の制服をぬらしてゆく。
「学校にも慣れてきて……
ちょっとずつ人とも話せるようになってきたのに。
天宮はずっと不機嫌だし……」
「…………」
「天宮と一緒に喜びたかった
のに………寂しかったよ」
:11/03/23 22:42
:840SH
:gWV8zvo6
#334 [愛華]
天宮の背中に手をまわして
その存在を確かめるように
抱きしめる。
「陽向さん……ごめんね」
「ううん。天宮が嫌なら……
あたし松矢君とは話さないよ。」
「え……」
「あたしにとっては。
松矢君より天宮が大事だから」
あたしがそう言うと、
天宮は少し何かを考えてから
体を引き離した。
:11/03/23 22:50
:840SH
:gWV8zvo6
#335 [愛華]
それが少しさみしかった。
「……松矢と普通に話しても
大丈夫ですよ」
「天宮もう怒らない?」
「はい。」
あたしが微笑むと
天宮もゆっくり微笑んでくれた。
「あ……あともうひとつ
聞きたいことがあるの」
:11/03/23 22:54
:840SH
:gWV8zvo6
#336 [愛華]
「なんですか?」
「その………あたしはもう。
天宮の家族になれたのか、な?」
確かめたかったこと。
天宮を信頼しはじめて。
家族になりたいと願った。
大事にしてくれてるのは
充分わかっているけれど
やっぱり不安でたまらなくて。
天宮にとって……あたしは何?
:11/03/23 22:57
:840SH
:gWV8zvo6
#337 [愛華]
「………家族になるには、
血の繋がりが必要です。でも
そんなものがなくたって……
俺にとって陽向さんは
ただひとりの大切な人です」
「…………!!」
「今までどんなに陽向さんが
辛かったのか、頑張ってきたか。
自惚れかもしれませんが
俺が1番わかっているつもりです
……だから泣くのは俺の前で
だけにしてくださいね」
:11/03/23 23:01
:840SH
:gWV8zvo6
#338 [愛華]
胸のくもりが晴れてゆく。
あたしのことをちゃんと、
わかってくれる人がいる。
なんて心強い、そして安心する。
お母さんに向かう気持ちとは
ちょっとだけ違う。
優しくて、心地好くて、
ちょっとだけ切なくなったり
胸が苦しくなるこの気持ち。
なんて名前の気持ちなのかな。
:11/03/23 23:06
:840SH
:gWV8zvo6
#339 [愛華]
ふと上を見ると、太陽は西に
傾き空を赤く染めていた。
「……さ、帰りましょうか。
陽向さんの傷の手当しなきゃ」
「お願いします……。
あ、そういえばさっき女子たちと何話してたの?」
「あーちょっと怒りました。
多分噂もじきに消えますよ!」
「よかったぁ……」
あたしがホッとしていると
天宮がにっこり笑いながら
あたしの頭をなでる。
:11/03/23 23:14
:840SH
:gWV8zvo6
#340 [愛華]
あ……今気づいた。
天宮の甘いにおいって
あの裏庭の花のにおいだ。
鞄を取りに行ってくる、と
言い残して教室に戻った天宮。
さっきまで天宮がいた場所は
やっぱり甘い香りがした。
……裏庭に通おうかな。
ってあたし変態みたいだ……。
ひとりで自己嫌悪している間も天宮の甘い香りは消えなかった。
:11/03/23 23:24
:840SH
:gWV8zvo6
#341 [愛華]
’
教室で鞄をとって陽向さんを
迎えに行こうとした時。
階段にあまり今会いたくない
人物を見つけた。
「………松矢……」
「あれ、天宮まだ居たんだ」
:11/03/23 23:26
:840SH
:gWV8zvo6
#342 [愛華]
そう言ってニッと笑う松矢は
男の俺から見ても男前。
「……誰か待ってるのか?」
「んー別に。」
「そっか。じゃあな」
それだけ言って松矢を通り過ぎ
階段を降りはじめると、
上からまるで図ったような
松矢の言葉が聞こえた。
「……陽向ちゃんには俺のが
合ってると思うけど」
:11/03/23 23:31
:840SH
:gWV8zvo6
#343 [愛華]
その言葉にピタリと階段を
降りる自分の足が止まる。
「………は?」
「予想以上に面白いんだよね。
陽向ちゃんにかまうのって。」
「松矢に陽向さんは無理だ」
「それはどうだろ?」
ピリピリと空気が震える。
相変わらず微笑んだままの
松矢は何を考えてるのか
全くわからない。
:11/03/23 23:35
:840SH
:gWV8zvo6
#344 [愛華]
「………それにさ。スタートの
差ってデカいと思うよ」
「スタートの差……?」
「うん。
『家族』からのスタートと
『他人』からのスタート。
どっちが有利かなぁ」
松矢はその言葉を残すと
笑顔を崩さないまま
階段を降りていった。
:11/03/23 23:38
:840SH
:gWV8zvo6
#345 [愛華]
スタートの、差。
あまりのんびりしてられないの
かもしれないな………。
距離が近すぎてもダメなんだ。
相手の意識を変えるには
ある程度の距離が必要なのかも
しれない。
でも今さら自分は。
その距離に耐えられるのか…?
2人分の鞄は妙に重かった。
:11/03/23 23:45
:840SH
:gWV8zvo6
#346 [愛華]
:11/03/23 23:48
:840SH
:gWV8zvo6
#347 [愛華]
第7章 -自惚前線-
:11/03/24 21:02
:840SH
:nJH7gHns
#348 [愛華]
最初は好奇心だった。
傷ついてることがわかったから
なんとなく興味が沸いただけ。
いつからだろう。
君はあいつと同じ目をしていると気づいたんだ。
綺麗なのに深い闇を潜めて
世の中の何かを憎みながら
心の在りかを探している。
そんな君に惹かれていった。
:11/03/24 21:09
:840SH
:nJH7gHns
#349 [愛華]
「陽向さん!起きて下さい!」
「ん〜…まだ6時じゃん……」
「今日、体育祭ですから早く
行かなきゃダメなんですよ!」
「いーやーだー…」
「………ったく……」
駄々をこねるように布団に包まる
その向こうで天宮の呆れたため息が聞こえた。
いつも通りの、朝。
:11/03/24 21:20
:840SH
:nJH7gHns
#350 [愛華]
学校に行くようになってからも
早起きは本当に苦手。
あたしは朝がめっぽう弱い。
朝はあたしと天宮の意地の戦い。
「……陽向さん。最後です。
起・き・て・ください」
「いーやーだ!ってば!」
「そうですか……」
…あれ?いつもならここらへんで布団を天宮が引っ張るのに。
今日は来ないな………。
:11/03/24 21:27
:840SH
:nJH7gHns
#351 [愛華]
不思議に思って布団から
頭を出そうとした瞬間。
のしっ
「ぎゃぁぁ!!天宮!!
重い!重いからどいて!」
「最後だっていったでしょ」
布団の上に天宮が座っている
らしく、天宮の全体重が
あたしにのしかかる。
:11/03/24 21:37
:840SH
:nJH7gHns
#352 [愛華]
おまけに布団の両端を押さえて
いるようで、顔が布団から出せず息が出来ない!!
「バカバカバカバカ天宮!!
どけこのやろー!息できない!」
「そんな口のききかたで
いいんですか〜?」
必死に暴れてもやはり男と女。
力の差は歴然。
面白そうに天宮が笑っているのが聞こえてくる。
……絶対こいつドSだ!!
:11/03/24 21:49
:840SH
:nJH7gHns
#353 [愛華]
「ごめんなさい〜!ギブ!!
ギブアップだってば!!
ギブアンドテイク………」
訳のわからない英単語が
出てきた途端、布団がガバッと
引っぱがされた。
あたしは水を得た魚のように
酸素をめいっぱい吸い込む。
………こ、殺されるとこだった…
ぜぇぜぇ息をしていると、
頬に天宮のひんやりした手が
添えられた。
:11/03/24 21:55
:840SH
:nJH7gHns
#354 [愛華]
ふと横を見ると、そこには
天宮のドアップの笑顔。
「………ちょ、な……に…」
「息苦しいんでしょ?
人工呼吸してあげようかと。」
「なっ………にを……!!」
天宮はあたしの言葉を
聞いてもいないような様子で、顔を近づけると優しく
額にキスを落とした。
:11/03/24 22:01
:840SH
:nJH7gHns
#355 [愛華]
額が少しだけひんやりした。
でもそれは一瞬のことで
すぐに全身が熱くなってゆく。
「………はい、陽向さん。
おはようございます!」
にーっと満足したように
微笑む天宮。
それも超至近距離。
でもそれを突っ込む気力もない。
……あたし一生
天宮には勝てない気がする……。
:11/03/24 22:09
:840SH
:nJH7gHns
#356 [愛華]
そんなことを真剣に考えながら
脱力して俯く。
「……卑怯だ、あんなの……」
「作戦ですよ、作戦!!
まぁちょっと楽しみましたけど」
「楽しむな馬鹿!!てゆーか
最後のキスは必要ないだろ!」
「そういえばそうですね」
「絶対わざとじゃん!」
:11/03/24 22:18
:840SH
:nJH7gHns
#357 [愛華]
あたしがどんなに怒鳴っても
天宮はそれをスルリとかわす。
今日の朝の勝負、完敗。
これで8連敗………。
最近天宮は優しくなった。
けれどそれと比例するように
すごく意地悪になった。
まぁ意地悪なのは前からだけど…
最近は度を越してひどい。
:11/03/24 22:23
:840SH
:nJH7gHns
#358 [愛華]
さっきみたいにキスをしたり。
不意に顔を近づけたり。
(↑これは前からだけど……。)
あたしをからかうのを
楽しんでいるみたいだ。
それに素直に反応してしまう
自分がすっごく悔しい。
いつか絶対ぎゃふんと
言わせてやる。
と、たくらんでいる今日この頃。
なかなか上手くいかないけど。
:11/03/24 22:37
:840SH
:nJH7gHns
#359 [愛華]
「おはよう陽向にタッキー♪」
「皐月、おはよう!」
「タッキーはよせ、皐月」
学校に着くと、ブカブカの
学ランを着てはちまきを巻いた
皐月がお迎えをしてくれた。
「どう?似合う?」
「うん、かわいーよ皐月!」
「やっぱり?でっしょー!」
:11/03/25 15:50
:840SH
:gyuZj19U
#360 [愛華]
微笑みながらくるっと回る
皐月は本当にかわいい。
ここで初めてできた、友達。
呼び捨てはまだ慣れないけど…
「…さて。陽向も着替えようか」
「…………は?」
キョトンとするあたしと天宮。
「陽向も着るの!ほら行くよ!」
:11/03/25 15:54
:840SH
:gyuZj19U
#361 [愛華]
「え!?だって体育祭だよ?
走れないじゃんか!」
「あれ、滝話してないの?
陽向あのね、午前中は円恒例の
応援合戦だからクラスそれぞれ
こうやって着替えて応援するの」
「俺も知りませんでした」
天宮が驚いた顔をする。
天宮も知らなかったのか。
………てゆーかこの企画。
100%天宮校長の趣味だ……。
という確信に近い考えは
胸に留めておいた。
:11/03/25 17:58
:840SH
:gyuZj19U
#362 [愛華]
全員が着替えたところで
大撮影会が始まる。
……といってもほとんどは。
「皐月ちゃんこっち向いて!」
「こう?」
「最高ですっ!!」
凄まじいシャッター音と
フラッシュの光。
まぁ皐月はかわいいから
しょうがないとは思う。
:11/03/25 23:12
:840SH
:gyuZj19U
#363 [愛華]
溢れる笑顔。
響く笑い声。
あぁ…………あたし。
「…陽向さん?どうしました?
すごいぼーっとしてましたよ」
「いや、なんていうか……」
今あたし。すごく楽しいなぁ。
:11/03/25 23:16
:840SH
:gyuZj19U
#364 [愛華]
前までは人の笑い声とか。
笑顔とか。
そんなものは苦痛でしかなくて。
我ながら捻くれてたと思う。
でも幸せそうな人たちを見ると
妬まずにはいられなくて
そんな自分が嫌でしかたなかった
私はどうして苦しいんだろう。
どうして笑えないんだろう。
ただ心から笑いたいだけなのに。
:11/03/27 00:46
:840SH
:H13WwXZw
#365 [愛華]
毎日鏡の前で泣いた。
声を押し殺して泣いた。
今あたしは
心から笑えているだろうか。
過去の自分が羨ましくなるくらい
笑えているかな。
「…………嬉しいなぁ」
ふいに口を突く言葉。
:11/03/27 01:02
:840SH
:H13WwXZw
#366 [愛華]
「嬉しいって何がですか?」
不思議そうに首を傾げて
天宮が聞く。
「今あたし幸せだなって。
ここにいれることが嬉しいの」
「………………」
毎日が幸せの連続で夢のよう。
それをつくってくれたのは…
カシャッ
:11/03/27 01:05
:840SH
:H13WwXZw
#367 [愛華]
「ぬぁっ!天宮なんで
あたし撮ってんの!?」
「いや、なんか可愛かったから」
「はぁ?いーから消してよそれ」
「嫌です。待受に決定。」
「ちょっ……消してってば!」
それをつくってくれたのは
まぎれもなくあなたなんです。
でも、たまに迷うんだ。
:11/03/27 01:10
:840SH
:H13WwXZw
#368 [愛華]
居心地が良すぎて
今ある居場所に満足してしまう。
あたしのいるべき場所は
ここじゃないのに。
ここにいるべきではないのに。
あたしが今いなくなったって
天宮はいつもどおりの朝を
明日も迎えるだろう。
でもあたしは違うの。
きっと1日も生きてゆけない。
:11/03/27 01:14
:840SH
:H13WwXZw
#369 [愛華]
居場所に依存してゆく。
そんなことあってはいけない。
『天宮の家族になりたい。
お母さんが見つかるまででいい。
その後は忘れてくれて構わない』
お母さんが見つかったとき。
あたしは笑顔で天宮に
さよなら、と言えるのかな。
:11/03/27 01:18
:840SH
:H13WwXZw
#370 [愛華]
深くはいりこみすぎて
離れられなくなりは
しないだろうか。
それがあたしは怖い。
幸せを感じるたびに考えるの。
あたしは本当に
ここにいていいんだろうか……?
:11/03/27 01:21
:840SH
:H13WwXZw
#371 [愛華]
「ふわぁ〜疲れたねぇ〜」
「疲れたって………皐月はただ
写真撮られてただけじゃん」
「べつに撮られたくて撮られてたわけじゃないもーん。
みんな勝手に撮るんだもん」
午前中の応援合戦が終わり、
お昼休みに入ると、みんな
我先に、とばかりに購買や
学食になだれこむ。
あたしたちお弁当組には
関係ないことだけれど、
こうしてゆっくりお昼を
食べれるのはすごくありがたい。
:11/03/28 01:17
:840SH
:d2TRB.q6
#372 [愛華]
「でも要君のパフォーマンス
すごいかっこよかったよ!!
いつ練習してたの?」
「俺バスケ部入ってるからさ。
部のみんなで練習してたんだ。
陽向ちゃんにそう言って
もらえると嬉しいもんだね」
そう言うと要君は微笑みながら
ちらっと天宮を見た。
「………なぜ俺を見る?」
「いや、なんとなく……」
:11/03/28 01:22
:840SH
:d2TRB.q6
#373 [愛華]
「俺はそこまで器の
小さい男じゃない」
「何も言ってないだろ……」
……?何の話してんだろ?
天宮もパフォーマンスに
出たかったのかなぁ?
あたしは天宮のパフォーマンスを想像しながらお茶を飲もうとして
それを買い忘れていたことに
気がついた。
:11/03/28 01:28
:840SH
:d2TRB.q6
#374 [愛華]
「………あ、お茶わすれた」
「あたしも行こうか?」
「ううん、大丈夫。急いで
買ってくるねー」
皐月の誘いを断るとあたしは
飲み物を買いに教室を出た。
「………滝、なにしてんの」
:11/03/28 01:31
:840SH
:d2TRB.q6
#375 [愛華]
「ん?陽向さんのご飯に
ソースで落書きを……」
「………何歳だよ、お前…」
要は呆れながらそれを見つめる。
陽向ちゃんの方もたいがい素直じゃ
ないけどそれに負けないくらい
天宮も強情だからなぁ……
……ってうかあの鈍感さは
もはや罪といってもいい。
:11/03/28 23:21
:840SH
:d2TRB.q6
#376 [愛華]
天宮に八つ当たりされる俺の
身にもなってほしいな……。
……そういえば松矢蓮。
確か同じ中学だったけど、中学
の時は彼女いたような……。
滝は周りにあまり興味がなかったから覚えてないだろうけど。
まぁ過去の話……か。
改めて心の中で滝にエールを送る要だったが、今だにソースで
落書き中の滝を見ると
やっぱりため息は隠せなかった。
:11/03/28 23:30
:840SH
:d2TRB.q6
#377 [愛華]
’
ガチャンッ
鈍い音を立ててお茶が落ちた。
………あれ。
「………やべ、しくった」
:11/03/28 23:36
:840SH
:d2TRB.q6
#378 [愛華]
ペットボトルを押したつもり
だったのにどうやら間違って
缶を押してしまったらしい。
これじゃ開閉ができない。
「………かえたげよっか?」
優しくて甘い声。
あたしの心を見透かすような……
「……心の中読まないでよね。
松矢君もお茶買ったの?」
:11/03/28 23:40
:840SH
:d2TRB.q6
#379 [愛華]
松矢君は汗をかいているのか、
首にタオルをかけていた。
何もしていないのに妙に
色気があるというか………。
いつ見ても女として
敗北感を感じてしまう。
「ペットボトルがいいんでしょ?俺、口つけてないから
かえたげるよ」
「あ、いいの?やったー」
:11/03/28 23:50
:840SH
:d2TRB.q6
#380 [愛華]
「はは、どーぞどーぞ」
にっこり笑う松矢君から
お茶をうけとると、あたしは
近くの階段に腰掛けた。
その様子を松矢君は
不思議そうに見つめる。
「天宮んとこ戻んないの?」
「んー歩くの疲れちゃったし
昼休みは長いから平気だよ」
「そう?」
:11/03/28 23:54
:840SH
:d2TRB.q6
#381 [愛華]
「うん。松矢君も座りなよ」
あたしは自分の隣を指差す。
それを見た松矢君は遠慮がちに
腰を下ろした。
「…最近、天宮の機嫌はどう?」
「普通かな?」
「それはよかった」
「あたしもよかった。松矢君も
あたしの友達なんだもん」
:11/03/28 23:58
:840SH
:d2TRB.q6
#382 [愛華]
涼しい風が廊下に吹き抜ける。
もう秋のにおいがする。
家を出てから……3ヶ月、か。
「……松矢君って一匹狼?」
「はは、なにそれ?」
「友達あたし以外にいないの?
他の人といるの見たことない」
「うーん、群れるのが苦手
なんだよね。めんどくさいし」
「ふぅん。っていうかあたしは…
:11/03/29 00:03
:840SH
:FS3Myf2Y
#383 [愛華]
………他の人に触れるのを
嫌がってるように見える。
壁をつくってる、みたいな」
誰も、寄せつけない。
前までのあたしのよう。
そっか、あたしがずっと
松矢君に感じてたものって……
「………さみしくないの?」
:11/03/29 00:08
:840SH
:FS3Myf2Y
#384 [愛華]
「…………さみしくないよ」
そう言った松矢君の目は
言葉とはまるで正反対で。
さみしくない、という言葉は
まるで自分に言い聞かせている
ようで。
あたしは何も言えなくなった。
その瞳の奥に何があるのか
あたしにはわからなくて
怖くなった。
:11/03/29 00:15
:840SH
:FS3Myf2Y
#385 [愛華]
「信頼できる人と一緒にいる
ことはめんどくさくなんかない。
……松矢君も、そんなひとに
会えるといいね」
多分、このひとも。
色々な悲しみを背負ってる。
それは不本意に探っていいような
安っぽいものじゃない。
そんな気がした。
:11/03/29 00:23
:840SH
:FS3Myf2Y
#386 [愛華]
松矢君は瞳に色を戻すと
ちょっとだけ微笑んだ。
「……アトバイスありがと」
「え!?や、そんなつもり……
ていうか偉そうなこと言って
ごめんね……」
「んーん。うれしかったよ」
……今考えるとあたしほんとに
何偉そうに言ってたんだろ…
恥ずかしい。恥ずかしい!!
:11/03/29 00:29
:840SH
:FS3Myf2Y
#387 [愛華]
ぱたぱたと顔をあおぎながら
ペットボトルで頬を冷やす。
「陽向ちゃんは天宮を
すごく信頼してるんだな」
「うん、まーね。でも
優しくされると少し苦しい」
「え、なんで?」
「いつか、天宮と別れなきゃ
いけない時が来たら……
自分はどうなるんだろう、って
考えるとすごく苦しくなる」
:11/03/29 11:46
:840SH
:FS3Myf2Y
#388 [愛華]
「…………」
松矢君は黙ったまま。
やば、絶対引かれたよ……。
ていうか、あたしもあたしで
何ペラペラしゃべってんの。
今日はいらないことをたくさん
しゃべってしまってる気がする。
「……ごめん、今の忘れて!
気にしなくていいからさっ!」
「え?あぁ………」
:11/03/30 00:13
:840SH
:qJJkXGRo
#389 [愛華]
「お茶ありがとう!!午後から
がんばろーね!ばいばい!」
あたしは松矢君の返事を待たず
逃げるように階段を上がって行く
するとすぐに松矢君の声が
あたしに向かって飛んできた。
「………陽向!!」
「はい!!……え、呼び捨て…」
条件反射で振り向いて返事をしたけれどいきなりの呼び捨てに
ペットボトルを落としそうになる
:11/03/30 00:18
:840SH
:qJJkXGRo
#390 [愛華]
その様子を見て松矢君は笑うと
小さな声でつぶやいた。
「………陽向ってさ。
俺の大事だった人に似てる。」
「え?」
「俺が陽向の考えてることを
わかっちゃうのってさ、
それが原因なのかもしんない」
無邪気そうに、懐かしそうに、
でも悲しそうに、笑う。
:11/03/30 00:26
:840SH
:qJJkXGRo
#391 [愛華]
「………そう?」
「うん。そっくりだ」
「そっか。でもどんなに似てても
あたしはその人じゃないよ」
「うん。」
………どうしてそんな顔するの。
再び階段を上る。
足が鉛のように重かった。
:11/03/30 22:09
:840SH
:qJJkXGRo
#392 [愛華]
’
「おまたせー」
「遅かったね、陽向」
「え?あぁ………うん」
なんとなく天宮と目を合わせ
ずらくて俯いたまま席につく。
:11/03/31 22:08
:840SH
:z/QxPonw
#393 [愛華]
再び箸に手をつけようとした。
時。
「……天宮?これやったの」
「俺なわけないでしょう」
「嘘つけ。にやけてんじゃん」
半分以上残っている白米には、
中農ソースで馬がかかれていた。
意外と上手いのがムカつく。
:11/03/31 22:19
:840SH
:z/QxPonw
#394 [愛華]
「これ、コロッケ用のソース
じゃん!なんで白米に!」
「かわいいでしょう?」
「かわいいけど!
ぶっちゃけ少し感動したけど!
今はそこじゃないでしょ!」
「まぁまぁ陽向ちゃん。天宮は
すごい楽しんでたみたいだから
多めに見てやってよ」
「要君は天宮に甘すぎだよ…
あたしは楽しくないっつの!」
「あはは」
「何がおかしいんだ天宮」
:11/03/31 22:30
:840SH
:z/QxPonw
#395 [愛華]
天宮は意外と子供なのかも、と
思いながら突っ込む気力も
失せたので再びお昼再開。
「………なんか、ありました?」
物足りない味のコロッケを
口に運ぶと天宮があたしの
顔を心配そうに覗き込んだ。
あたしは手を止めることなく
その質問に答える。
:11/03/31 22:45
:840SH
:z/QxPonw
#396 [愛華]
「別になんもない」
「嘘つくの下手すぎです」
「下手じゃないもん」
「ほら嘘だって認めてんじゃん」
しまった、やられた。
口では天宮には勝てない……
ていうかあたしが天宮に勝る
ものなんてあるんだろうか。
「陽向ータッキーに隠し事とか
したらタッキー怒るよぉ?」
:11/03/31 22:49
:840SH
:z/QxPonw
#397 [愛華]
う………
皐月の言葉に詰まってしまう。
確かにさっき天宮は敬語じゃ
なかった。経験からすると
あれは怒ってる証拠であり……
ていうかなんで隠し事してるってわかるんだろ。
透視でもできるんだろうか…
「陽向ちゃん〜天宮の怒りは
廻りに廻って俺に来るんだからささっさと話してよ〜」
か、要君まで………。
:11/03/31 23:01
:840SH
:z/QxPonw
#398 [愛華]
松矢君と話してもいいとは
言われているけど、やっぱり
言うのは少し抵抗がある。
「か、帰って話す」
「……家でじっくりね。」
「なんか滝変態っぽいぞ」
「それはお前が変態だからだ。
………陽向さん。家でちゃんと
話してください、ね?」
口調は優しいのに、あたしには
悪魔の囁きみたいだよ……。
:11/03/31 23:18
:840SH
:z/QxPonw
#399 [愛華]
なんだかんだで午後の競技も
終わり…結局我らが1−3は
初日の時点で総合2位となった。
1番印象的だったのは午前の
応援合戦を校長室の窓から
ひっそり覗いていた天宮校長。
天宮も将来あんな風になったら
どうしようと本当に不安になった
で、現在。
:11/04/01 00:25
:840SH
:5cR3Yg52
#400 [愛華]
「ふぃーいいお湯でしたー」
運動のあとのお風呂は
やっぱりいい!!
心休まる。
「天宮ぁ、髪のびちゃったから
今度切ってくれる?」
「それはいいですけど」
「アイスある?」
「ありますけど」
:11/04/03 11:29
:840SH
:evjaXgCs
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